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ブックマーク / douyaramiso.blog59.fc2.com (23)

  • みそ文 眠たくなったら眠ること

    数ヶ月まえのこと。たしか二十分ほど前にお薬をお渡ししてお見送りしたはずの女性(小さな子どものおかあさま)が空のプラスチックボトルを片手に「すみません…。さっきシロップのお薬をいただいた者なんですが、あのあと下の子がおねえちゃんのシロップを勝手に開けて半分以上一気飲みしてから『プハーッ、おいしかったー。もういいっ』って、じゃばーって、残りをその場にぶちまけたんです…。お薬全部なくなっちゃって…。どうしたらいいでしょうか。もう一回先生に処方箋書いてもらったらいいんでしょうか」と相談に来られた。 「まあ、それは、びっくりでしたね。シロップは今すぐ新しく作り直しますね。そちらの容器お預かりして一回洗ってそこに入れさせてもらいますね」 「あの、下の子は、おねえちゃんの薬をいっきに半分も飲んで、大丈夫でしょうか、なにかしてやったほうがいいでしょうか」 「そうですねえ、もう何十分かしたら、すごーくすごー

    kubohashi
    kubohashi 2013/04/24
    「プハーッ、おいしかったー。もういいっ」……そうそう、美味しいよね、シロップのおくすり……
  • みそ文 問うてそして笑い合う

    薬学部の学生だった大学一年生のときに私は寮で暮らしていた。大学に付属する女子専用の学生寮で、部屋の作りは四人部屋。勉強机がよっつと、二段ベッドがふたつ、つまり寝台がよっつと、衣類用の開き戸と引き出しセットになったクローゼットがよっつ。私は二人部屋利用だったから、勉強机をふたつとクローゼットをふたつとベッドを上下二段使う。ルームメイトも同じように反対側の壁に面した勉強机をふたつとクローゼットをふたつとベッドを二段使う。 彼女と同室になったのは秋の学園祭のあとからだ。彼女の同室だった人と私と同室だった人が同時に退寮して一人暮らしを始めたため彼女と私は寮の部屋を一人で使う状態となった。いくら退寮者が多くて部屋がたくさん空いていても、二人部屋利用である限り一人部屋利用はできない。そもそも一人部屋利用という設定がない。 彼女は定期的に福岡のおかあさんに宛ててハガキを書く。福岡のおかあさまからもちょく

    kubohashi
    kubohashi 2012/07/01
  • みそ文 色あざやかにぷくぷくと

    「家庭内の獣の毛」 「結婚腹帯」 「結婚腹帯」を読み返すと、あのときの、ぷくぷくとしたうれしいようなあたたかい気持が色あざやかに蘇る。お店のコンドーム売り場(妊娠検査薬売り場でもある)とベビーコーナーまでの通路を、なんだかスキップするみたいにして、わたしのあとについて歩いてきてくださった若い男性のお客様の絶え間ないほほえみのことも。 あの接客とご案内には、薬学的な知識はほとんどまったく必要なかったけれども、あのひとときと遭遇して、あの気持ちを味わった、そのたったひとつのことだけでも、わたしは大学で薬学部に進学して、薬剤師になりあの仕事に就いてよかったなあ、と思う。 高校生のとき、進学希望の学部として一応薬学部も想定し、理系のクラスを選択した自分に「よしよし、それでよし!」と強く大きく伝えたい。 そして、高校三年時、理系のクラスメイトの中に、現在夫として同じ家でともに暮らす人がそこにいるだな

