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ブックマーク / courrier.jp (24)

  • 行動遺伝学者に聞く「子供が勉強に向いていないとしたら、親はどうするべき?」 | 画面の見過ぎは子供に悪影響?

    ──フランスでは、画面の見過ぎが子供に甚大な悪影響を及ぼすという説が喧伝されています。これについてはどうお考えですか。 1970〜80年代にも、テレビが及ぼす悪影響についての論文が何千と発表されました。私たちはこの件に関して、方向性がまったく逆の研究をしました。当時、テレビを見るのは環境要因だとされていたのですが、私たちは、それが当にそうなのかと問いかけたのです。 一部の子供たちは、他の子供に比べてテレビの視聴時間が長かったり、特定のタイプの番組を好んで見ていたりしていました。私たちはここにも遺伝の影響があると示したのです。 同じことがインターネットやSNSについても言えるのではないかと考えています。若者は、それぞれの遺伝的資質に従ってインターネットを使っているように思えます。「いいね!」をもらうことに熱心になっていたりするのは社交性の高い人です。 個人的なことを言うなら、私はツイッタ

    行動遺伝学者に聞く「子供が勉強に向いていないとしたら、親はどうするべき?」 | 画面の見過ぎは子供に悪影響?
    kuzumimizuku
    kuzumimizuku 2023/04/02
    『個人的なことを言うなら、私はツイッターから離れているときほど、調子が良くなります(笑)』わかるー!ってなってしまった(;´Д`)
  • 「韓国人も日本人も、規則が緩和されているのになぜマスクを外さない?」 | 米紙がアジアの「マスク文化」を解説

    韓国では、屋内でのマスク着用義務が解除された。日も近々、屋内でのマスク着用を不要にしようとしている。台湾は、2月末に義務化を撤廃する予定だ。 このように規則が緩和されているにもかかわらず、東アジアの人々は頑なにマスクを手放そうとしない。もう何ヵ月も前からほとんどの場所でマスクをしなくてもよくなった欧米や東南アジアの人々にとって、この現象は奇妙に映る。そこで、米「ニューヨーク・タイムズ」紙が、その「謎」について解説している。 同紙はまず、そうした理由の一つに習慣を挙げる。アジアの多くの国では、2年以上にわたってマスク着用が義務付けられてきた。そのためマスクが日常生活の一部になってしてしまい、なかなか変えられないというのだ。横浜市でバレエを教えるニシムラ・ミズキ(24)は、「マスクをしていないと何かが足りないように感じる」とコメントする。

    「韓国人も日本人も、規則が緩和されているのになぜマスクを外さない?」 | 米紙がアジアの「マスク文化」を解説
    kuzumimizuku
    kuzumimizuku 2023/02/08
    同調圧力的なもので「仕方なく」あるいは「なんとなく」着けている人もいるけど、規制があろうとなかろうとコロナの感染リスクを軽減したくてマスクを着けてる人がいたらアメリカでは笑いものになるの?
  • 米紙の疑問「悪名高い掲示板『4chan』の管理人“ひろゆき”はなぜ日本で人気者なのか」 | 厳格な規則に抑圧を感じる若い人々の心を掴んだ

    米国に、陰謀論や人種差別、さらには銃乱射事件などを引き起こす“問題のWebサイト”がある。旧「2ちゃんねる」開設者のひろゆきが管理人を務める、英語圏最大の匿名掲示板4chan」だ。 米紙「ニューヨーク・タイムズ」が「ひろゆきは、日の若者の不満の声を代弁し、スターになっている」と報道。海外から、彼はどう見えているのだろうか。全訳を掲載する。 ひろゆきが語ろうとしないこと 日社会の欠点に意見を述べる彼のソーシャルメディアは、何百万人というフォロワーを集める。日最大級のファッションショーのランウェイに現れたかと思えば、政府作成の動画に出演して人々に個々の財政への注意を促す。ある全国調査では、高校生が選ぶ総理大臣候補の第一位もこの人物である。 日の厳格な規則に抑圧を感じる若い人々の心を掴んだ西村博之は、日国内では驚くほどの有名人だ。有名実業家、作家、コメンテーターとしていたるところに顔

