2008年4月19日のブックマーク (3件)

  • ハイエク晩年の進化と自生的秩序についての考察 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    吉野裕介氏(京都大学大学院経済学研究科)による「ハイエク『致命的な思い上がり』の成立過程に関する一試論――「進化と自生的秩序」メモを中心に――」は、ハイエクの最晩年の著作『致命的な思い上がり』をめぐる重要な実証的研究。またハイエクの思想の核心部分である「進化」と「自生的秩序」についての簡潔な見取りを描いていて、ハイエク入門としても読める。 http://www.lib.hit-u.ac.jp/CHSSL/d_shiryou/nenpou/28/28_03.pdf ところでこの論説の付録に付されたハイエク自身の「進化と自生的秩序」を読むと、そこに展開されているアリストテレスートマス・アクィナスのよる静態的な秩序社会、その秩序を維持するための「道徳」、そしてその「道徳」との戦いこそ経済学の使命である、という一連の思索は、明らかにドイツ歴史学派(ブレンターノ)もしくはイギリス歴史学派(アシュレー

    ハイエク晩年の進化と自生的秩序についての考察 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
  • 18世紀のネットカフェ

    書店で『を読むデモクラシー―“読者大衆”の出現』というを見つけて読んでいます。「読書の社会史」をテーマに、近代において人々が「」というメディアとどのように付き合ってきたかを論じた。その中で、18~19世紀のパリに存在していた「読書室」という商売が紹介されています: そもそも、にしても、新聞にしても、まだまだ非常に値段のはる商品だったのである。たとえばバルザックの名作『ゴリオ爺さん』(1835年)は、2巻で発売されて、その価格は15フランしたというから、現在の感覚でいえば1万円以上した計算になる。これでh、いくらが読みたいといっても、庶民には、おいそれと手が出るはずもない。 したがって貴族やブルジョワジーは別格として、ふつうの人々は小説や新聞をレンタルで、つまりは「貸屋」で借りて読んでいたのだ。料金を取って、や新聞雑誌を読ませる、この商売は、すでに18世紀には、ヨーロッパ各

  • tejima-seminar – OpenPNE