日本電信電話(株)(NTT)は18日、東京・大手町のアーバンネット大手町ビル内(NTTコーポレートニューズルーム)で記者説明会を開催し、人体の表面に発生する電界を伝送経路にするというヒューマンエリア・ネットワーク技術“レッドタクトン(RedTacton)”を開発、最大10Mbpsの通信速度での双方向通信を実現したと発表した。このプロジェクトは、NTTの“総合プロデュース機能(※1)”を利用して、今後外部パートナー企業との共同フィールド実験や検証を重ね、将来の事業化を進めるとしている。 ※1 総合プロデュース機能 持ち株会社であるNTTが、NTT研究所で研究中の技術のうち事業化が有望なものを選別して、NTT内に“プロデューサー”“ディレクター”を設定して、NTTグループ内の関連企業や他社との協業を図りつつ事業化を進めていく事業形態。