10月5日に逝去したアップル社CEO、スティーブ・ジョブズ。「音楽業界に革命をもたらした人物」「人々のライフスタイルを変えた現代のアイコン」「アップルを時価総額世界1位に押し上げた立役者」など、ジョブズを称える言葉はあまたある。 だが、古くからのマッキントッシュ・ユーザーである武田隆氏に言わせれば、ジョブズの成し遂げた功績はそれだけではないという。では、その功績とは何か? ヒントは「アップルファンどうしの連帯感」。そう、スティーブ・ジョブズはソーシャルメディアの企業における利用、すなわち企業コミュニティの先駆者としても、その類いまれな才能を発揮した人物だったのだ。 【過去11回の連載はこちらからお読みいただけます】 スティーブ・ジョブズは企業コミュニティの先駆者 武田隆(たけだ・たかし)エイベック研究所 代表取締役。日本大学芸術学部にてメディア美学者 武邑光裕に師事。「日本の伝統芸術とマル