熊本市中心部で約42年間営業してきた「県民百貨店」が28日閉店した。買い物客ら約5万人が詰めかけ、最後を惜しんだ。 午前10時の開店には約500人が列を作った。建物の外観や店内からの景色を写真におさめる人もいた。 テナントとして入っていた、春雨を使った熊本の郷土料理「太平燕(タイピーエン)」発祥の店「中華園」も、82年の歴史に幕を下ろした。午後1時半に客が900人に達し、材料がなくなり、予定を繰り上げて店を閉めた。「親子3代お世話になりました」と書いたカード付きの花束を持ってくる常連客も。社長の趙健次さん(73)は「2時間待ったお客さんも『ありがとう』と言ってくれる。こんなにすばらしいフィナーレはない」。 午後6時すぎ、松本烝治社長が… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちら