自閉症やアスペルガー症候群など対人関係を築くのが苦手な自閉スペクトラム症の多くは、胎児の神経の発達に関わる特定の遺伝子の異常が原因となっているとする研究成果を九州大学の研究グループが発表しました。自閉スペクトラム症の根本的な治療法の開発につながるのではないかと注目されます。
自閉症やアスペルガー症候群など対人関係を築くのが苦手な自閉スペクトラム症の多くは、胎児の神経の発達に関わる特定の遺伝子の異常が原因となっているとする研究成果を九州大学の研究グループが発表しました。自閉スペクトラム症の根本的な治療法の開発につながるのではないかと注目されます。
ツイッターに下記の二つのツイートをしたところ思った以上の反響がありました。 このツイートにこんなに反響があるのはちょっと驚き。案外関心のある方が多いんですね。せっかくなので先日の精神神経学会でお話ししたときのシェーマを。自作のものですが、大づかみにはこういう理解でよいかと思ってます。 pic.twitter.com/Vn2X77FYNS— afcp (@afcp_01) June 13, 2016 二つ目のツイートのシェーマはこれまでの議論の歴史的経過を大雑把に示したつもりなのですが、なかなか議論も複雑なところなので、ブログの記事に起こしてみることにしました。 この記事を読む前に大事な注意事項を一つ。本当は自閉スペクトラム症も統合失調症のグループの障害も、歴史的には細かく細分化され、ここで紹介している研究もそれぞれ扱っている対象が少しづつ異なっているのですが、読者の方の混乱を避けるために、
英Guardian紙オンライン版で、自閉症の人々が使いやすい図書館を実現するためのネットワークの活動が紹介されています。 学習障害を持つ人や自閉症の人を支援する非営利団体、Dimensionsが行った調査によれば、自閉症の人々の90%は、図書館がより自分たちにとって使いやすいものであれば、もっと図書館を利用するだろうとしていたといいます。しかし静かにし続けていることが困難であったり、予測のできない行動をとることのある自閉症を持つ人は、理解を得られず注意されたり、奇異の目で見られることがあり、そのことが図書館利用の障害となっています。 そこでDimensionsと英国の高学年の子ども及び教育図書館員協会(Association of Senior Children and Education Librarians: ASCEL)は協同で、自閉症の人が利用しやすい図書館を実現するためのネットワ
なぜだかわからないけどTwitterでブロックされる・嫌われる、という人のために リアルでうまく人と交流できないから、せめてTwitterで人とつながれれば、と思ってTwitterを始めたのに、どうもうまくいかないという人はいないだろうか。たとえば、自分としては十分ていねいに話しかけているつもりなのに、以下のようなことが起きる。 なぜか相手が怒り出す なぜかブロックされる なぜか無視される 何を質問しても拒絶される それで、願っていたようなコミュニケーションが成り立たないし、ツイ友も増えていかない。孤独感やフラストレーションは増していくばかり… 今回はそんな人のために、ちょっとしたTwitter利用マニュアルを提供する。以下、ブロックされないための大前提と、押さえておくべき「見えないルール」を、私にわかるかぎりの範囲でできるだけわかりやすく提示していきたい。 ブロックされないための大前提
自閉症スペクトラム(ASD)の人は方言を話さない――。教育・医療現場のこんな「印象」が国内各地で共通することが、弘前大教育学部の松本敏治教授(特別支援教育)らの調査でわかった。方言には相手との距離感を表現する側面があり、社会性の発達障害であるASDには習得が難しいのではないかと松本教授らは考察。研究結果は療育支援などに役立つ可能性があるとしている。 松本教授らは地元の教育・医療関係者に「自閉症の人は津軽弁でなく、共通語を使う」と聞き、2011年に青森、秋田両県の特別支援学校の教員に、地域の一般的な子ども▽知的障害児・者▽ASDの話し方の印象をアンケート。ASDはほかの2者より「方言使用が少ない」との回答が多く寄せられた。 そこで京都、高知、鹿児島など全国6地域に調査範囲を広げたところ、同様の傾向がみられた。 松本教授によると、人は言葉遣… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きを
なかなか衝撃的……なはずなんだけど、あまり違和感のない論文。大人のADHDの大半は子どもの頃ADHDではなかった、と。続報待ち、だがたぶんそうなんじゃないかな。Dunedin のコホート研究から。AJP。 / “Is Adult …” http://t.co/v6Js6KZ4vC— afcp (@afcp_01) 2015, 5月 24 このツイートに対する反響が思ったより大きかったので、ちょっと記事にまとめてみます。 そもそもこの研究は単独でなされたものではなく、大規模な追跡研究の一部として行われています。近年ではその科学的な堅牢性から横断面での研究や回顧的な研究よりも、特定の集団をずっとフォローしていく追跡研究(前向きコホート研究)が重視されるようになっており、各国で大規模な追跡研究が行われています。有名な子どもの大規模コホートとしては、ALSPAC (英国)や グレートスモーキーマウ
2015-05-17 発達障害ブームに飽きた発達障害者 自論・暴論 20代の大半を半ひきこもり又はへっぽこアルバイターとして過ごした社会不適合者の自分が、発達障害ではないかと疑い始めてから早3年が経過。 その間に検査や診断を受けるだけでなく、書物やネットで狂ったように情報収集しまくった。そのせいで、特定のある分野においてのみ医者より詳しいという大変バランスの悪い人間が誕生した。一時は発達障害にこだわりすぎて自分自身の特性までもが実際以上に強化され、扱いに困り果てた。 障害者就労や手帳取得も考えたが、自分にとってあまりメリットが無さそうなのでやめた。「障害者」というレッテルをやすやすと受け入れるほどに低い自己評価の割には、実際の能力は適性にさえフィットすれば普通の人よりも高いらしかった。 複数の自助会にも足を運んで同類の存在に安堵した。それぞれが長年抱えて自助会の場に持ち寄った「生きることへ
