日本維新の会の松井一郎代表は21日、所属国会議員について、宗教団体「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」との関係の有無を調査する意向を明らかにした。 大阪市役所で記者団の取材に応じた。松井氏は「信仰の自由はあるが、教団の教えに従って家庭が崩壊するのはおかしいと思う」とした上で、「我が党の国会議員に…
7月10日の参議院選挙。勝敗のカギを握る全国に32ある定員1の「1人区」で、自民党が28の議席を獲得し大勝を収めた。 前回、前々回と2回続けて野党側が、自民党を抑えてきた新潟選挙区でも、立憲民主党の森ゆうこ(66)が自民党の新人に6万8000票余りの差をつけられ、敗れ去った。 党の参議院幹事長も務め、抜群の知名度を誇った森はなぜ負けたのか? (山田剛史、野口恭平) 大差での敗北 7月10日午後9時29分。 NHKが新潟選挙区で自民党の新人、小林一大(49)の当選確実を伝えると、森の支持者が集まったホテルの一室は静まり返った。 定数削減で「1人区」となった6年前、森は事実上の野党統一候補として自民党の現職に挑み、わずか2279票差で勝利を収めた。 ところが今回は一転、自民党の新人に6万8930票の差をつけられ、一敗地に塗れた。 森は悲痛な表情で集まった支持者に謝罪した。 「残念ながら、この壮
統一教会と自民党の関係をごまかす動きがいまだに…民放は有田芳生に発言自粛を要求、NHKでは政界への言及がタブーに ようやくメディアでも取り上げられはじめた、統一教会(現・世界平和統一家庭連合)と政治の関係。当初は田崎史郎氏や橋下徹氏、東国原英夫氏、古市憲寿氏、三浦瑠麗氏といったおなじみの安倍応援団たちがあの手この手で政治の問題に波及することを阻止しようと必死だったが、自民党への選挙協力の実態が暴かれるなど積み上がっていく証拠を前に、それはかなわなかったらしい。 しかし、だからといって、政治と統一教会の関係について徹底追及がおこなわれているわけではない。いまなおワイドショーでは、コメンテーターたちがトンデモな擁護発言を繰り返しているからだ。 その筆頭が『ひるおび』(TBS)でおなじみの八代英輝弁護士だろう。八代弁護士は、同番組に13・14日に出演した若狭勝弁護士の“奈良県警が犯行動機を宗教に
1991年12月6日、訪朝した文鮮明氏と妻の韓鶴子氏は金日成主席と記念写真におさまった(世界日報の月刊誌「ビューポイント」臨時増刊号から) 安倍晋三元首相への銃撃事件でにわかにクローズアップされている宗教団体「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」。朝鮮戦争で荒廃した韓国で生まれたこの謎多き宗教団体は日本だけでなく、北朝鮮ともつながりを持つ。これまでの取材メモをもとに深層をリポートする。 あれは2015年8月、戦後70年の夏だった。韓国では日本による植民地支配からの解放を祝う光復70年であり、南北分断の70年でもある。私は隣国のいまを取材すべく東京からソウルへ飛んだ。金浦(キンポ)空港に到着してすぐ、ロビーで日本人の集団に出くわした。200人くらいはいただろうか、一般の観光旅行客ふうでも、熱烈な韓流ファンのようでもない。出迎えの現地ガイドが手にするプラカードには<聖和3周年>なる文字。聞けば
くぼた・まさき/テレビ情報番組制作、週刊誌記者、新聞記者、月刊誌編集者を経て現在はノンフィクションライターとして週刊誌や月刊誌へ寄稿する傍ら、報道対策アドバイザーとしても活動。これまで200件以上の広報コンサルティングやメディアトレーニング(取材対応トレーニング)を行う。 著書は日本の政治や企業の広報戦略をテーマにした『スピンドクター "モミ消しのプロ"が駆使する「情報操作」の技術』(講談社α文庫)など。『14階段――検証 新潟少女9年2カ月監禁事件』(小学館)で第12回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞。 新刊『潜入 旧統一教会 「解散命令請求」 取材NG最深部の全貌』が発売中。 情報戦の裏側 できれば起きてほしくない「不祥事」だが、起きてしまった後でも正しい広報戦略さえ取れば、傷を最小限に済ませることができる。企業不祥事はもちろん、政治家の選挙戦略、芸能人の不倫ネタまで、あらゆる事
北朝鮮が絶対に認めることのなかった日本人拉致を認めさせ、被害者5人と家族の帰国を実現し、拉致問題の存在を明るみに出した小泉訪朝は大きな成果を収めた。この歴史的な訪朝はどのようにして実現されたのだろうか。 外交の成果は、本交渉に先立つ水面下の交渉によって生まれる。司馬遼太郎はこう語っていた。 「つまり、外交の問題というのは、大体利害の対立ですから、大変にしのぎ難いものでしょう。19世紀であれば、戦力に訴えるということになった問題でも、今日では話しあいで、利害得失の折り合いをせねばならない。これは議場でやるより、事前において打ち合わせをして大体の結論を出すわけですね。本会議などは、セレモニーにしか過ぎないんで、事前の打ち合わせが1年かかるか、3カ月かかるか……」(「日本人よ〝侍〟に還れ」(萩原延壽との対談)『歴史を考える』) 司馬に倣えば、日朝交渉でいえば、第1回の小泉純一郎-金正日会談が「本
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