「包装紙が無くなりそうやけん、来ちゃらんね」福岡の商店街の中では頑張っている西新商店街で果物店を営んでいる叔父から電話が来た。半世紀ほど前に大手の百貨店から独立する時に、宣伝部のデザイナーさんが作成してくれた包装紙を使い続けている。やぼったいナと思った時期もあったが、これがなかなかに味を出していると最近になり感じている。 一時期、福岡の繁華街である天神にも店舗を出して繁盛していたのに、「商品にも客にも目が届かなくなった」と天神の店を閉めて西新の店だけにした人だ。凡人には、理解し難い。 そんな叔父に「商売はどうね、西新商店街は人通りがあるけど厳しかろ」と聞くと「そりゃ、商店街の人から果物だけで良く商売が続きようね、って言われるばい」 う~ん、ここは商売繁盛に繋がる販促の話をしなければ・・・。「あのさ、いつも買いに来てくれる常連さんとかおるっちゃろ。」 『そら、おるくさ』 「その常連さんを逃さ