あまり報じられていないが、今年9月、日本に輸入されたスウェーデン製ブルーベリージャム「ブルーベリーエキストラジャム」から、食品中の放射性物質の基準値(100ベクレル/kg)を超える140ベクレル/kgのセシウムが見つかった。ウクライナ産ブルーベリーを使ったジャムで起きた食品衛生法違反事例として、この一件は厚生労働省のホームページ上でも確認できる。 実はこのジャム、欧州家具を販売するスウェーデンのイケアがプライベートブランドとして開発し、世界中の店舗で販売しているものである。イケアの広報担当者が言う。 「当社は口に入るものの安全性を特に厳しく管理しているため、セシウムが含まれていたことにとても驚いています。どこで混入したのか、輸入元を通じて詳しい調査をしています」 違反となったイケアブランドのブルーベリージャムは、厚労省が全量廃棄か積み戻しを指示したため、消費者の口に入ることはない。だが、こ