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ブックマーク / monoist.itmedia.co.jp (44)

  • エネルギー密度100倍の全固体電池の材料開発に成功、高い熱安定性も有す

    TDKは、充放電可能なオールセラミック固体電池である「CeraCharge」の次世代品として、従来品と比べて約100倍のエネルギー密度1000Wh/Lを持つ全固体電池用の材料開発に成功した。 TDKは2024年6月17日、充放電可能なオールセラミック固体電池である「CeraCharge」の次世代品として、従来品と比べて約100倍のエネルギー密度1000Wh/Lを持つ全固体電池用の材料開発に成功したと発表した。 新しい全固体電池の素材は、従来品と比較すると約100倍の高いエネルギー密度を備え、ワイヤレスイヤホンや補聴器、さらにスマートウォッチなどの各種ウエアラブルデバイスの電池の他、既存のコイン電池を代替する製品を目指して同社は開発を進めていく。 酸化物固体電解質とリチウム合金負極の採用により高いエネルギー密度を実現 同社は、長年培ってきた材料開発技術を活用するとともに、酸化物固体電解質とリ

    エネルギー密度100倍の全固体電池の材料開発に成功、高い熱安定性も有す
  • 「マイコンでAI」は画像認識へ、Armが処理性能4TOPSの「Ethos-U85」を発表【訂正あり】

    「マイコンでAI」は画像認識へ、Armが処理性能4TOPSの「Ethos-U85」を発表【訂正あり】:人工知能ニュース Armは、マイコンなどを用いた組み込み機器でエッジAIを可能にする第3世代NPU「Ethos-U85」を発表。第2世代の「Ethos-U65」と比べて4倍となる最大4TOPSのAI処理性能を実現し、リアルタイムでの画像認識も行えるとする。 Armは2024年4月9日、マイコンなどを用いた組み込み機器でエッジAI人工知能)を可能にするNPU(Neural Processing Unit)の第3世代プロダクトIP「Ethos-U85」を発表した。第2世代の「Ethos-U65」と比べて4倍となる最大4TOPSのAI処理性能を実現し、リアルタイムでの画像認識も行えるとする。併せて、IoT(モノのインターネット)向け検証済み統合型サブシステムの新ラインアップとして、Ethos-

    「マイコンでAI」は画像認識へ、Armが処理性能4TOPSの「Ethos-U85」を発表【訂正あり】
  • 合体!変身!そして変形!? 新開発モビリティ「Raptor」が乗り物の概念を変える

    合体!変身!そして変形!? 新開発モビリティ「Raptor」が乗り物の概念を変える:ロボット開発ニュース(1/2 ページ) 千葉工業大学 未来ロボット技術研究センターとRDS、両者の連携を通じて設立されたROIDZ TECHは、新開発のプラットフォーム型モビリティ「Raptor(ラプター)」を発表した。 千葉工業大学 未来ロボット技術研究センター(fuRo)と研究開発型企業のRDS、両者の連携を通じて設立されたROIDZ TECHは2024年4月3日、東京都内で会見を開き、新開発のプラットフォーム型モビリティ「Raptor(ラプター)」を発表した。最大の特徴は、前2輪/後1輪の3輪構造に走る機能を集約した下部パーツの「ベースユニット」をプラットフォームとして、さまざまなデザインや用途、機能に合わせて自在に設計可能な上部パーツの「デザインユニット」を組み合わせることで、自動配送ロボットなどを

    合体!変身!そして変形!? 新開発モビリティ「Raptor」が乗り物の概念を変える
  • NVIDIAの新アーキテクチャ「Blackwell」は生成AI特化、汎用人型ロボットにも適用

    NVIDIAの新アーキテクチャ「Blackwell」は生成AI特化、汎用人型ロボットにも適用:人工知能ニュース(1/2 ページ) NVIDIAは「GTC 2024」において、新たなGPUアーキテクチャ「Blackwell」を発表。AI処理性能で前世代アーキテクチャ「Hopper」の5倍となる20PFLOPSを達成。生成AIの処理性能向上にも注力しており、Hopperと比べて学習で4倍、推論実行で30倍、消費電力当たりの処理性能で25倍となっている。 NVIDIAは2024年3月18日(現地時間)、米国サンノゼで開催中のユーザーイベント「GTC(GPU Technology Conference) 2024」(開催期間:同年3月17~21日)の基調講演において、新たなGPUアーキテクチャ「Blackwell」を発表した。浮動小数点演算ベースのAI人工知能)処理性能で、2022年3月発表の前