  • みそ文 あの夏、白杖の人と

    あらためて数えてみると、今から六年前のことになるのだな、と気づく。当時のわたしは、今のわたしと同じように、無職の旅人で、その夏、四国の香川県丸亀市にいた。友人(丸亀友人)宅に居候し、讃岐うどん三昧な毎日を過ごすという至福の日々。 丸亀で暮らす友人家族は、当時マンションを新しく購入して引っ越して間もない時期だった。わたしは丸亀に行く前日に、兵庫県芦屋市在住の友人宅に一泊させてもらう。そこで芦屋の友人(芦屋友人)親子と合流して、翌日一緒に瀬戸大橋を渡り、丸亀に向かう。 当時、芦屋友人の息子くんは、幼稚園の年長さんだった。丸亀友人の子どもたちは、上の一号ちゃんが小学校二年生、下の二号くんは保育園の年長さんで、芦屋友人の息子くんと同級生だ。 丸亀で過ごす週末は、子どもたちは子どもたちで、三人いることで、普段はできない遊びができ、わたしたち大人も、久しぶりに会って直接話して、みんなたくさん笑って過ご

    kubohashi
    kubohashi 2011/06/16
    "白い杖を持っている人がいたら、まず、その人がすでに歩数カウント中じゃないかどうかを見定めてから、声をかけても邪魔にならなさそうじゃったら、腕をどうぞ、って声をかける"
  • みそ文 バナナとりららと怒りん坊

    夕方四時で仕事を終える同僚と、四時から休憩に入るわたしが、ロッカールームで一緒になる。わたしが同僚に「りららちゃん、や、るうとくん(同僚のお孫さんたち)の成長記録のおはなしも聞きたいのに、最近仕事が忙しすぎて、なかなかそんな話もできないのがちょっと残念」と話すと、同僚は「ほんとにねえ、人手が少ない時には仕方のないこととはいえ。あ、でも、せっかく、どうやら先生がちゃんと四時に休憩とれて、ここで話せるから見てもらおう」と言って、携帯電話を取り出す。 同僚が「見てみて。かわいいんですよ」と見せてくれる画面には、お孫さんのりららちゃんの姿が写っている。服装は、おそらく保育園の制服で、自宅の玄関で「ただいま帰りました」をしているところ。両肩に保育園の荷物を抱えていて、頭には、なんだろう、冠、みたいなんだけど、冠とは異なるかぶりものをかぶっている。頭にかぶった輪っかの前側(顔側)に黄色いような茶色いよ

    kubohashi
    kubohashi 2011/04/20
    私、1番と6番しか覚えていませんでした。寝ている口にバナナが飛び込んできたらさぞかし苦しかろうと思うんですが船長さんは大丈夫だったんですかねえ
  • みそ文 トルコでパンダと温泉水

    もうじき十七年前になる初夏の少し前、夫とわたしは新婚旅行でトルコへと出かけた。往復の航空券と初日と最終日の宿泊先は確保して、あとは現地にて風のふくまま気の向くままに、行きたいところに行ってみて、泊まれそうなところで宿をとる。 行きと帰りの飛行機では、日からの団体ツアーのお客さんたちとも遭遇したから、日からトルコを訪れる人がわたしたち夫婦だけ、というわけではなかったのだろうけれど、わたしたちが訪れた場所と時間帯において、日からやってきた人物はわたしたちだけという境遇が多かった。 イスタンブールから長距離バスで、ぐっと南に移動したあたりに、エフェソスという町がある。昔の円形劇場や公衆浴場などのギリシャ風遺跡が有名で、外国からもトルコ国内からも多くの観光客がやってくる。わたしたち夫婦がエフェソスを訪ねたときには、白色人種の外国人観光客が最も多く、その次に多いのはトルコ国内の家族旅行風の方た

