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ブックマーク / tu-ta.seesaa.net (38)

  • 『津久井やまゆり園「優生テロ」事件、その深層とその後』メモ1(第Ⅰ部第三章まで)

    考え続ける会で2023年2月11日に出版記念の会を企画。 その日の朝までに、第一部までのメモを書いた。 このには長いタイトルとサブタイトルがある。 津久井やまゆり園「優生テロ」事件、その深層とその後 戦争と福祉と優生思想 まず、こののタイトルが相模原障害者殺傷(優生テロ)事件ではないというところに注目したい。「優生テロ」かどうかはとりあえず、脇に置く。津久井やまゆり園という歴史のある入所施設で元職員が起こしてしまった事件であるということ、つまり、事件が起きる前から、そこでどのような支援が行われ、具体的に(そこだけではないが)入所施設がどのような場所になっているかを考え続ける必要があると思うから。 現代書館のHP http://www.gendaishokan.co.jp/goods/ISBN978-4-7684-3596-0.htm には以下の内容紹介がある。 【内容】 「植松聖」と現

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    kyfujita 2023/02/13
  • 今日、考えたこと

    ブログ名 今日、考えたこと ブログ紹介 読書メモや忘れたくないことを中心にここに書いてます。 BIGLOBEがブログを廃止するということで2022年9月にここに引っ越しました。 新しいURL URLは https://tu-ta.seesaa.net/ ブックマークとかしてる人、そんなには多くないとは思うものの、今後ともよろしくお願いします。 ツイッターでの @duruta で短いのもときどき書いてます。 で、このブログ基的に自分用のメモの記録なので不親切な部分は多々あると思います。ときどき、宣伝なんかも掲載しますが。 いまはここに氏名を書いてませんが、氏名をつけてぼくのブログを紹介してくれてる人を否定もしません。 また、ぼく自身が書いたものについての転載や引用は自由です(クリエイティブ・コモンズとかいう扱いでいいと思います)が、使ったことを親切に教えてもらえたら、とてもうれしいです。コ

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    kyfujita 2023/02/13
  • ウクライナの戦争と、非武装・9条の原理との関係について

    ウクライナでの戦争をめぐる「市民の意見30」紙上での議論は大切な話ではないかと思った。しかし、あまり噛み合っていないようなので、自分なりに考えたことを書いてみた。 議論として、目に見える形で開始されたのが、杉原浩司 さんによる「ウクライナの人々の尊厳を認めること」https://www.iken30.jp/bulletin/192/ からPDFにリンク (SNSでは、ウクライナ戦争ウクライナの問題を指摘する論調への批判を杉原さんは以前からしており、杉原さんにまとまった文書を書くように、ぼくが頼んだこともあった) この文章の執筆の動機について、杉原さんは以下のように書く。 ~~~ 誌6月1日号の特集「ウクライナ戦争を考える」に対して感じた強い違和感がこの原稿につながっている。侵略を仕掛けた 戦争犯罪人であるプーチン (ロシア)ではなく、侵略を受けたウクライナと支援する アメリカの側を批判

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    kyfujita 2022/10/24
  • 立岩さんの「障害者と/の労働について:覚書」から(また本の紹介はしてない48回目)

    「障害者と/の労働について:覚書」 http://www.arsvi.com/ts/20210011.htm として生存学のサイトで公開されている。研究会の案内にこの文章からの引用があった。 「障害者の就労という主題に限らず労働について考えることはこれからしばらくの大きな主題だと、私はかなりにまじめに思っている」 「労働の分配・労働の分割もおもしろい主題としてある。しばらく私たちは消費社会を語ってきたのだが、とくにこれから何十年かは労働がもっとも大きな主題の一つとなるだろう」 「ここではごく基的なことを。一番単純には、「障害」に対応する英語は disability であり、労働は ability を要する行ないであり、ability がなければ仕事にはつけない、収入も得られない、終わり、となりそうだ。そして私自身は、そこからものを考えてきたところがある。働けないものは働けない、は事実とし