    NVIDIAの新アーキテクチャ「Blackwell」は生成AI特化、汎用人型ロボットにも適用
  • 日本電気硝子が全固体ナトリウムイオン二次電池のサンプル出荷を開始

    今回サンプル出荷する製品は、出力電圧3V、容量200mAhが標準となる。さらに高容量なモデルなど、個別の要望にも対応する。 同社は、2017年に室温駆動に成功して以降、全固体電池の開発を着実に進めてきた。今回のサンプル出荷を経て、2024年内での販売開始を予定している。 なお、同社は「スマートエネルギーWeek 春 2024 第16回国際二次電池展」(2024年2月28日~3月1日、東京ビッグサイト)にNIBを出展する予定だ。 ⇒その他の「研究開発の最前線」の記事はこちら 関連記事 輸入困難も怖くない、国産素材で作れる二次電池とは? 日電気硝子は、主要部材に結晶化ガラスを使用した「オール結晶化ガラス 全固体ナトリウムイオン二次電池」の開発を進めている。なお、電池の主要な部材に結晶化ガラスを用いた全固体ナトリウムイオン二次電池の開発は世界初だという。 全固体Naイオン二次電池を「オール酸化

    日本電気硝子が全固体ナトリウムイオン二次電池のサンプル出荷を開始
  • パナソニックHDがペロブスカイト太陽電池で発電するガラスを開発、透過度を調整可能

    パナソニック ホールディングス(パナソニックHD)は2023年8月31日、開発中の「ガラス建材一体型ペロブスカイト太陽電池」の概要について発表した。 ペロブスカイト太陽電池は、有機物と無機物から成るハイブリッドの結晶構造を発電部に採用した太陽電池で、加工性、柔軟性、低温形成に優れる有機材料の特徴と、半導体特性を有し高いエネルギー変換効率を誇る無機材料の特徴を兼ね備えている。 30cm角の発電効率は17.9%でさまざまなサイズに対応 ガラス建材一体型ペロブスカイト太陽電池は、パナソニックHDが有機ELディスプレイの生産で培った技術を活用して製造している。製造プロセスは、まず、完成時に太陽光が当たる方向に合わせて、透明電極付き窓ガラスに透明導電膜をパターニングする。その上に、N層(電子輸送層)、ペロブスカイト層、P層(ホール輸送層)から成るペロブスカイト太陽電池をインクジェットで印刷する。次に

    パナソニックHDがペロブスカイト太陽電池で発電するガラスを開発、透過度を調整可能
  • ルネサスが次世代「DRP-AI」のデモを披露、試作チップのAI処理性能は80TOPSに

    ルネサスが次世代「DRP-AI」のデモを披露、試作チップのAI処理性能は80TOPSに:人工知能ニュース ルネサス エレクトロニクスは、同社のAIアクセラレータ「DRP-AI」のエンジニア向けイベント「Renesas AI Tech Day」において、2022年12月に発表した次世代DRP-AIを搭載する試作チップのデモンストレーションを報道陣に公開した。

    ルネサスが次世代「DRP-AI」のデモを披露、試作チップのAI処理性能は80TOPSに
  • 世界初、燃料物質である“油”を細胞外に生産する微細藻類の開発に成功

    大成建設、埼玉大学、中部大学、かずさDNA研究所の4社は、外来遺伝子を導入することなく、燃料物質である“油”を細胞外に生産する微細藻類の作製に世界で初めて成功した。 大成建設、埼玉大学、中部大学、かずさDNA研究所の4社は2023年4月12日、外来遺伝子を導入することなく、燃料物質である“油”を細胞外に生産する微細藻類の作製に世界で初めて成功したと発表した。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のプロジェクト「カーボンリサイクル実現を加速するバイオ由来製品生産技術の開発」の下で開発したものだ。 微細藻類の一種である「シアノバクテリア(Synechococcus elongatus PCC 7942株)」に対して特定遺伝子の発現を抑制/強化することで、細胞内の燃料物質である遊離脂肪酸(Free Fatty Acid、FFA)を効率的に細胞外に生産することを実現している。 培養した藻類

