顧客とのコミュニケーションが企業価値を左右する時代がやってきた。電話、メール、入力フォーム、各種メッセンジャーサービス……。スマートフォンの普及で、いまや企業と消費者の接点はどんどん増えている。しかし、それぞれのやりとりが分断されていては、顧客にマイナスな印象を与えかねない。 また、そうしたダイレクトなコミュニケーションで得た生のデータほど、貴重なものはないだろう。それらをデジタル広告に活用すれば、新規顧客を獲得できる機会が広がるだけでなく、優良顧客の育成・維持にもつながるからだ。実際、そのようにパーソナライズされた企業からの呼びかけを、情報が飽和したデジタル空間のなかで、消費者も求めている。 企業と消費者のコミュニケーションを支援するトランスコスモス株式会社で、独自のDMPサービス「DECode(デコード)」を担当する北出大蔵氏は、「多様化とデジタル化が進む顧客接点を統合し、消費者の変化