先日、「筆算の横線を定規で引く」ことを絶対とする教師についての感想をブログに書きました。 そこでチラッと思い出したのが、小学校の道徳の時間に「水からの伝言」とか「江戸しぐさ」とかを教えている問題についてです。 もう10年以上前のことになりますので、ご存じない方もいらっしゃるかもしれません。 「水からの伝言」というのは、「水に『ありがとう』などの良い言葉を見せてから凍らせると綺麗な結晶ができて、『ばかやろう』などの悪い言葉を見せると汚い結晶ができる」という理論を紹介した写真集のタイトルです。 当然、こんな理論は科学的ではありません。 水に言葉を見せたからと言って、凍らせた時に結晶の形が影響を受けるわけがありません。 その理論が成り立つとすると、「水に文字を読める機能と、その文字が良いか悪いか判断する機能と、凍る時にそれを記憶しておいて影響を受ける機能」がある、ということになります。 水にそん