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    kyfujita 2022/05/10
  • SDGs――危機の時代の羅針盤 (岩波新書)メモ

    読書メーターに書いたメモに補足 SDGsのことをほとんど知らずに「SDGsはアヘンだ」という斎藤幸平さんの話を受け入れてきた。このを読んでもやはりその妥当性は失われていないと思う。そして、同時にそれは「綱引きの場所だ」と古沢広祐さんの話を聞いて感じていたことを確信させるでもあった。参照 https://.at.webry.info/202103/article_3.html とはいえ、一番の驚きは稲場雅紀さんが外務省のSDGsの交渉官だった外交官と共著していること。これをどう考えたらいいのだろう。「ありそう」という声も。 2022/02/17 124-125pには「デトロイト トーマツグループ」の「デトロイトジャパン」に籍を置いたという山田太雲さんのことが紹介されている。「企業におけるSDGsの主流化に取り組んでいる」とのこと。企業がお金を出して、コンサルを受けて、トランスフォームにつ

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    kyfujita 2022/04/19
  • 『差別はたいてい悪意のない人がする』メモ

    差別はたいてい悪意のない人がする 見えない排除に気づくための10章このを出している大月書店のこののサイトは http://www.otsukishoten.co.jp/book/b585887.html 上記のサイトから、プロローグと目次が読める仕組みになっている。 プロローグの最後のほうには以下のように書かれている。 差別に関するの執筆を追えるいまこの瞬間にも、私は相変わらず差別についてよく知っているとは言いきれない。それにもかかわらず、私たちをとりまく社会を理解し、自己を省察しながら平等へのプロセスを歩みつづけることは、自分は差別していないという偽りの信仰よりも、はるかに貴重だということだけは明らかである。13p 「トークニズム」という言葉を知らず、このを読んで初めて知った。25p https://tesolblog.com/tokenism/ にわりと詳しい説明がある。 以下

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    kyfujita 2022/01/13
  • 『なぜリベラルは敗け続けるのか』メモ

    なぜリベラルは敗け続けるのか 岡田 憲治 著 タイトルは前から気になっていた。そして、著者の話は隣町珈琲で聞いたことがあったので、興味はあったが未読だった。おおた社会福祉士会の会長に紹介されて読了。印象は軽いがテーマは深いと思う。 このではヴェーバーにはまったく触れられていないが、書かれていることの多くはヴェーバーが言う人を動かすのは利害であって、理念ではないという話でもある。どっちが得なのかで人は動く。基的に利害が動機で行動するって話。同時にヴェーバーは【「理念」によってつくりだされた「世界像」は、きわめてしばしば転轍機(ターンテーブルのルビ)として軌道を決定し、その軌道の上を利害のダイナミックスが人間の行為を推し進めてきた】ともいう。しかし、ここには「世界像」の話はない。それが軽い印象を与えるのだろう。 そして、理念と利害の弁証法的な関係もあるはず。利害を動機にして行う行動が理念を

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    kyfujita 2021/11/21
  • 「水俣病の少女が入浴する写真」から考えたこと(追記あり)

    生存学研究所のMLで教えてもらったのが以下 http://www.arsvi.com/b2010/1304yy.htm#a ここに関連情報として、「入浴する智子と母」に関する『ユージン・スミス 水俣に捧げた写真家の1100日』に書かれた間違いの指摘や、それに関する著者からの謝罪の文章のURLなどが記載されている。

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    kyfujita 2021/10/09
  • 成年後見制度、その促進法は いろいろな言葉で飾ってはあるが、もとから変えなきゃダメだろう

    8月のおおた社会福祉士会の定例会で知り合いで精神障害当事者会ポルケの山田悠平さんが成年後見制度について話すというので参加し、その後、いろいろ考えたことがあったので記録。