    米紙の疑問「悪名高い掲示板『4chan』の管理人“ひろゆき”はなぜ日本で人気者なのか」 | 厳格な規則に抑圧を感じる若い人々の心を掴んだ
    kuzumimizuku
    kuzumimizuku 2023/01/02
    ひろゆきのおそらく根底にあるネット掲示板に対する「書く内容で制限するべきではない」という感覚自体は、その結果の問題が表面化してなお、個人的に共感できる部分はあるんよね。それが難しいこともわかるけども。
  • カズオ・イシグロ「物語には“分断”に対抗する力がある」 | ノーベル賞作家が語る「創作の意義」と「次世代への期待」

    ──「物語」を創作することは、将来的にどんな意味を持つようになると思いますか? 「世界が混乱し、分断されても、物語は永遠に『善に向かう力』であり続けると思います。どの世代においても、同時代の世界に語りかける作家の存在が非常に重要になるでしょう。私たちが住む世界では分断が加速していますが、私は物語を書き、それを共有することで、この流れに抗えると信じたいのです」 ──物語は現在の世界の分断にどのように対抗できるのでしょうか。 「物語が重要なのは、それが単なる情報の交換ではないからです。私たちが互いに物語を伝え合うとき、私たちは感情と、ある状況への感じ方を共有します。そこには共感が生まれます。他の人にとって大事なことが、自分からは遠いできごとだとしても、その感情がどこからきたのかを、ひとりの人間として理解することが大切なのです。 現在のように分断された世界では、感情を揺さぶる物語を作るときに気を

    カズオ・イシグロ「物語には“分断”に対抗する力がある」 | ノーベル賞作家が語る「創作の意義」と「次世代への期待」
    kuzumimizuku
    kuzumimizuku 2022/12/26
    『この作品は私たちを操ろうとしているのか? それとも人間のある側面に関する真実を語っているのか?』自分は、負の要素でも「その人にとっての真実」だった時に感情に刺さってしまうんだと思っている(悲観的)。
  • 英紙が取材「再稼働を控える女川原発に、地元住民たちが抱く不安」 | 「原発に信頼を置き続けることは、ある種の自滅行為」

    岸田文雄首相が原発17基の再稼働計画を推し進めるなか、そのうちの一つである宮城県の女川原発では、安全対策工事が着々と進められている。しかし、地元住民たちの多くはいまも不安を抱いており、ある調査では半数以上が再稼働に反対の意を示したという。英紙「ガーディアン」が、反対派の人々を取材した。 原発再稼働へ向かう日 深い森に囲まれた丘の上に建つ「女川原子力PRセンター」から、木々の合間を縫って注意深く目を凝らすと、女川原子力発電所を見ることができる。 40年以上前、原発推進派がこの町に原子力発電所を(そして補助金の約束を)誘致する運動をしていたとき、彼らは、この人里離れた立地──東北地方の入り組んだ半島──を念頭に置いていたのかもしれない。 だが、その辺鄙な立地にもかかわらず、女川原子力発電所は現在、政治的なスポットライトを浴びている。福島第一原子力発電所で3基の原子炉がメルトダウンを起こした「

    英紙が取材「再稼働を控える女川原発に、地元住民たちが抱く不安」 | 「原発に信頼を置き続けることは、ある種の自滅行為」
    kuzumimizuku
    kuzumimizuku 2022/12/19
    あくまでも自分の観測範囲の話ではあるけど、原発地元住民は「不安は福島原発事故以前からあり以後はその不安も強まってはいるが、同時に原発の恩恵を受けてきた認識もあり、単純に言えない」くらいの感じ。
  • ダニエル・コーエン 「セックスと恋愛感情が分けられた世界で人間性を認識するのは無理です」 | 未邦訳の新著『ホモ・デジタリス』に込められたメッセージ

    夢想に終わった「集団的知性」の到来 ──『ホモ・デジタリス』ではデジタル社会について「個人がバラバラになってしまい、架空のコミュニティを形成してそれに対処しようとしている社会」と評しています。厳しい見方だと感じました。なぜデジタル社会に失望しているのですか。 2000年代の始まりを思い出してください。あのときはウィキペディアの成功もあって、「これからは集団的知性の時代で、誰もが知識を得られる新しい時代がやってくる」と喧伝されていました。ところが、20年後のいま、どんな時代になったかといえば、フェイクニュースの時代、ポスト真実の時代です。米国の大統領がツイッター上で好き勝手なことを書いて、全世界に発信するようになりました。 タバコ産業がタバコの発がん性を完璧にわかっていながらもそれを売っていたのと同じで、SNS企業も、ヘイトむき出しのコンテンツや挑発的なコンテンツがいちばん売れることをわかっ

    ダニエル・コーエン 「セックスと恋愛感情が分けられた世界で人間性を認識するのは無理です」 | 未邦訳の新著『ホモ・デジタリス』に込められたメッセージ
    kuzumimizuku
    kuzumimizuku 2022/10/21
    「その感情、愛情でもあるかもしれないけど性欲でもある」という本質的な話に嫌悪感を持つ大人は増えた感じはする。
  • 何かに依存してしまう人たちに「共通点」はあるのか─依存症の専門医に聞く | 会員限定「公開インタビュー」をレポート

    新たな依存症とも呼ばれる「行動嗜癖(しへき)」とは、従来のアルコールや薬物などの物質依存とは異なり、「ある特定の行動に依存してしまう」状態。ギャンブルだけではなくインターネットやゲームへの依存なども含まれる。この領域の権威である樋口進先生(久里浜医療センター名誉院長)に、その対策について公開インタビューをおこなった。 ※ この記事は5月25日に開催した公開インタビューを記事化したものです。前後編にわけて、後編では読者からの質問にもお答えします。

    何かに依存してしまう人たちに「共通点」はあるのか─依存症の専門医に聞く | 会員限定「公開インタビュー」をレポート
    kuzumimizuku
    kuzumimizuku 2022/06/13
    個人的には「合法か非合法か」「健全か不健全か」の差だけで、誰もが何かに依存して生きてると思ってる。他人に迷惑をかけたり、自身にすら害を及ぼすようになったらそれが「依存症(病)」と呼ばれるんだろうけど。
  • 「ロシアに科されている経済制裁は“経済兵器”だ」ラグラム・ラジャンの懸念 | 乱用防止の枠組みが必要

    ロシアに科されている経済制裁は「経済兵器」だ──インド中央銀行総裁を務めた経歴を持つ、米シカゴ大学経営大学院教授のラグラム・ラジャンが警鐘を鳴らしている。 制裁に即効性はないが痛みが伴う 戦争は恐ろしいものだ。たとえ、それがどのようなものであれ。それでもなお、ウクライナの民間人が殺され、故郷を追われていという背景を鑑み、ロシアによるウクライナへの理不尽な攻撃には、間違いなく異議申し立てをする必要があった。各国政府は、ウクライナへの軍事兵器の供給に加え、ロシアに対して「経済兵器」を投入している。ロシアはその軍事力に比べると経済的には小国だが、軍事兵器を使用する範囲や標的とする地域を広めて攻撃する可能性はなおあり、これは世界が負うべきリスクだ。 ロシアの無差別爆撃に比べれば、経済兵器は人を殺す速さは遅く、目立った破壊も、与えられる恐怖も同等ではないだろう。とはいえ、ロシアに対して投入された前例

    「ロシアに科されている経済制裁は“経済兵器”だ」ラグラム・ラジャンの懸念 | 乱用防止の枠組みが必要
    kuzumimizuku
    kuzumimizuku 2022/04/20
    『平和的共存は、戦争よりも常に優れている。』まっとうな人は誰もが悩んでると思うけど、相手が平和的共存を望んでない場合、じゃあどうすりゃいいんすかね。武力衝突を避けるための経済制裁なんじゃないっすかね。
  • フランス紙「ウクライナの惨状は日本人に東京大空襲の苦い記憶を思い出させる」 | 当時も多くの民間人が犠牲に…

    仏紙「ル・モンド」は、複数の都市が壊滅し、多くの民間人が犠牲となっているウクライナの状況を、かつての東京と重ね合わせて見ている日人がいると報じた。 東京大空襲でも多くの民間人が犠牲に 「戦争反対! 民間人への爆撃反対!」 3月初旬、そんなプラカードを持った年配の女性が一人で東京中心部の地下鉄駅の出入口に立っていた。女性の名はミウラ・フミコ。彼女がまだ6歳だった1945年3月9日深夜から翌10日未明、家族とともに暮らしていた東京の北東部が米軍のB-29の焼夷弾爆撃を受けた。ミウラ自身はそのときの焦熱地獄を逃れられたが、そのとき目にした惨状はいまも忘れていない。 ミウラはロシア軍の爆弾にさらされるウクライナの光景に心を痛め、この人通りの多い場所に来て、手書きのプラカードを持つことにしたという。

