神戸市中央区の製薬会社日本イーライリリーが、発達障害の一種、注意欠陥多動性障害(ADHD)を理解するための啓発漫画「ブラックジャックによろしく 大人のADHD編」を作った。大人の患者に焦点を当て、人気漫画の登場人物がADHDの特徴を解説。関係者は「適切な治療開始にもつながれば」とする。 ADHDは不注意、多動性、衝動性が特徴で、大人の場合、同じ失敗を繰り返すなどして、職場や家庭で孤立することが多い。「周囲に迷惑を掛けている」と自分を責め、自尊心が低下することで、うつ病や不安障害などの二次障害を起こすこともあるという。 漫画では会社員、専業主婦、大学生、パート主婦の4人の例を通じ、それぞれの不安や困難を紹介する。約束を忘れる、時間が守れない、複数の仕事を並行して進められない-など、失敗を重ね困り果てて精神科を受診。精神科医が患者の話を詳しく聞き、問題を明らかにしていくという筋立てだ。 医療を
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