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ブックマーク / booklog.kinokuniya.co.jp (2)

  • 『詐術としてのフィクション-デフォーとスモレット』服部典之(英宝社) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 「英文学研究的とは?」 ドラマを観たり漫画小説を読んだりすることは何ら特殊な体験ではない。「批評」となるとやや難しげに聞こえるかもしれないが、要するに、「いい」とか、「ダメ」とか言うことでしょう、といった了解はある。書評テレビ欄の紹介記事だって、一種の「批評」。しかし、「研究」となると、急に神秘的な香りが漂う。作品を「研究」するって、いったいどういうことかしら? 何より大事なのは、研究には「カルチャー」があるということである。最近ではフランス文学研究、日文学研究、インド文学研究などを分かつ垣根はどんどん低くなっているし、批評のための道具もしばしば共有されている。映画研究やら野球研究やらオタク研究やら、開拓の進む新しい分野と、昔からある研究分野とは重なるところも多く、いろんなことに首を突っ込む人もいる。しかし、それぞれの研究には、異なった雰囲気というか、ノリという

    『詐術としてのフィクション-デフォーとスモレット』服部典之(英宝社) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
    kuzan
    kuzan 2008/04/08
  • 文芸評論家・加藤弘一の書評ブログ:『文字をよむ』 池田紘一&今西祐一郎編 (九州大学出版会)

    →紀伊國屋書店で購入 九州大学の先生方を中心とした文字に関する論集で、20の論文がおさめられている。話題は文字の起源から漢字学、日語の表記史、世界各地の文字、文字の脳科学まで多岐にわたる。カバーする範囲が広いので、すべての論文に興味がもてたわけではないし、中には中味の薄いものや、文字を口実に政治宣伝をしているようなものがないわけではなかったが、さまざまに啓発され、教えられるところが多かった。 印象に残った論文をいくつか紹介しよう。 江村治樹「漢字の成立」は甲骨文から秦による字体統一までを概観した漢字史である。字体の地方差は金文時代から生ずるが、竹簡の文字には差はあまりなかったという。 高山倫明「漢字を訓む」は日の漢字受容史を具体例をあげながら解説した好文章で、見通しがいい上に、ディティールがおもしろい。場所の意味だけだったトコロは「所」の和訓として定着するとしだいに抽象化していき、近

    文芸評論家・加藤弘一の書評ブログ:『文字をよむ』 池田紘一&今西祐一郎編 (九州大学出版会)
    kuzan
    kuzan 2007/08/31
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