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    kyfujita 2021/09/26
  • 『社会はこうやって変える!』ことができるかな?その1(ほんの紹介41回目)

    2021年7月に、「たこの木通信」に送った原稿(ほんの紹介41回目) ~~~ 『社会はこうやって変える!』ことができるかな?その1(ほんの紹介41回目) 今回、紹介するのは『社会はこうやって変える!』副題は「コミュニティ・オーガナイジング入門」(藤井敦史など訳、法律文化社2020年)。英国での『コミュニティ・オーガナイジング』(以下、COと略)に関して、その考え方や実践が紹介されている。少し検索するとCOにも、流派があるようだ(詳しくは知らない)が、どこにも共通しているのは、『市民(人々)の力で自分たちの社会を変えていくための方法であり考え方』という部分。このでは以下のように紹介されている。 このは…象徴的な抗議行動からパワーと変化のための戦略へと移行する方法を示している。それは、自分たちの計画を立てるためにどのように人々が集まり、その計画を達成するためにどのように協働するかに関わって

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    kyfujita 2021/09/01
  • 小山田圭吾氏の問題から考えたインクルーシブ社会への課題(せめぎあう共生)

    小山田圭吾氏の問題。 その雑誌インタビューで描かれた壮絶ないじめや傷害行為は許されるものではないでしょう。 同時に、それが『ひどい』と非難することは必要ですが、そこで終わってしまってはダメだと思います。 じゃあ、どうすれば、そんな行為をなくすことが出来るのか? 障害児が同じクラスにいれば、必然的に起きるのか? 障害児だけ分けて、支援校や支援級に行けばそれでいいのか? 小山田圭吾氏が在学していたのが、共同教育をうたう和光学園だったということが考えるきっかけになりました。 それを考える過程で知りえたのが、長期間にわたって和光大学の教員であり、いまは名誉教授の篠原睦治氏らの『せめぎあう共生』という考え方でした。以下のサイトで教えてもらいました。 「いじめもまた共生のプロセス」との主張とそれに対する批判まとめ https://4skmsd.hatenablog.jp/entry/2021/08/0

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    kyfujita 2021/08/12
  • 小山田圭吾氏の問題についてのリンクなど 追記:篠原睦治氏の言説、田中多賀子さんの考察、佐藤聡氏インタビューなどについて

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    kyfujita 2021/08/10
  • 『社会はこうやって変える!』メモ1(本の紹介と、翻訳者による「本書の読み方」までのメモ)

    ~~~~ 日語版刊行にあたって 書の読み方 序 章 コミュニティ・オーガナイジングへの誘い 1 第 1 章 変化を起こすためにはパワーが必要だ 23 第 2 章 自己利益こそが大切である 34 第 3 章 パワーを生み出す実用的なツール 47 第 4 章 問題を課題へと変える 56 第 5 章 リアクションを引き出すアクション 69 第 6 章 キャンペーンを作るための実用的なツール 85 第 7 章 ありえない連合と創造的な戦術 98 第 8 章 時間を生み出す 113 第 9 章 鉄  則 120 事項索引 人名索引 謝  辞 訳者紹介 著者のプロフィール 以下、最初から付箋にそってメモ ~~~ ~~~ 「日語版に刊行にあたって」という冒頭の文章の次の「書の読み方」という藤井さんの文章は 法律文化社のサイトで読むことができる。 https://www.hou-bun.com/c

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    kyfujita 2021/07/02
  • 花崎さんのピープルネスとは何か

    経済学批判要綱』と『資論』から、具体性の論理としての弁証法を取り出すという意図をもって著述したもの (『季刊ピープルズプラン25号、2004年2月)

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    kyfujita 2021/06/01
  • 希望について(花崎さんのブックレットに関連して)

    数年前、若い知人のWくんに誘われて、教育科学研究会の全国集会の分科会で話をさせてもらったことがある。もらったテーマは「反戦運動、多文化連帯の地域づくりの実践から」というものだったにもかかわらず、このテーマに添った話が出来なかったことだけは何故か明確に覚えている。(Wくんごめん。)

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    kyfujita 2021/06/01
  • 池住義憲さん「平和と人権をまもる人間として立ちつづける」の感想はほとんど書いていない 追記2021/6/1

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    kyfujita 2021/05/29
  • オープンダイアローグの責任とは?