    フランス紙「ウクライナの惨状は日本人に東京大空襲の苦い記憶を思い出させる」 | 当時も多くの民間人が犠牲に…
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    kuzumimizuku 2022/04/09
    ルールがあっても民間人を絶対に巻き込まない戦争は無理だと思っているけど、最低限意図的に民間人を狙った攻撃はきちんと裁かれるべきと思う。勝った国を裁けないなら、今のロシアには負けてもらわないといけない。
  • チョムスキーが見たウクライナ情勢「先に裏切ったのはロシアではなく、アメリカのほうだった」 | “世界最高の論客”が忘れられた超大国の戦争犯罪を告発

    アメリカも国際法を踏みにじった ──ロシアウクライナ侵攻は、武力による威嚇または行使を禁じた国連憲章2条4項に明確に違反する行為です。ところが、プーチンは侵攻初日の2月24日におこなった国民向けの演説で、ウクライナ侵攻に法的な正当性を与えようとしました。 ロシアは、アメリカとその同盟国が国際法を繰り返し違反してきた証拠としてコソボ、イラク、リビア、シリアの事例を挙げています。プーチンによるウクライナ侵攻の法的な正当性について、そして冷戦後の国際法の地位についてはどうお考えでしょうか? 最初の質問については、何も言うことはありません。プーチンが侵略に法的な正当性を与えようとしたところで、意味はありません。 もちろん、アメリカとその同盟国が国際法を平然と破っていることは事実ですが、だからといってプーチンの犯した罪が軽くなるわけではありません。とはいえコソボ、イラク、リビアの事例と、今回のウク

    チョムスキーが見たウクライナ情勢「先に裏切ったのはロシアではなく、アメリカのほうだった」 | “世界最高の論客”が忘れられた超大国の戦争犯罪を告発
    kuzumimizuku
    kuzumimizuku 2022/04/02
    米のイラク侵攻も今の露の宇侵攻も、過去の侵略戦争も「不当な、繰り返してはいけない行い」だと思う。再発を防ぐには、自分は「手土産」ではなく「罰」が前提の国際システムを作るしか無いと思う。
  • プーチンに「ガセネタ」を伝えていたロシアFSB幹部「自宅軟禁騒動」の真相 | 【Eye Spy】大統領の「被害妄想」は増すばかりか

    日々報じられるニュースの陰で暗躍している諜報機関──彼らの動きを知ることで、世界情勢を多角的に捉えることができるだろう。国際情勢とインテリジェンスに詳しい山田敏弘氏が旬のニュースを読み解く連載。今回は世界的にも話題になっている、ロシアの情報組織「FSB」幹部が軟禁された事件に関する真相に迫る。 プーチンの側近たちは「スパイ上がり」 3月13日、仏「AFP通信」がこんな記事を掲載している。 「ロシアの強力な組織であるFSB(連邦保安局)の、あまり知られていない部門のトップが尋問され、自宅軟禁状態にあるようだと報じられている。ソ連時代にKGB(旧ソ連国家保安委員会)の部だったモスクワのルビャンカ広場にある、FSB部に異変が起きているのではないかとの声も専門家らから聞かれる」 2月24日に始まったロシアによるウクライナ侵攻。停戦交渉が続くなか、ウクライナ国内では多くの死者が報告されている。

    プーチンに「ガセネタ」を伝えていたロシアFSB幹部「自宅軟禁騒動」の真相 | 【Eye Spy】大統領の「被害妄想」は増すばかりか
    kuzumimizuku
    kuzumimizuku 2022/03/19
    致命的なきっかけはFSB幹部の情報かもしれないけど、今もなおプーチンが「宇軍が民間人を攻撃している」と主張したりするあたり「イカれてる」か「側近に事実を伝える人間がもう誰もいないか」なんじゃないのと思う。
  • ユヴァル・ノア・ハラリ「ロシアの侵略を許せば世界中の独裁者がプーチンを真似るだろう」 | 今こそ、誰もができることをするべき

