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ブックマーク / murashit.hateblo.jp (19)

  • 『ライザのアトリエ』における複数の「時間」 - 青色3号

    Twitterで考えながら書いていたこと(以下のスレッド)を整理したエントリです。 https://twitter.com/murashit/status/1404730372273762306 あらかじめことわっておくと: アトリエシリーズはエリー以降やったことがない、つまりシリーズ他作品でどうなっているかは、ごめんなさい、知りません…… 当のアトリエシリーズを含め(以下で説明しているような特殊性をおびた)類例はほかにもあると考えられますが、おれ、そんなにゲームやってないので…… また、この話をもし作全体の評価につなげるのであれば、最後のほうで言ってる「そのほかの要素とあいまって」の内実やガスト制作チームの意図あたりを詰めなければならないのですが、それはさすがに自分には荷が勝ちすぎる(し、その情熱もねえ!)。ということで、ほとんどこの2つ(以上)の「時間」についての整理のみです。 あと

    『ライザのアトリエ』における複数の「時間」 - 青色3号
  • 日記をはじめる前に - 青色3号

    久しく「日記」のようなものを書いていなかったので、ここらですこしやってみようと思った。 いや、実はもうちょっと理由があって。自分が置かれている環境の変化についてインターネットに書いていないことが、ひどく気にかかるようになってしまったのだ。そもそもの話として、自分には、プライベートのことや仕事なり学業なりのことをインターネットで進んで話したくないという想いがいまだにある。話すとしても、すでに思い出になってから。はじめてインターネットに触れたとき、そこにあったのが偶然にもそういうタイプのインターネットだったからというだけの話なのだが、それをいつの間にか内面化していたわけだ。ただ、いつまでもそれだけでインターネットをできるわけでもなかったようで。同じアイデンティティのまま長くやってりゃそうなるわという話なのか、それとも「プライベートでも仕事でもない領域」というのが狭まってしまったのか。どちらもあ

    日記をはじめる前に - 青色3号
  • 東京日記(その1) - 青色3号

    正月のうちに書こうと思ってたんだけどなんやかんやで抵抗があったのかもしれない、でもなんか、Twitterで書くと言っておいて書かないのも癪なので書きますけど、たぶん機が熟してきているはずだと思っていたのにそうでもなかったのあなという感じで思い直しつつもあることを書きますけど、そうです、大学院を辞めたときの話です。 ずいぶん記憶が薄れていますから、ひとまず順を追って話すのがよいのかもしれません。そうだ、書きながらまとめていくスタイルだ! 遡ること6年前、僕は意気揚々と……とはいかない、むしろ不安をもってこの地東京にやってまいりました。都会に出てきたいんだと思った末に京都を選んで、イヤーコリャ都会ジャと思ったのも束の間、やっぱり東京というものに行ってみなければ日における都会のことはわからんぜよという気持ちが、今になって思えばいちばん強かったのでしょう。大学院生になるというのが名目だった──そ

    東京日記(その1) - 青色3号
  • 矢澤にこの聖性について、あるいは不憫なサブヒロイン列伝 - 青色3号

    序 - 矢澤にこ先輩について 今日は「ラブライブ!」というアニメーション*1の登場人物である矢澤にこさん(図1)というキャラクターについての話をします。 (図1) 正直、ちょっと悩みました。この話をすることが政治的に正しいかといえばそうではないかもしれない。現代日において自らの暴力性に無自覚なオタクは罪だ。こんなことを言ってもいいものなのだろうか……そう考えた末に、それでも、ひとつのまとめとして、醜い自己を理解するための一助として、私はここに書き残しておきたいのです。 矢澤にこさん(図2)というキャラクターがいます。 (図2) 矢澤にこさん(図3)というキャラクターがいます。 (図3) そうなんです、矢澤にこさんというキャラクターが非常に良いのです。ここではひとまず、「良い」という表現を使っておきます。かわいい、というのはもちろんそうなんですが、それ以上のものがある。うまく説明できない。

    矢澤にこの聖性について、あるいは不憫なサブヒロイン列伝 - 青色3号
  • 140字以上のことはここに書きます - 青色3号

    僕がこれまで目にし耳にしてきたお話の設定のなかでいちばんおもしろくてすばらしいと思ったもののひとつに、コンドームが貨幣になった世界でアスカとシンジがセックスするっていうのがあって、それは同人誌のためにそういうお話をつくりましたコミケに来て買ってくださいというブログのエントリなんだけども、僕はその同人誌を持っていないから、それが使用済みコンドームに限るものなのかそうでないのかあまり自信がないし、でもわざわざセックスするんだからたぶん使用済みなんだろうけど、でもコンドームがなにか希少資源という設定ならそうでなくてもよいのだろうと思うのだけど、それだとセックスしたらもったいない、いや、だからこそセックスすることのうしろめたさが増すものなのかもしれず、とはいえやはり順当に考えれば使用済みコンドームだってことにしたほうが僕としてはなんていうか、その、嬉しいし、そのためにセックスしまくるといいなと思う

