ベンチャー・キャピタルにとって、有望なベンチャー企業の早期発掘は重要な戦略だ。しかしアナリティクスの進化によって、いまや「未来の起業家」をアルゴリズムで予測し接触するVCが現れているという。その実践者、ブルームバーグの投資部門トップが経緯を語る。 ベンチャー・キャピタル(VC)はゆっくりと、しかし確実に、データ主導型ビジネスとしての色合いを強めている。非上場企業に関するデータは乏しいこともあるものの、どのベンチャー企業に投資すべきかを判断するために定量分析を頼みとするVCがますます増えている。だが、金融情報の総合サービスを提供するブルームバーグの投資部門、ブルームバーグ・ベータは、その一歩先を行こうとしている。アルゴリズムを用いて、未来の起業家を――本人が起業する“前”に――選び出すのだ(英語記事)。 はたしてアルゴリズムは、未来の起業家をどれほどうまく選べるのだろうか? ブルームバーグ・