    世界初、燃料物質である“油”を細胞外に生産する微細藻類の開発に成功
  • ISTの次世代ロケットは「DECA」、1段目ロケット再使用で打上コストを10分の1に

    ISTの次世代ロケットは「DECA」、1段目ロケット再使用で打上コストを10分の1に:宇宙開発(1/4 ページ) インターステラテクノロジズ(IST)が、同社の事業戦略を説明するとともに、小型衛星を一体運用するコンステレーション用大型ロケット「DECA」の計画に着手したことを発表した。 インターステラテクノロジズ(以下、IST)は2023年1月24日、東京都内とオンラインで会見を開き、同社の事業戦略を説明するとともに、小型衛星を一体運用するコンステレーション用大型ロケット「DECA」の計画に着手したことを発表した。既に3回の宇宙到達実績を持つ観測ロケット「MOMO」、初号機打ち上げを目指して開発を進めている超小型衛星用ロケット「ZERO」に次ぐロケットで、国内で運用されている大型ロケット(「H-IIA」とみられる)と同等の輸送能力を持ち、1段目ロケットの再使用などによって削減した安価なコス

    ISTの次世代ロケットは「DECA」、1段目ロケット再使用で打上コストを10分の1に
  • ラズパイを使った設備IoTでありがちな困り事と対処方法

    ラズパイを使った設備IoTでありがちな困り事と対処方法:ラズパイで製造業のお手軽IoT活用(12)(1/3 ページ) 小型ボードコンピュータ「Raspberry Pi(ラズパイ)」を使って、低コストかつ現場レベルでIoT(モノのインターネット)を活用する手法について解説する連載。第12回は、ラズパイを使った設備IoTでありがちな困り事である、アナログセンサーからのデータ変換方法や、設備からのデータ収集間隔が短い場合の対処方法について紹介する。 今回は、小型ボードコンピュータの「Raspberry Pi(ラズベリーパイ、略してラズパイ)」を使って設備からデータを収集する際にありがちな2つの困り事と、それらの対処方法について解説します。 アナログセンサーからのデータ変換方法 圧力センサーからの電流値を圧力値に変換する例 設備からのデータ収集間隔が短い場合の対応 0.5秒間隔でデータを収集し、

    ラズパイを使った設備IoTでありがちな困り事と対処方法
  • 製造現場で使えるコンテナサイズの大型3Dプリンタ、量産機の販売を開始

    ExtraBoldはペレット材を使用できる樹脂押し出し方式の工業用大型3Dプリンタ「EXF-12」の量産機の販売開始を発表。製造現場で使用する工業用グレードの3D積層造形機として位置づけ、2020年に発表した量産試作機をベースに、開発から製造までを“ALL JAPAN MADE”で完成させた。

    製造現場で使えるコンテナサイズの大型3Dプリンタ、量産機の販売を開始
  • さらなる進化を遂げたFLASHFORGEの最新3Dプリンタ「Adventurer4」

    APPLE TREEは2021年8月6日、同社が日総代理店を務めるFLASHFORGEのFDM(熱溶解積層)方式3Dプリンタ「Adventurer4」の予約販売を開始したことを発表した。 販売価格(税込み)は9万6800円で、第1回予約販売分の出荷は同年10月末ごろからを予定する。第1回予約分の受け付けは同年9月30日までとなっている。 同製品は、FLASHFORGEが新たに開発したデスクトップ型の家庭用3Dプリンタで、前機種である「Adventurer3」と比較し、最大造形サイズや造形品質、使い勝手などが向上しているという。 最大造形サイズが従来比で約3.2倍拡大、タッチパネルも大型化 最大造形サイズは、前機種のAdventurer3が150×150×150mmだったのに対して、最新のAdventurer4は220×200×250mmと、約3.2倍拡大した。同時に、プラットフォーム部の

    さらなる進化を遂げたFLASHFORGEの最新3Dプリンタ「Adventurer4」
  • BJT方式の金属3Dプリンタ導入で、1~1000mm超の造形サービスに対応

    電産マシンツール(旧社名:三菱重工工作機械)は、金属3Dプリンタの造形サービスを拡大する。従来の大型造形物向けDED方式に加え、小型造形物向けBJT方式の金属3Dプリンタを導入することで、幅広い造形ニーズに応え、造形物に応じた適切な製造法や装置を提案、提供する。 日電産マシンツール(旧社名:三菱重工工作機械)は2021年7月15日、金属3Dプリンタによる造形サービスを拡大し、小型部品から超大型部品まで、幅広い造形物の製作に対応する新サービスの提供を開始した。 同社はこれまでの大型造形物向けデポジション(DED)方式金属3Dプリンタ「LAMDA」シリーズに加え、小型造形物向けバインダージェット(BJT)方式の金属3Dプリンタ「DMP2500」(デジタルメタル製)を導入する。DMP2500の外形寸法は2900×1000×1700mmで、プリントサイズは最大170×150×57mm、造形速

    BJT方式の金属3Dプリンタ導入で、1~1000mm超の造形サービスに対応
  • アイリスオーヤマがIoTサービス事業の展開を拡大、独自無線「LiCONEX」を基軸に

    アイリスオーヤマがIoTサービス事業の展開を拡大、独自無線「LiCONEX」を基軸に:製造業IoT アイリスオーヤマは、無線制御システム「LiCONEX(ライコネックス)」を活用したIoTサービスの開発を提携企業と共同で行う「LiCONEXパートナー制度」を開始したと発表した。 アイリスオーヤマは2021年7月26日、無線制御システム「LiCONEX(ライコネックス)」を活用したIoT(モノのインターネット)サービスの開発を提携企業と共同で行う「LiCONEXパートナー制度」を開始したと発表した。 LiCONEXは、同社が2017年に照明制御事業に格参入する際に開発した独自の通信プロトコル「メッシュリンクプロトコル」を用いる無線制御システムだ。メッシュリンクプロトコルは、Wi-FiBluetoothと同じ2.4GHz帯を利用しているものの、空いている周波数チャネルを自動で検索する「適応

    アイリスオーヤマがIoTサービス事業の展開を拡大、独自無線「LiCONEX」を基軸に
  • 新型コロナウイルスが紫外線により不活化する原因を解明

    理化学研究所は2021年7月5日、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が紫外線照射により不活化する原因は、ウイルスRNAの損傷にあることを発見したと発表した。日大学、東京大学との共同研究による成果だ。 →特設サイト「新型コロナウイルス 製造業が直面する未曾有の試練」 新型コロナウイルスを含む液体培地に、波長253.7nmの紫外線を500μW/cm2の放射照度で30cm離れた距離から照射したところ、30秒間の照射で新型コロナウイルスの感染性が99.99%減少した。 照射前後でウイルスの形態に変化はなく、ウイルスタンパク質の量にも違いはなかった。現在、医療現場でウイルス検出のために使用されている定量PCR法でウイルスのRNA量を測定しても、紫外線照射による明らかな違いは認められなかった。 そこで、ウイルスRNAの損傷の計測に適した定量PCR法を新たに開発し、測定した。その結果、紫外線の

    新型コロナウイルスが紫外線により不活化する原因を解明
  • ラズパイでAGVを制御する(その2)【サンプルコード付き】

    近年、工場などで用いられるAGV(Automatic Guided Vehicle:無人搬送車)について、より高度な走行制御を行うための取り組みが進んでいます。そこで、AGVの制御に小型ボードコンピュータの「Raspberry Pi(ラズベリーパイ、略してラズパイ)」を活用する目的や方法について2回に分けて解説しています。 ⇒連載「ラズパイで製造業のお手軽IoT活用」バックナンバー 今回は前回の続きとして、具体的なサンプルを使って、ラズパイで制御するAGVの構造や制御プログラムについて解説していきます。 システム構成 まず、車輪にモーターを付けた2階建てのAGV模型に、モータードライバ経由で4つの車輪からの正転/逆転の信号を8箇所、ラズパイのGPIOピンに接続しています。図1に、カメラやモータードライバ基板、車輪駆動用の9V電池を搭載する1階部分と、ラズパイと超音波センサー、ラズパイの電源