  • みそ文 天神さまとお手玉

    一昨夜だったか、妹が電話をかけてきて、わたしがメールで問うていた件に関する返答をくれた。その電話は実家の玄関先で携帯電話からかけてきたものであったらしく、入れ替わり立ち替わり、いろんな人が出入りして、そのたびに妹が「せっかくじゃけん、話す?」と言っては電話を替わってくれるから、思いがけず、いろんな人と話す。 そこに姪(弟の子)のみみがーも通りがかったらしく、妹が「あ、みみ、ちょっと、この電話、みそちゃんじゃけん、あんたも話しんさい」と声をかける。みみがーは一応「こんばんは。みそちゃん元気?」と言うとすぐに「みそちゃん、みそちゃん、あのね、わたしね、五十回できるようになったんよ」と意気込んで言う。 「五十回?」 「うん。五十回。お手玉。片手お手玉」 「おおー。それは、すごいじゃん。すごいすごい。がんばって練習したんじゃ」 「そうよ。ずうっと練習しようたらできるようになった」 「えらいじゃん。

  • みそ文 富士山よりも深く

    もう十年よりももっと前のことになるのだな、と、思い出したこと。 当時、私は大阪の小さな製薬会社の管理薬剤師として勤務していた。非常に機嫌よく、ぜひとも長く勤めたいものだと思いながら、品質管理や製造管理や衛生管理や薬事関係の仕事を、地味にわくわくとこなしていた。ところが、来ならば転勤などない部門や職種で働いている夫の勤務先(わりと大きめの会社)が、各種事情により統廃合や編成の見直しを行うことになり、夫の勤務地が大阪からけっこう離れた九州に変更になった。大阪から九州はあんまり近くない。少なくとも毎日通勤できる距離ではない。私はそのときの勤務先での仕事を続けたいのは富士山よりも高いレベルで相当山々ではあった。けれども、夫の転勤先である熊に引っ越して、夫とともに同じ場所で生活することを選び、私はその小さな製薬会社を退職することに決めた。 しかし、管理薬剤師一名以外に薬剤師のいない状態の零細企業

  • みそ文 肺と咳と検診と

    入荷した商品の補充作業にいそしんでいたら、咳止めコーナーで接客中の新人二年目くんが「どうやら先生、すみません、ちょっとお願いできますか」と声をかけてきた。「はい、なんでしょう」と二年目くんに声をかけると同時に、お客様にはあらためて「いらっしゃいませ」と声をかけ(最初に姿をお見かけしたときにすでに「いらっしゃいませ」のご挨拶はしたけれど)、私が作業中の商品を置いてから咳止めコーナーに移動するまでお待ちくださったことに対して「たいへんお待たせいたしました」とお伝えしてから、話を聞く。 いろんな咳止めを飲んだけれど、ここひと月くらいか、それ以上、ずっと咳が止まらない、咳が止まる薬がほしい、というご相談。新人二年目くんなりに登録販売者として、これだったらよく効くのではないでしょうか、と提案してみても、なかなかお客様の反応がかんばしくなく、ここからどう展開したものか、という状態であったらしい。 お客

  • みそ文 ポーズを決める仕事

    昨年の、新型インフルエンザ騒動のときには、店頭のマスクが欠品して、仕入れ先からも入荷しない時期があった。マスクを求めてご来店くださったお客様が、マスクのなさに落胆して、「薬屋なのにマスクがないのはどういうことや。おかしいやろうっ。なんとかせいやっ」と怒鳴ったり暴れたりなさることもあった。 定番の仕入れ先からのマスク入荷が困難であると判断した社バイヤーは、普段は取引のないマスクメーカーに連絡を取り、いろんなメーカーの使い捨て不織布マスクを大量に手配してくれた。が、その商品たちが全店舗に届いたころには、新型インフルエンザ騒動は終息を迎えており、人々のマスクに対する熱望も沈静化していた。そのため、そのとき入荷した大量のマスクたちは、その後、各店舗の死蔵在庫として、場所を取り続けることとなる。インフルエンザ関連用品として、「デッドストック」と呼ばれている死蔵在庫の仲間には、手指消毒アルコール剤と