はじめに 以下の記事に、はてブを中心としたクソリプが大量にわいていたので、これを考察するメタクソリプの投下を今朝思いつきました。 本件に関して、エントリーを書き始める際にまず「クソリプとは何なのか」という定義の再考が必要だと感じて、いつのまにかFacebookのことを忘れ、こちらに没頭していました。 好奇心旺盛で興味の対象が移ろいやすく、結果として何一つやりとげる集中力がないという、いつものADHDパターンです。 せっかくなので、クソリプで1本記事を書いてみることにしました。 クソリプとは ゴリラが物理世界でウンコを投げつけあって、人間はデータ化された仮想世界でクソリプを投げつけあっている様子、めっちゃ進化のステップを登ている感じする 上記のメッセージに対して、下図に示されているようなコメントやリプライを送ることをクソリプと言います。 クソリプを分類しました。 pic.twitter.co
写真はイメージ。記事と直接の関係はありません。(写真:Mariordo Mario Roberto Duran Ortiz) 自閉症の人の脳では、脳の中での活動の同期のゆがみが特徴になっているようだ。 病気の理解につながりそうだ。治療にも役立つかもしれない。 健康な人と脳の活動を比べる イスラエルのワイツマン科学研究所を中心とする研究グループは、その結果をネイチャー・ニューロサイエンス誌オンライン版で、2015年1月19日に報告した。 なお自閉症は、症状が虹のスペクトラムのように多彩であることから、専門的には自閉症スペクトラム障害(ASD)と言う。今回も自閉症スペクトラム障害を調べたものだ。 研究グループによると、自閉症は、安静時に脳の中で活動の同期が減ってしまうのが問題だとされていた。 最近、逆に機能的な同期の増加も報告されており、議論を呼んでいる。 今回、研究グループは、左右
会話のできない重度の自閉症だが、パソコンや文字盤ポインティングによるコミュニケーションが可能であるという一人の青年の書いた本が世界中で話題になっていると知ったのはつい最近のことだった。 たまたま、Kindleオーナーライブラリーでこの本が無料で読める対象本となっていたことから、どこかで目にしたことがある本だと思い読み始めたのがきっかけである。 この本をはじめとする彼の著書が、かなり前から話題になっていたことを後から知り、それだけ僕は自閉症という障害に対して興味関心を持っていなかったんだなあということを思い知った。 自閉症の僕が跳びはねる理由: 会話のできない中学生がつづる内なる心 作者: 東田 直樹 出版社/メーカー: 株式会社エスコアール 発売日: 2014/10/16 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る スポンサーリンク 著者である東田直樹さんは、今でも会話はできな
海外FX業者を利用する上で、ボーナスは絶対に欠かせません。口座を新規開設するだけでもらえる「口座開設ボーナス」、入金時にもらえる「入金ボーナス」、その他にもキャッシュバックなど、様々なボーナスがもらえます。 受け取ったボーナスはそのまま取引に使え、利益が出た時は出金することも可能です。お得はあっても損はないボーナスなので、海外FX業者を選ぶ際には必ず比較しておきたいところです。 そこでこの記事では、海外FXボーナス(口座開設ボーナス・入金ボーナスキャンペーン)全195社を徹底的に研究した上で、おすすめ完全比較ランキングにまとめました。日本人に人気のFX業者だけでなく、マイナーの海外FX業者や注意点なども詳しく解説していきます。 「海外FXボーナスが豪華な業者をすぐに知りたい」という方向けに、海外FXボーナス選びに役立つカオスマップを作成したのでこちらも併せて参考にしてください。 「どのFX
再生回数の多い動画なのでご覧になった方も多いと思いますが とてもわかりやすいものでしたので載せておこうと思います。 タイトルは「小児期 ADHDの正しい理解のために」 どっちかというと理解のためにというよりは ADHD児の苦悩とその家族の困惑を描いた作品。 ADHDの娘を持つ身としてせつないやら思い出すやらで泣けてきました。 この動画に出てくる少年はたぶんADHDでも不注意優勢型 じゃないかなと思います。多動の部分はほとんど描かれていません。 混合型のうちの娘はこんなにマイルドではなくもっとスパイシーです。 暴れる跳ねまわるパニックになる。 パニックになれば激しく攻撃的になります。 まったりしておらず常に思考も動きも高速回転です。 娘の場合はADHDだけでなくアスペルガーもあるからかな。。 しかし注意欠陥、衝動性の部分は本当にこの動画のような感じ。 診断が早くついたため、様々な対策をとって
金沢大学は、「自閉症スペクトラム障害」の幼児は、脳の左前方部と右後方部のつながりが、定型発達幼児と比較して低下していること、ならびにこのネットワークの低下が、社会的行動の障害と関連していることを確認したと発表した。 同成果は、同大子どものこころの発達研究センターの三邉義雄 教授らの研究グループによるもの。詳細は英国オックスフォード大学出版の「Social Cognitive & Affective Neuroscience」オンライン版に掲載された。 「自閉症スペクトラム障害」は対人関係やコミュニケーションの発達障害が主な症状であり、自閉症、アスペルガー症候群、特定不能の広汎性発達障害などが含まれる障害として知られている。有病率は1%前後で、幼少期には明らかになる障害ながら、それに関連する幼児期の脳機能については、ほとんど明らかになっていなかった。 今回、研究グループは産学連携プロジェクト
サイトポリシー 利用規約 著作権 個人情報 特定商取引法に基づく表示 ご意見・お問い合わせ(FAQなど) リリース デジ毎ブログ 毎日新聞のニュースサイトに掲載の記事・写真・図表など無断転載を禁止します。著作権は毎日新聞社またはその情報提供者に属します。 Copyright THE MAINICHI NEWSPAPERS. All rights reserved.