    140字以上のことはここに書きます - 青色3号
    kubomi
    kubomi 2013/01/09
    そういや俺カルパッチョ食ったことねーのよ
  • blogはスライドの時代へ - 青色2号

    表題の通りです。 たいへん面倒臭かったのでもう二度とやりません。

    blogはスライドの時代へ - 青色2号
    kubomi
    kubomi 2012/05/25
    これでは「行間」としてその人のプレゼンを脳内補完できる人に対してしかBLOGではない/見抜きいいですか
  • 自転車で帰省した話(4日目) - 青色2号

    10月19日夜。 例の会合に行くということでまずは無免許さんとこの事務所(カフェができそうなくらい綺麗だったというかここでカフェみたいなことするらしいという話を前日聞いていたがほんとにその通り快適だった)に集合し、すこしだけ紹介などされ、飲み会のお店に参ります。最近開店したらしい飲み屋さん、もちろん小さな街(失礼かしら)ですから参加者皆さんと知り合いどうしというか、そういうお店でした。「こうこうこういうことがあって飯田にやってきたんですよ」という説明をするわけですが、こと「インターネットで知り合った」という事実は若輩者の僕にはどうにも恥ずかしいことのように思えてしまうわけです。しかし無免許さんはまったく頓着なさらぬ(かっこいい)。そんなこんなで参加者のおじさまがた(僕を除いた平均年齢はたぶん僕の年齢よりも10以上上なんじゃないかっちゅう)も続々いらっしゃいまして、じゃあはじめましょうってな

    自転車で帰省した話(4日目) - 青色2号
  • お詫び - 青色3号

    握力さん(id:wonder88 / @akuryoku)、および皆様へ さて、日はお詫び申し上げねばならないことがあります。昼間に僕はこんなことを言いました。 ところで、出版されてるとかそういうのでもなんでもない、それでも震えるほど面白い文章ってのをインターネットで読んだことのない人は、やっぱり不幸だと思う。探せばあるよ。すぐに見つかるとは言えないけれど。 http://twitter.com/#!/murashit/status/104080892514938880 これについて、握力さんからこのようなご意見をいただきました。 @murashit 幸福とか不幸っていうのは他人が決める事ではないということと murashita くんは僕に面白インターネットへ高められた期待をがっかりさせ萎えさせた罪を償うという意味でトップページに謝罪文を掲載すべきではないでしょうか。一方ロシアは鉛筆を使

    お詫び - 青色3号
  • このエントリが1000ブクマいったらぼくの肛門をアップします。 - 青色28号

    このエントリが1000ブクマいったらぼくの肛門をアップします。

    このエントリが1000ブクマいったらぼくの肛門をアップします。 - 青色28号
    kubomi
    kubomi 2011/08/15
    と言いつつ、一票投じとくか~
  • 中二階の神さま - 青色3号

    私の生まれ育った町には奇妙な風習があった。家を新しく建てるとき、必ず中二階を造らなくてはならない、というものだ。町に団地なんてものはなかったから、従って殆どの家に中二階があったということになる。そしてこの中二階(の小さな部屋)が何に使われるのかといえば、「おっさんを泊めるため」としか言いようがない。そう、あの町には奇妙な風習とともに、奇妙なおっさんが住んでいたのである。 さて、いま私は「おっさん」と言ったけれど、町の人々はみな彼のことを「神さま」と呼んでいた。もちろん私も、かの地に住んでいるころは、やはり彼のことを「神さま」と呼んでいたのだ。したがって、ここからは彼のことを「神さま」と呼ぶことにしたい。 記憶のかぎりでは、私がはじめて神さまを見たとき、彼はだいたい五十歳くらいで禿頭、夏だったからステテコにランニング、そんないかにもおっさん然とした姿だったと思う。それは神さまが我が家の中二階

    中二階の神さま - 青色3号
    kubomi
    kubomi 2011/08/09
    土着のホラーというかいわゆる「意味怖」みたいな読み方をしてしまったのは冒涜だろうか
  • ある革命の物語 - 青色3号

