スポルティング移籍後、自慢の左足で存在をアピールしている田中。定位置奪取なるか? (C) Getty Images 画像を見る リスボンに本拠を構えるスポルティングは、リーグ優勝18回を誇るポルトガル屈指の名門である。国際舞台での成績は近年こそ物足りないが、かつてはルイス・フィーゴやクリスチアーノ・ロナウドなど、スターダムに駆け上がったトッププレーヤーを多く輩出。緑と白が横断する特徴的なユニホームは、欧州サッカー界における「老舗」のトレードマークとして、確固たる存在感を誇る。 そんなクラブに名もなき日本人選手が引き抜かれたのだから、世界が驚くのも無理はない。田中順也の日本代表キャップ数はわずかに「1」。年齢も27歳と決して若くない。にもかかわらず、スポルティングは年俸4000万円超の5年契約を結んだうえ、80億円超と言われる違約金を設定する「熱意」を示した。 もっとも、その熱意は部外者から