    著作が3500万部を売り上げ、地球で最も影響力のある知識人の一人となる以前に、ユヴァル・ノア・ハラリは、あまり研究されてこなかった軍事史に関する大著を発表していた。『騎士道時代の特殊作戦』(未邦訳)は、11〜16世紀に実行された暗殺、拉致、背信、サボタージュを総括した一冊だ。 それから15年、ロシアによるウクライナ侵攻がこのの再読を促している(書はイスラエル人とパレスチナ人の何度目かの対立の最中に書かれた)。その理由は明白だ。軍事史を理解することは、「ワグナー・グループ(ロシアの民間軍事会社)」の傭兵やラムザン・カディロフの「チェチェンの犬ども」(殺戮私兵団)の展開を、より良く理解するのに役立つかもしれないからだ。 そして今、ハラリは人類の歴史の行方がウクライナにかかっており、だからこそ決してプーチンに勝利を許してはならないと訴える。 プーチンは欧州を一つにした ──21世紀の戦争は、

    ユヴァル・ノア・ハラリ「ロシアの侵略を許せば世界中の独裁者がプーチンを真似るだろう」 | 今こそ、誰もができることをするべき
    kuzumimizuku
    kuzumimizuku 2022/03/18
    『我々が圧政と攻撃の勝利を許したら、すべての人がその結果を被ることになります』そう思う。希望があるとすれば、善意や正義といった曖昧なものではなく誰もが当事者候補として自分のためにひとつになれる可能性。
  • 西側諸国の「正義」が口先だけかどうかをアジアやアフリカの国は“疑いの目”で見ている | トマ・ピケティ「新しい“眼”で世界を見よう」

    欧州に戦争が戻ってきた。それも壮烈無慙な戦争である。人口4500万人の国に、人口が3倍、軍備が8倍の隣国が攻め入ったのだ。 遠目には、いまの状況が1870年から1945年の間に3度繰り返されたフランスとドイツの国境紛争と比較できるのではないかと考える人もいるに違いない。クリミアとドンバスは自国のものだと言うロシアが、アルザスとモゼルを自国のものだと言っていたドイツと重なるところがあるからだ。 だが、両者には根的な違いがある。今回の戦争のほうが、人口でも、軍備でも、はるかに不均衡が目立つのだ(1870年、1914年、1940年の時点での人口はドイツがフランスより60%多かった)。加えてウクライナの当局は、係争地の住民の権利を尊重し、係争地の主権の帰属について協議する用意があることを示してきた。 原理原則を言うならば、このようなデリケートな問題は、できるだけ民主的で、落ち着いたプロセスで進め

    西側諸国の「正義」が口先だけかどうかをアジアやアフリカの国は“疑いの目”で見ている | トマ・ピケティ「新しい“眼”で世界を見よう」
    kuzumimizuku
    kuzumimizuku 2022/03/17
    「正義」も(自国の)損得が大前提なのはどの国もわかってると思うけどなあ。だからロシアの「圧倒的に損するはずの侵攻」を誰もが「まさか」と思ったし「核を撃たれても正義を貫く」みたいな手は打た(て)ない。
  • 元モサド長官エフライム・ハレヴィ「ウクライナ侵攻を解決するヒントは“キューバ危機”にある」 | アメリカ政府がプーチンに対してすべきこと

    世界最強の諜報機関と言われるイスラエル諜報特務庁、通称モサド。1998年から2002年までその長官を務めたエフライム・ハレヴィが、イスラエル紙「ハアレツ」に寄稿。ウクライナ侵攻後、プーチン大統領が早々に核のカードを切った理由、そしてアメリカが果たすべき役割について自身の見解を伝えている。 ロシアによるウクライナへの大規模侵攻開始から1週間と経たない2月27日、ウラジーミル・プーチン大統領は、東西冷戦の終結以来初めて「核の脅威」のカードを切った。これをおざなりに済ますことはできない。 通常戦力において、ロシアウクライナに対し明確かつ圧倒的に勝っていることを考えれば、この作戦はプーチンにとって一見、自滅的にも思える。これほど早い段階でプーチンが核による脅しを持ち出す必要があるのだとすれば、その理由を真剣に分析しなければなるまい。

    元モサド長官エフライム・ハレヴィ「ウクライナ侵攻を解決するヒントは“キューバ危機”にある」 | アメリカ政府がプーチンに対してすべきこと
    kuzumimizuku
    kuzumimizuku 2022/03/12
    プーチンはそもそも損得勘定ではなく威厳のために侵攻してるように見えるので『プーチンの威厳を損なわず、撤退できる道』があればベターではあると思うけど、自分の想像の範囲ではそんなのある気がしない(;´Д`)
  • ソ連の元報道官アンドレイ・グラチョフ「ロシアは第三次世界大戦に負けたかのような感覚だった」 | ゴルバチョフの元報道官が分析