    kubohashi
    kubohashi 2010/11/21
    かっこいい!
  • みそ文 ばいばいたっち

    数日前の勤務中に、四歳くらいの女の子と、九歳くらいの女の子と、彼女たちの母と思われる若い女性との三人でご来店くださったお客様。おねえちゃんのほうが、足首をすりむいて怪我をしたとのこと。基的な処置はしてあるのだけれど、この気温の高さだから、化膿しそうな時にはどうしたらよいか、痛みが強いときにはどうしたらよいか、というお母様からのご質問に対して、いくつかの提案を行う。 しばらくすると、おねえちゃんのほうが、「おかあさん、わたし、けがしたとこの足が痛くなった。座りたい」と言う。お母さんが「一人で車に乗ってる?」と訊くと、おねえちゃんは「うん」と言う。お母さんは「あ、もしかして、車で座っていたい、というよりも、車でDVDが見たいんやろ?」と確認する。女の子は、ばれちゃった、という表情で「うん」と応える。 「いいけど、って車の鍵を渡そうと思ったけど、だめじゃん。エンジンかけないとDVDは見れないよ

  • みそ文 妖怪うらおもて

    我が家には最近、「妖怪うらおもて」が生息しているらしく、夫も私もちょくちょく、自宅でTシャツをうらおもてに着ていることがある。夫にいたっては、うらおもてだけでなく、「妖怪うしろまえ」にもとりつかれているらしく、裏表のTシャツをさらに後ろ前に着ていたりする。その結果ふたりとも、妖怪に対する警戒心が強くなりすぎて、ちゃんと着ているときにも、裏表のような後ろ前のような着心地に落ち着かなく惑わされる。 自分で気づいて着直したり、互いに気づいて注意したりしつつ、「この調子で、いいかんじで、じいさんばあさんになっていったら、自分もお互いも、うしろまえにも裏表にも、気付かなくなるのかもねえ」「妖怪の天下だなあ」とのんびりと語り合う盛夏。

    kubohashi
    kubohashi 2010/07/24
    そうか、私がよく遭遇するのは妖怪うしろまえだったのか。夏になって、Tシャツを着る日が増えたとたん、出現回数が激増。
  • みそ文 義姉の毛布

    何年か前のお正月に、実家で過ごしていたとき。居間に皆が集まって、飲んだりべたり喋ったり。午後の日差しはうららかで、部屋の中はいつにない人の多さで、少しむせかえるような空気。新鮮な空気命の私としては、換気せずにはいられなくなり、「ちょっと寒くなるけど、窓開けて、空気入れ替えるね」と家族たちに声をかけて、居間のサッシも窓も大きく開け放つ。すうーっと外の空気が、部屋の中を通り抜ける。呼吸がふうっと深くなる。乾いて冷たい空気なのに、お日様にちゃんと温められた匂いがする。そうそう、広島の冬の匂いはこんなだった、と思い出しながら、日向にじっと正座して、うつむいて風の動きに身を委ねる。 「ううっ、さむいっ」と真っ先に声を出したのは義弟(妹の夫)だ。「あ、もう、寒くなった? もうちょっと待ってね。部屋のすみっこの空気まで入れ替えてしまうけんね。あとちょっとじゃけん」と言いながら、ソファのところに置いてあ

    kubohashi
    kubohashi 2010/02/27
    私もカンボジアでお腹を壊して痩せました。お腹が治ったら体重も元通りになりました。
  • みそ文 おくりびと

    実家の母から電話がかかる。「どうやらのお父さんとお母さん(私の夫の両親)から、お歳暮をいただいたけん、また、よろしゅう伝えておいて」という内容。夫の実家周辺では、地元で採れた農産物で作った味噌やおやきな粉や干し柿など、少しずつの詰め合わせセットを、ふるさと商品として販売しているらしい。昨冬だったか、義母が初めて、その商品を選んで、私の実家の両親に贈ってくれたときに、私の母が「ちょびっとずつなのか嬉しい。いろいろ試せるのが嬉しい」とたいそう喜んでいた話を、義母にした。だからなのか、今年も同じシリーズの今年版を、選んで贈ってくれたようだ。 それとは、別件での、母からの連絡事項は、父がお気に入りの九州の温泉宿に出かけて、いつもの焼き物の新しいバージョンを買ってきて、「みそにも、要りゃあ、送っちゃれえや」言うんじゃけど、配達時間はいつもどおり、夜8時以降でええかね、ということであった。 「ちょっ

    kubohashi
    kubohashi 2009/12/17
    "どてらの父や母も、どうやらのお母さんも、私らもうじき帰省するって言うとるのに、なんで、腐るわけじゃないものを、送ろう送ろうとするんじゃろうか。"
  • みそ文 製本への道