    蒲田でのオープンダイアローグの勉強会に参加させてもらっています。 やはり、一人でを読むより、何倍も面白いし、勉強になります。 対話が学ぶことを促進してくれるような気がするのです。 いままで気付かなかったこと、言語化出来てなかったことが言語化できたように感じることが多々あります。 たとえば 先日、ODの「原則4 責任を持つこと」について、読んで、勉強っていうか、みんなで対話していました。 そこで気になったのですが、『開かれた対話と未来』の第7章が「対話における応答の意味」です。 この応答がレスポンスだとすると、原則4のレスポンシビリティと連関しているのではないかと。 そこで思い切って、出版社にメールして聞いてみました。以下のように。 ~~ 『開かれた対話と未来』での記述についての質問 蒲田でODの勉強会をしていて、「原則4 責任を持つこと」についてダイアローグをしていて、気になったのですが

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    kyfujita 2021/04/03
  • SDGsはアヘンでもあるけど、綱引きの場と考えたほうがいい(2021年5月、9月、2022年1月、2023年2月追記)

    多くの科学者が指摘し始めたように、そもそも経済成長と二酸化炭素削減は、求められているペースでは両立しえないものなのです。つまり、無限の経済成長を追い求める資主義に緊急ブレーキをかけない限り、気候変動は止まらない。これが問題の核心部分なのに、SDGsはそこから人々の目をそらさせる。その点を危惧しています。

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    kyfujita 2021/03/07
  • 100分de「全体主義の起源」(番組というよりテキストの)書きかけのメモ および「アーレントとパレスチナ」に関して

    書きかけのメモがいろんなところに置いて、そのまま忘れていて、「あっ、こんなのがあった」とびっくりするのだが、これもフェイスブックのノートに書きかけで置きっぱなしになっていたもの。完成させることはできそうにないので、ちょっと補足してブログにアップ。 フェイスブックについているタイムスタンプは2017年9月7日 URLは https://www.facebook.com/notes/%E9%B6%B4%E7%94%B0-%E9%9B%85%E8%8B%B1/100%E5%88%86%E3%81%A7%E5%85%A8%E4%BD%93%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E3%81%AE%E8%B5%B7%E6%BA%90%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%A1%E3%83%A2-%E6%9B%B8%E3%81%8D%E3%8

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    kyfujita 2021/01/19
  • 【知的障害児を通常学級へ これは親の行き過ぎた「教育虐待」】という文章が支持を受けていることと日本社会の排他性(2021年3月追記)

    というショッキングなタイトルの記事を読んだ。中身は読んでもらえばわかるが、がっかりさせられるものだった。 これの何が許せないかといえば、インクルーシブな社会をめざして、がんばって通常学級に子どもを通わせている親への非難や批判を誘発させるだろうと想像できること。表面に出なくても、ボディーブローのダメージは大きそう。 インクルーシブな社会をめざして、がんばって通常学級に子どもを通わせている親は、この記事のコメント欄を見ればわかるように、いまでも、他の生徒に迷惑だと言われ、傷ついている。その傷口を広げるような文章になっている。いろんな思いを抱えながら、障害児を排除するような学校ではいけないと、ぎりぎりのところで努力している親の気持ちに、もう少し寄り添ってもらえたらと思う。 通常級でまったく配慮が受けられないことが多い今の日社会で支援級や支援校を選びたくなる気持ちは理解できないわけではないので、

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    kyfujita 2020/12/29