    時は西暦2011年、日という国家は解体の危機に瀕していた。渋谷における集団妄想および連続殺人事件、秋葉原におけるタイムマシンの出現を皮切りに、科学ともオカルトともつかぬ数々の事件がこの国を襲い、ついに混乱に陥った各都市各地域住民は互いに独立を求める闘争状態に陥ることとなった。この先陣を切ったのは筑波大学(現在では筑波革命独立共闘会議と呼ばれる)をその地に据え学園都市として名を知られていたつくば市。ご存知のとおりつくば駅からほど近いつくばエキスポセンターには純国産ロケットであるH-IIロケットの実物大模型が起立しており、事故調査委員会の発表を信じるならば、これが地球外生命体を呼び寄せる役割を果たしたとのことだ。この事件により宇宙からのオーバーテクノロジーを手にした筑波大学の学生たちがその科学・技術力で独立を勝ち取った様子はテレビ、新聞、インターネット等を通じて、日全国、そして世界全土にま

    ある革命の物語 - 青色3号
  • The Revolution Will Not Be Jacked-in - 青色28号

    みなさんblogを書きましょうってことを主張したいがために日わたしはこの日記を書きはじめます。つまりこの日記は、ここ、インターネットにいるみなさまのために、インターネットを題材として、インターネット上で発表する、インターネット完結的な日記ということになります。 さて、どうしてわたしがこんなことを書きはじめたのかということから説明しはじめなければなりません。ものごとには順番というものがありますから。つまり、なんの因果かこんなところに辿りつくリンクをクリックしてしまったりその他様々なやりかたでこのd:id:murashitを目にすることになった哀れなみなさんの気を惹く、いや、惹かないまでも、いきなりつきはなしはしない方策が必要とされるわけです。そう、そこで理由です。わたしが是が非でもここに世迷いごとを書きつけずにはいられなかった理由。もったいぶっていてもしかたがありません、さっさと言ってしま

    The Revolution Will Not Be Jacked-in - 青色28号
    kubomi
    kubomi 2010/08/05
    これは
  • 今日は友人からの手紙を紹介します - 青色3号

    こんにちはムラシット君、会わなくなってずいぶん経つけれど、元気でやっているだろうか。 ぼくはあまり元気じゃない。こんなものをきみに送りつけてしまったのもそのせいで、きみにとってはまったく迷惑な話だろう。この手紙は読んでもあまり心地良いものではないから、このまま読まずに破り捨ててくれてもいい。まさか返事をくれなどと言うつもりはない。この文章がぼくの手から離れ、こうして君に届くということだけでぼくの望みは十分に果たされる。 ぼくにとっては、これを「書く」ということこそが重要だった。そう思って書きはじめたのはずなのだけれど、人間というのは面倒な生きものらしく、結局のところ、それを誰かと共有したいという望みさえ出てきてしまう。だからぼくは、以下の文章にこの前置きを加えて、君に送ることにした。非常識な話と嗤ってくれ。済まないと思っているんだ。 それでも読んでくれるというのなら (拙い文章で済まないけ

    今日は友人からの手紙を紹介します - 青色3号
    kubomi
    kubomi 2010/06/23
    宛名を間違ってはいませんか。
  • 長いなら好きなところだけ読めばいいじゃない!これが新感覚はてなダイアリーだ!! - 青色3号

    鼻クソの話 鼻糞は何からできているかといえば、大部分は空気中の埃および体内から分泌される鼻水だという。ぼくは身体の内側に対してよくわからない愛着のようなものがあって、性的な興奮をおぼえるわけではないにせよ、ともかく内蔵や分泌物に(劣等感という意味でなく)コンプレックスを持っている。そういう意味で鼻糞というのは中途半端なものだと言えなくもない。自分も含めほとんどの人が鼻糞に性的な魅力を感じないのもそういった理由からに違いない。(嘔吐や糞尿、唾液だったらいくらでもいるだろう) そんな不遇の鼻糞であるけれど、やはりそういったものを取り除くのに際する快楽(というと言いすぎかもしれないけれど)はやはりある。瘡蓋と似たようなものかもしれないが、そこにスリルはなくて、むしろこの世の現実的なものからすこしだけ自由になれたような気がする。そういう気持ちになる。いまこうして書いていて気づいたが、ぼくの感じる快

    長いなら好きなところだけ読めばいいじゃない!これが新感覚はてなダイアリーだ!! - 青色3号
  • 翻訳小説の愉しみ - 青色28号

    こんにちは。いつもお上品な僕ですが、今日はそのお上品さに磨きをかけたしゃらくせえ口調で、翻訳小説って何が面白いのか、そんなところに焦点を当ててお話していきたいと考えています。 なんでまた翻訳小説なんですか? そもそも「翻訳小説」とはなにかといえば、海外文学を日語*1に翻訳した小説のことです、そのまんまですね。そしてここで特に注目したいのは、「翻訳」という過程を経たからこそ得られる愉しみがあるということ。そう考えて今回は「海外文学」ではなく「翻訳小説」と銘打ってみました。 でもって、なぜそんなことを、誰にも聞かれないのにわざわざ喋りだすのかと言いますとですね……いきなり自分語りになってしまって恐縮なのですが、そもそもぼくが小説というものに主体的な興味を持った高校生のころ、日人が日語で書いた小説にしか興味がなかったということに由来します。どうしてだったのかと言えば、言葉の芸術(技芸?)と