    アンドレイ・グラチョフ(80)は、ソ連最後の最高指導者ミハイル・ゴルバチョフのもとで1991年12月のソ連崩壊まで報道官を務めた人物である。その後はパリに住み、ロシアの新聞社の特派員として活動した。なぜウラジーミル・プーチンは隣国に戦争を仕掛けたのか。根にある要因を掘り下げて解説する。 ロシアと西側諸国は良質な関係を築けなかった ──ウラジーミル・プーチンの決断に驚きましたか。 プーチン露大統領はかつてソ連崩壊を「20世紀最大の地政学的大惨事」だと言いましたが、そのプーチン大統領人が躊躇なく自国を新たな地政学的大惨事へと突き動かしました。ウクライナの現状や国際社会で孤立を深めるロシアを見れば、まさに「大惨事」というべきです。 ただ、今回の戦争について、これを単にウラジーミル・プーチンの妄想じみたビジョン、常軌を逸したビジョンから生まれたものだと考えてはなりません。この危機は、錯乱状態の

    ソ連の元報道官アンドレイ・グラチョフ「ロシアは第三次世界大戦に負けたかのような感覚だった」 | ゴルバチョフの元報道官が分析
    kuzumimizuku
    kuzumimizuku 2022/03/08
    見る角度によっては「仲間はずれのイジメ(非暴力)を受けていた人間が長年の恨みから刃物で刺した」的なことなのかもしれないけど、それでも暴力を是とすることはできないし、国家がその思考で動くのは……と思う。
  • ゼレンスキー大統領インタビュー「わが国が陥落すればロシア軍は西側国境で挑発行為をするだろう」 | 皆、戦争がすぐに終わると思っている

    皆、戦争がすぐに終わると思っている ゼレンスキー大統領インタビュー「わが国が陥落すればロシア軍は西側国境で挑発行為をするだろう」

    ゼレンスキー大統領インタビュー「わが国が陥落すればロシア軍は西側国境で挑発行為をするだろう」 | 皆、戦争がすぐに終わると思っている
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    kuzumimizuku 2022/03/03
    「侵攻はよくない」「人命が奪われる行為はよくない」という正義感だけでなく「これを認めたら世界で同じ口実が正当化される」という危機感が各国で共有されてるはずなので、そこはゼレンスキー氏もわかってほしい。
  • 1億色を識別できる「4色型色覚」の女性が語る「あまりにも素晴らしく、あまりにも特別なこの世界」 | 「この世界でどうやって不幸になれるのだろう」

    アーティストのコンチェッタ・アンティコは、子供の頃からいつも「ちょっとだけ奇抜」だったという。彼女は10年前、自分が見ている世界が他の人のそれとは文字通り違うことを知った。彼女にとって、この世界で生きるとはどういうことなのだろうか──。 彼女の生きる「サイケデリックな世界」 芸術家が作品のために事実とは異なる表現をすることを、「アーティスティック・ライセンス」と言う。コンチェッタ・アンティコの絵画に使われる鮮やかな配色を見れば、あなたはすぐに彼女もそれをやっていると思うだろう。 アンティコが描くユーカリの木の幹は、紫と藤色を帯びており、オウムの黄色いトサカは、うっすら青緑がかっている。彼女が描く庭の奇抜な配色は、ほとんどサイケデリックなほどだ。 「単に芸術家を気取りたいわけでも、アーティスティック・ライセンスを使っているというわけでもないんです」とアンティコは言う。 「私は当に見たままを

    1億色を識別できる「4色型色覚」の女性が語る「あまりにも素晴らしく、あまりにも特別なこの世界」 | 「この世界でどうやって不幸になれるのだろう」
    kuzumimizuku
    kuzumimizuku 2022/02/13
    感覚的には、色の情報量が100倍になったら、目視の色情報でも、記憶の色情報でも、脳のメモリが足りなくなりそうな気がしてしまうのだけど、色覚は脳とも連動しているのだろうか、というようなことを考えてしまった。
  • 「うるさい、うざい、高慢ちき」 職場で“声のデカい”女性はなぜ叩かれるのか | 男性は何も言われないのに!

