アンチウイルス・ソフト大手のマカフィーは2008年2月12日、年次研究報告書「Sage」のVol.3を2月19日の公開するのに先駆け、その概要を紹介する記者会見を開催した。会見では、「ウイルス・ソフトは、ますますローカルに、つまり特定の地域を狙ったものへと変わってきている」と米マカフィーのセキュリティ研究所「McAfee Avert Labs」のデイブ・マーカス・セキュリティ・リサーチ・アンド・コミュニケーションズ・シニア・マネジャが強調した。 最近のウイルス作成者は、明確に金銭を目的に行動しており、このため各地域で広く使われているアプリケーションをターゲットにするのだという。例えば日本では、日本で主に使われているPtoPソフト「Winny」の脆弱性を狙ったウイルスが引き続き猛威を振るっている。同様に中国では“QQ”と呼ぶインスタント・メッセンジャが流行っており、それをターゲットにしたウイ