    「みそ文」を読んでくれているおじやおばたち(母の兄や姉妹たち)が、「みそ文をにしたらいいのに」と言ってくれるから、と、母が「お金は私が出すから、ブログをにするには、何をどうしたらいいのか、いくらくらいかかるのか、調べてみてほしんだけど。で、手続きもしてほしい。きょうだいたちに配りたいから」と言う。これまでは、母がPC画面をプリンターで印刷したものを、一か月分ずつまとめては、母のきょうだいたちに郵送してくれていた。姪っ子(私)に甘いおじやおばたちは、そのたびに、「おもしろい! おもしろい!」と、母に伝えてきてくれる。それに気をよくした母がまた、翌月分も送りつける、という繰り返しであった。 たしかに、コピー用紙をクリップやステープラー(ホチキス)で留めたものを、一枚ずつ、べろりんべろりん、と、めくって読むよりは、の形になっているもののほうが、ずいぶん読みやすいことだろう。製かあ。どんな

    kubohashi
    kubohashi 2009/10/30
    校正の方は自信がありませんが、読んで楽しく満足することには自信があります! どんとこい(無力)!
  • みそ文 布団乾燥機の仕事

    我が家の布団乾燥機は、たいへんに働き者だ。十五年近く前に、三千円弱で買ったものが、未だに現役で大活躍中。冬場吹雪が続いたり、花粉症の季節だったり、梅雨で雨がしとしと降ったり、いろんな理由で布団を外に干せなくても、布団乾燥機があれば、いつでも布団はふんわりかんわり。快眠求道者としては、これはもはや生活必需品と言っても過言ではないであろう。 数年前の冬、友人宅に一週間弱滞在することにしたとき、布団乾燥機も貸してもらっていいかな、と、事前に所望してみた。友人は、「うちのどこかにあるはずなんだけど、もうずっと使ってなくて、今のマンションに引っ越してきたときに、どこに片付けたのかわからない。捨ててはないはずなんだけど、もしかしたら置く場所がなくて、夫の実家に置かせてもらう荷物の仲間に入れたのかも。」と説明してくれる。そういうことなら、と、布団乾燥機はそんなに高いものではないし、この冬何度か泊めてもら

  • みそ文 お粥の場所

    入荷した商品の補充作業中。医薬品ドリンク売り場にて、袋詰め作業をしていたら、8歳か9歳くらいだろうか、小さな女の子が近寄ってきて、私に話しかける。小さな人ではあるけれど、話し方はきちんとしていて、「すみません。このおみせには、おかゆはおいてありますか?」と、丁寧な言葉で質問してくださる。 「はい。お粥ですね。品コーナーのレトルト品の棚のところにございますので、ご案内いたしますね。」と、言いながら、小さなお客様を誘導する。途中の通路にさしかかったとき、小さなお客様は、通路から見える場所にいらっしゃる大人の女性にむかって、「おかあさん!こっちにおかゆ、あるって。おみせのひとにきいたら、やっぱり、ちゃんと、あったよ。」と、声をかける。 お母さん、と呼ばれた女性のお客様が近くにいらっしゃるのを待ってから、「お粥はこちらの棚になります。あ、上の段にも、箱入りで、お粥のシリーズがありますね。こちら