    ラズパイでAGVを制御する(その2)【サンプルコード付き】
  • 絶対に押さえておきたい、3Dプリンタ活用に欠かせない3Dデータ作成のポイント

    絶対に押さえておきたい、3Dプリンタ活用に欠かせない3Dデータ作成のポイント:デジファブ技術を設計業務でどう生かす?(4)(2/3 ページ) 3Dデータを作成する際のポイント ここまで、3D CADで作成した3DデータをSTLファイルに出力する際の注意点を説明しました。以降では、3Dプリンタで造形したい形状を設計するときに、気を付けなければならないポイントについて解説します。 ポイント1:肉厚 まずは、形状の肉厚です。モノを設計する上で、肉厚を何mmにするかは重要なポイントですが、3Dプリンタでの造形だけを考えた場合、“肉厚の薄さ”が問題を引き起こす可能性があります。3Dプリントするためのデータは、中身の詰まったソリッドデータである必要があり、厚みがゼロ(0mm)のものは3Dプリントできません。また、厚みが薄過ぎると造形されなかったり、もしくはすぐに折れてしまったりなど強度的な課題が残りま

    絶対に押さえておきたい、3Dプリンタ活用に欠かせない3Dデータ作成のポイント
  • 小型人工衛星打ち上げロケットの推進剤タンクを実機サイズで試作

    インターステラテクノロジズは2021年5月17日、小型人工衛星打ち上げロケット「ZERO」を想定した、実機サイズの推進剤タンクを試作したと発表した。 ZEROは、同社が開発を進める2段式の小型人工衛星打ち上げロケットだ。同社は、ZEROの2段目のタンクを対象とし、実際の使用環境条件に合わせて今回の試作を実施した。タンクはアルミ製で、直径1700mm、高さ850mmと実機サイズになっている。 ZEROの推進剤タンクは、同社が併せて開発を進める観測ロケット「MOMO」と比較して直径が3.4倍となる。そのため、MOMOでは生じなかったタンク製造時の課題も、試作によって明らかになったという。 同社は、今後さらに実験や試作を進め、推進剤タンクの設計改良や量産製造技術の開発など、2023年度の打ち上げに向けてZEROの実機開発に取り組んでいく。 なお、同社は2015年より、経済産業省の「宇宙産業技術

    小型人工衛星打ち上げロケットの推進剤タンクを実機サイズで試作
  • ラズパイでRFIDを活用したトレーサビリティーシステムを構築する(その2)

    前回は、小型ボードコンピュータの「Raspberry Pi(ラズベリーパイ、略してラズパイ)」とRFIDを使用したトレーサビリティーのシステムを構築するためのコンセプトについて説明しました。今回は、ラズパイを使ってどのようにシステムを構築すればいいのかについて、より具体的に解説します。 ⇒連載「ラズパイで製造業のお手軽IoT活用」バックナンバー ラズパイとRFIDを使用したトレーサビリティーシステムの構成 まずはシステムの構成を説明します。 材料受入工程、配合/攪拌工程、熱成形工程に、ラズパイ、タッチパネル、RFIDリーダーライターから成るセットをそれぞれ設置します。配合/攪拌工程では計量を行うので、ラズパイに重量センサーを接続します。熱成形工程では熱処理温度を測定するので、ラズパイに温度センサーを接続します。 ナイロンのかんばんケースには紙に印字してあるかんばんとRFIDカードを入れてお

    ラズパイでRFIDを活用したトレーサビリティーシステムを構築する(その2)
  • 日本の提案がベースに、ドローン操縦訓練の国際規格「ISO23665」を発行

    UAS産業振興協議会は、ISOが2021年2月2日付で、ドローンの操縦訓練に関する国際規格「ISO23665 Unmanned aircraft systems - Training for personnel involved in UAS operations」を発行したと発表した。 日UAS産業振興協議会(JUIDA)は2021年2月16日、国際標準化機構(ISO)が同月2日付で、無人航空機(ドローン)の操縦訓練に関する国際規格「ISO23665 Unmanned aircraft systems - Training for personnel involved in UAS operations(ISO23665))」を発行したと発表した。日提案が発行に至ったのは、ドローンの国際規格としては初となる。 ISO23665は、ドローン操縦訓練に関する世界共通の要件を定めたもの

    日本の提案がベースに、ドローン操縦訓練の国際規格「ISO23665」を発行