2013-12-19 『発達障害者』に勉強を強いるのって「虐待」じゃないの? 雑記 photo by Elsie esq. 僕は、身体障害者ながらも家庭教師という仕事をやっている。 昔は家庭教師というと、お金持ちが塾とはプラスして個別でも見てもらって勉強させる目的に仕事を頼む、というのが一般的だったのかもしれないけど、今は一般家庭、それどころかあまり裕福でない家庭でも仕事をお願いされることがある。 理由は簡単。家庭教師を頼む家庭の子供は、十中八九「発達障害」や「軽い知的障害」、「精神病」のようなものを抱えているから、親としても無理をしてでもなんとかしたいのだと思う。 そして、僕が診る家庭の殆どの親御さんがこれらの「脳の障害・病気」に関して無知だったりするからやっかいだ。 これらの障害は目で見て分からないものだ。だから、本人がサボっているだとか、やる気がない、とか思われてしまっているという現
【ロンドンAFP=時事】4年前に英国テレビのオーディション番組で見いだされ、一躍スターの座に駆け上った「奇跡の歌姫」、スーザン・ボイルさん(52)が8日のオブザーバー紙上で、1年前に発達障害の一つであるアスペルガー症候群と診断されたと告白した。 ボイルさんは子供の頃、「脳に損傷がある」と言われ、学校で級友から「単純なスージー」とからかわれていた。今、アスペルガー症候群と診断されたことで「どこが悪いのかはっきり分かり、ほっとしている」と話した。 また最近の検査で、ボイルさんは平均以上の知能を持っていることも分かった。 ボイルさんは「アスペルガーと診断されたからといって私の人生は変わらない。私の人生に与えられた一つの条件にすぎない」と語った。
11月24 あなたは大人のADHDと診断されたが、・・・(その2 大人のADHDの有病率、診断基準) カテゴリ:ADHD (前回の続きである) 本題に入る前に、今年観た映画を一つ紹介したい。「ザ・マスター」である。この映画は、大人のADHDをテーマにした映画かもしれないと私には思えた。 元海軍兵士の主人公は、衝動的で軽はずみな行動しかできず、退役後は仕事を何度も変えるが、不注意な行動が災いして失敗を繰り返し、苦悩の日々を送っていた。酒を飲まないとリラックスできないため(それも大人のADHDの特徴の1つであるらしいのだが)、酒にも溺れていく。工業用の燃料を混ぜたような怪しげな密造酒を自分で造り、その酒を飲まされて泥酔した男が死にそうになってしまい(主人公は人を殺してしまったと思い込む)、主人公はその場から逃げ出すといった失敗をしでかす。まさに大人のADHDに典型的な不適切な行動と失敗の連続
「問題児」というレッテルを貼られ、いじめられた自身の経験を、赤裸々に描いた『ニトロちゃん』。「〈発達障害〉がよくわかるコミックエッセイ」として、じわじわと注目が集まっている。今回は『ニトロちゃん』文庫化を記念して、作者の沖田×華氏にインタビューを行った。(聞き手・構成/山本菜々子) ―― 『ニトロちゃん』文庫化、おめでとうございます。 ありがとうございます。こんなに反響をいただく本になるとは私も思っていませんでした。 ―― 『ニトロちゃん』は沖田さんの実体験を基に、いじめを受けるなどの過酷な学校生活を描かれています。なぜこのようなテーマを選んだのでしょうか。 もともとは、いわゆる「エロ雑誌」に、自分の風俗嬢だった体験を描いていました。そこからどんどん仕事が入るようになってきて、『こんなアホでも幸せになりたい』(マガジン・マガジン)というコミックエッセイ本を出したんです。ずっとアホな話を描い
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く