<澤藤統一郎(さわふじとういちろう):弁護士> (2021年3月8日) 本日は「国際女性デー」 。かつては「国際婦人デー」と言っていたはず。いったいいつころから、「女性デー」となったのだろうか。「婦人」から「女性」へ。その変化は、何を物語るのだろうか。 ネットを検索していたら、たまたま広井多鶴子(実践女子大学教授)の《「婦人」と「女性」-ことばの歴史社会学-》という論文に出会った。これが、すてきに面白い。いろんなことを教えてくれる。 http://hiroitz.sakura.ne.jp/resources/%E8%AB%96%E6%96%87/woman.pdf この論文を読んでなるほどと思う。「婦人」という言葉の使われ方は、時代の社会意識を映してきたのだ。納得できる内容だし、何よりも「ことばの歴史社会学」というタイトルがピッタリではないか。 以下に、A4・8枚のこの論文の一部を引用させ