米航空宇宙局(NASA)の宇宙飛行士を月面に再び送り込む「アルテミス計画」の実現時期について、当初予定していた2024年から送れる見通しとなった/NASA (CNN) 米航空宇宙局(NASA)のビル・ネルソン長官は9日、NASAの宇宙飛行士を月面に再び送り込む「アルテミス計画」について、ジェフ・ベゾス氏が創業した宇宙開発企業ブルー・オリジンとの訴訟や新型コロナウイルス感染症の流行などの理由により、当初予定していた2024年から延期すると発表した。月面へ初めて、女性および有色人種の宇宙飛行士が降り立つという待望の機会は先延ばしとなる。 同長官は記者会見で、「訴訟で7カ月近くが失われたことで、着陸は早くても25年以降となる可能性が高い」と述べた。 ネルソン長官は、中国が宇宙開発プログラムにおいて、当初の見通しよりもかなり早く、有人の月面着陸を実施する能力をますます向上させていると指摘。当初の見
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