    kubohashi
    kubohashi 2009/10/24
    長姉・長兄泣かせ。
  • みそ文 金と銀

    夫の趣味のひとつに「コイン収集」がある。一口にコインといっても、夫の興味の対象は、もっぱら銀貨だ。過去に流通していた、そして、現在は通過として使用できない銀貨がお気に入りらしい。流通とは無関係の、一部の記念硬貨も対象となるようだ。それらの何がどう魅力的なのか、私にはよくわからないのだが、何かぐっとくるものがあるのだろう。コイン専用のアルバムに収めた銀貨たちを、自室でにやにやと眺めるのが、夫の、ゆっくりとした時間のおたのしみ、だ。 もうずいぶん前のこと。広島の夫の実家に帰省したときに、夫が、銀貨を集めている話をして、義父に、「とうさんが前に集めたやつ見せて。」と頼む。義父は、どうだ!というかんじで、義父コレクションを出してくれる。夫は、なにやら、鑑定士みたいな手つきで、一枚一枚眺めては、うんちくをたれる。義父のコレクションには、夫の好きな銀貨だけではなく、金貨も含まれている。夫が「俺は、銀貨

    kubohashi
    kubohashi 2009/10/18
    私は硬貨を集めていませんが、収集癖を持つお仲間の一人として、どうやらくんさんグッジョブ! と、拍手してしまいました。ああ、マニアというものは。
  • みそ文 がんばるスキン

    今日の話は、少し「大人の話」をする。だから「自分はお子様なの」という自覚のある方は、ここまででお引取り願いたい。「自分は十分大人だよ」という方のみ、これより先にお進みくだされ。 私が勤務する職場では、スキン(コンドーム)も売っている。妊娠検査薬も売っている。排卵検査薬に関しては、六月一日の薬事法改正以降、医療用医薬品として、系列店の調剤薬局部門のみの取り扱いとなった。 ところで、先月の下旬から、医薬品売り場担当者が、私一人となった。それまでは、薬種商のおじちゃんと私の二人体制で、華麗な連係プレーを繰り広げ、仕事をこなしていたのだが、おじちゃんが他のお店に異動となり、おじちゃんも私も、それぞれに、各店の売り場を、一人で切り盛りしなくてはならない立場となった。「お互い、一人でなんでもかんでもしてしまおうと無理せずに、社員さんたちや、パートさんや、アルバイトさんたちに、お願いできることはお願いし

    kubohashi
    kubohashi 2009/10/09
    題名だけ見て、「ああ、ぴんく色な想像をしてしまった、みそさんごめんなさいごめんなさい」と思ったのですが、内容もそういう話でほっとしました。
  • みそ文 義弟のおつとめ

    今年の夏、義弟は、生まれて初めての、高野山旅行にでかけた。宿坊に二泊して、朝のおつとめに参加したのち、ゆっくりと観光する。生胡麻豆腐好きな私のために、現地からクール便で送る手配もくれる。弟のしめじ(義弟にとっては義兄)も生胡麻豆腐が好きなので、弟用にも買ってくれる。そうして義弟が送ってくれた生胡麻豆腐はもちろんたいそうおいしくいただいたのだが、義弟情報によれば、今回地方発送してくれた有名な胡麻豆腐屋さんのよりも、別の場所のあんまり有名じゃないお店の胡麻豆腐のほうが、ずっと安くて、義弟の口にはずっとおいしかった、とのこと。 そんな義弟が、今度は11月に、ブラジル旅行にでかける、という。ブラジルに住む日系ブラジル人の友人宅を基点にして、隣国などにも足を伸ばす予定だとか。お彼岸帰省したときに、実家にて、義弟から、その話を詳しく聞く。「うわあ、たのしみじゃねー。」と、わくわくする私と異なり、妹は「

    kubohashi
    kubohashi 2009/09/24
    わあ、義弟さん、いいな、いいな。マチュピチュを見に行ったりするのでしょうか。無事に元気に楽しんでこられますように。あ、あと、高山病になりませんように!