例えば「寿命100歳時代の到来!」みたいなことをおっしゃる方がいらっしゃいます。 「超高齢社会の到来は必然!」みたいな話です。 それは「医療技術は際限なく進歩し、それとともに社会保障も際限なく進歩するはずだ!」という前提があってのお話だと思います。 残念ながら多分そんな世界はやって来ないでしょう… 医療技術の発展はともかく社会保障の際限のない発展はないからです。 世界人口が75億人から100億人へ向かって爆発している状況においては社会保障は必然的に世界的規模で劣化の一途を辿るでしょう。 「誰もが近代的な医療が受けられる体制が完全に崩壊する社会的な『退化』が逃れようもなく起こるだろう」ってことです。 もっと言えば医学が進歩したからといってその医学の進歩の恩恵をみんなが受けられるわけではないということです。 「マトモな医療も受けられずに亡くなっていく人々の数がこれまで以上に増えていくであろう」