    女性が職場で主張したり声を張ったりしたら、「攻撃的」「やかましい」「偉そう」などと批判されやすい。男性の同僚が同じことをしても何も言われないのに、女性はなぜ情熱や自信を見せただけで叩かれるのか。 女性が会議で発言すると… 声の大きな女性であるにもかかわらず、ジュディス・ハウエル(49)は自分の声を聞いてもらうために、とてつもない努力が必要だった。政府のロビイストだったハウエルは、職場でよくこんな経験をしたという。 「信じがたいほど男性優位で、会議で私が発言すると、他の人がまるで自分の意見かのようにそれを話すんです。それで私は少し強引になったり、強く主張したり、話を遮ったりして、怒鳴ることはなくても声を張り上げなければなりませんでした。それを疎ましく思う人もいました」 ハウエルは自分の声が大きいことを明るく認める。「私は男兄弟のなかで育ちました」と太く響く声で言う。「それに幼い頃から歌を習っ

    「うるさい、うざい、高慢ちき」 職場で“声のデカい”女性はなぜ叩かれるのか | 男性は何も言われないのに!
    kuzumimizuku
    kuzumimizuku 2022/01/25
    個別にこういう「旧い」問題があるのは否定しないけど、個の問題を全体論的に問題視する戦略はもはやそれ自体「旧い」と思う。男でも、誰でも、(性や印象で)似た問題あるから改善しよう、のほうが健全(と思う)。
  • 喫煙文化が復活? アメリカで20年ぶりにタバコ販売数が増加した理由 | 「タバコを吸う姿が格好いい」

    若者は喫煙率の減少に貢献してきたが… アメリカの成人の喫煙率は30年間着実に減少していた。特に2000年以降は着実に低下しており、50年前よりも約66%低くなっていた。しかし、2020年のタバコ販売数は、20年ぶりに増加となった。 この結果とパンデミックの関連性については明らかになっていない。だが、米紙「ニューヨーク・タイムズ」は、街角の若者たちに喫煙についてインタビューを行い、その関連性を探っている。というのも、過去20年以上にわたる喫煙率の減少に、最も大きく貢献していたのがその時代の若者たちだったからだ。

    喫煙文化が復活? アメリカで20年ぶりにタバコ販売数が増加した理由 | 「タバコを吸う姿が格好いい」
    kuzumimizuku
    kuzumimizuku 2022/01/20
    喫煙者として興味深い。非喫煙の他者から見れば単なる依存なのだろうけど、自分にとっては趣味と同じ「煙草を吸ってる間の、他に何もしない穏やかな時間を楽しむ娯楽」なので、非喫煙者と共存していけるといい。
  • 米国人の40%超が「東京五輪にまったく興味なし」NBCの視聴者数はガタ落ち | アスリートの感動物語はもうたくさん? | クーリエ・ジャポン

    東京五輪の人気を見込んでIOCに巨額の放映権料を支払っている米NBCだが、視聴者数がリオやロンドン大会に比べて激減。アメリカでは五輪への関心が低いことに加え、アスリートの感動物語を押しつけようとする姿勢にも問題があると米紙が報じている。 過去33年間の開会式で最低 東京五輪が開幕する前、NBCの幹部らは記者会見を開き、いつもとは違う今回の大会にどう臨んでいくかについて語った。 「この五輪は私たちの人生のなかで最も意味のある大会になると信じています」と、五輪番組の制作総責任者を務めるモリー・ソロモンは断言した。「世界が苦難を経てきたいま、人々はきっと共通の経験を求めていると思います。アスリートたちの物語以上に、私たちが一体になれるものなど他にあるでしょうか?」 そのメッセージは希望であり、同時に東京五輪をパンデミック終息の象徴にしたいというNBCの願いでもあった。ついに日常を取り戻した人類の

    米国人の40%超が「東京五輪にまったく興味なし」NBCの視聴者数はガタ落ち | アスリートの感動物語はもうたくさん? | クーリエ・ジャポン
    kuzumimizuku
    kuzumimizuku 2021/08/03
    かなり関心あり16%で少し関心あり43%なら自然な数字に見えるけどなあ。「他の配信が増えた影響」を理由に挙げてたとおり、単に選択肢が増えただけだと思う。