私が恐れているものの正体が見えた。 夫がいて息子がいて 二人は私にとって文句なくいい奴らで、絶対の味方で愛し合っている。 なのに不安がつきまとう。 外で誰かにからかわれ傷ついて帰って泣きべそかいていたら笑われた。 喧嘩して帰ってきたら怒られた。 迷子になったら愚図と言われた。 あんまりだと怒ったら癇癪持ちだと呆れられた。 かわいいよって言って欲しかった。 いい子だね、ありがとねって言われたかった。 ダサい。デブ。バカ。役たたず。 娘だから軽口言っても大丈夫と言ってただけのその言葉が未だに私を脅かす。 そのまんまでいないほうが悲しくなることが減った。自分を丸出しにしているようでしていない。 ふざけているように見せながら常に親の反応にアンテナを張る。 一番辛いとき、味方でいてくれなかった。 「誰がなんと言おうと私はあなたの味方よ」と言ってほしいとき、「あなたがおかしいんじゃないの」と流された。