【▲ NASAの火星探査機インサイト(InSight)のイラスト。火星の内部構造などを調べている(Credit: NASA/JPL-Caltech)】NASAは7月23日、NASAの火星探査機インサイト(InSight)の地震計のデータを使って、火星の地殻、マントル、コアの深さ、大きさ、構造などについてその詳細が明らかにされたと発表しました。研究成果は、3本の論文にまとめられ「Science」誌に掲載されました。 なお、インサイトはNASAの火星探査機で、2018年11月に火星のエリシウム平原に着陸し、Perseveranceなどの火星探査車とは違って移動はしませんが、地震計などを使って火星の内部構造などを調べています。 ■火星の内部構造はどうなっているの?太陽系の惑星は大きさが数kmほどの微惑星が衝突・合体を繰り返すことで形成されました。そのため形成された当初はとても高温で表面はマグマに