    翻訳小説の愉しみ - 青色28号
  • ■ - 青色3号

    深夜にかかってくる電話はだいきらいだということ、奥野がだいきらいなのは石田だけだということ、たちのぼる煙草の煙がそれらをものがたっていたということ。 「さっちゃんってまだ処女なの?」 「昨日は処女じゃないって言ってたけど1週間前は処女だって言ってた」 「すげえ、時間遡ってるな」 「そうきたか」 交差点はあかるくてざわざわしていて道が5つにわかれていて、とてもよかったなあ、と思いました。ここに来てよかったなあ、と思いました。ざわざわは、うまく聞きとれません。 「ってことはあれなの?えーと、さっちゃんのなかでは時間が逆にながれてて、俺らの時間でいうところの、1週間前の3日後くらいに、つまりさっちゃんの時間でいうところの、4日前くらいに、セックスしたってこと?」 「よくわかんないけどそれでいいよ、そうなんじゃない」 「ということは、だよ。ということは、だ。さっちゃんの時間は俺らの時間と逆に流れて

    ■ - 青色3号
  • 陳腐なものたち、モノクローム、あるいは差押えられた表現・まとめ - 青色28号

    murashit 網のはずされたバスケットゴール murashit すべり台の塗装の剥げ murashit 雑居ビルの濡れた壁と乾いた壁とのさかいめ夜 murashit 年賀状のやりとりのある生活 murashit キビキビ動くバイトの子 murashit 実現するはずのない夢のはなし murashit 家々を反射するエンジン音 murashit 議事録をとった鉛筆 murashit 世界征服を諦めた幼馴染 ch1haya メロン専用スプーン ch1haya 離れないレゴブロック ch1haya バスタブと窓の間に引かれた線と黴 ch1haya 棚と天井の間 _mk2 崩壊したブロック塀のかけら _mk2 家屋と家屋の隙間で死んでいる三輪車 minatosakura ぬくもりを残し揺れるブランコ _mk2 かすれた横断歩道の白線 ch1haya 五つ並んだ犬シールの下、たんぽぽ mura

    kubomi
    kubomi 2009/10/19
    博物館を歩いているような
  • 海へ行くつもりじゃなかった - 青色28号

    すみません、のっけから嘘をつきました。最初から海へ行くつもりでした。遅れてきた五月病を退治するために、ひろいひろい太平洋ではなく、東京湾へ。 …横浜へ行って噂のラ・マシンを見てきたよっつう記録です。 ■■■ 思い立ったのは今日の午後。学校へ行く気も起こらず腐っていたところへ、ふと啓示のようなものが舞いおりてきたのです。「ムラシット君、海を見に行くんじゃ」「だ、誰?」「わしは神じゃ」「ええーっ!?」こんな小芝居を日記で披露する必要があるとは思えませんが、とりあえず僕はそんな感じで旅立ちました。 出発したのがたしか4時ごろ、関内駅に到着したのが5時過ぎくらい。駅前のルノアールで2時間ほど潰して、まずは山下公園に向かいます。 横浜のこのあたりってものすごく几帳面に計画されてるんですよね。気持ち悪いくらい。この「気持ち悪いくらい」っていう感覚は最後まで拭えませんでした。 とにもかくにも山下公園です

    海へ行くつもりじゃなかった - 青色28号
    kubomi
    kubomi 2009/05/28
    最近よく聞くラ・マシン
  • 僕の愛したはてなダイアリー - 2008第二四半期 - 青色28号

    あけましておめでとうございます。*1 *2 *3 *4 思い出とか時間とか。相変わらず僕は記憶にまつわる話がすきだ。 グッバイ・トゥエンティエス・センチュリー もっとも多感だったころ わりと勝手に共感してしまった話とか 砂のゆくえ 人生であと何回激昂できるだろう 僕もやっぱり人が、嫌いだけど、人が好きです! マイナスイオン効果 続きを読むの続き 大統領と握手 ニッポン、オモシロイクニデスネー!オモシロイヒトタクサンイマスネー! 閉店直前、上野の大衆堂・聚楽台に行ってきた ぼんやり先生のにっぽん探訪 第一回「日社会の周縁性について」 意図せぬ悲劇 デモ、ネパールモオモシロカタヨー! 秘境の国ネパールへ *1:この4月くらいから毎日のブクマ数が増えていって、かといって密度が下がったというわけでもなかったのは、観測範囲が広がったってことなんでしょう。そんなわけで、選ぶのにおそろしく時間がかか

    僕の愛したはてなダイアリー - 2008第二四半期 - 青色28号
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