大学受験において度々議論されるものとして「受験勉強では量を取るべきか質を取るべきか」という問題がある。合格体験記などを見てみると、「量より質を取ったから合格できました!」とか、「ひたすら量をこなして合格することが出来ました!」とか様々な考えが並んでいる。今回はこの問題に一つ結論を導きたいと思う。 学力をつけるには 当たり前すぎることではあるが、この手の受験勉強において一番大切にされるのが学力をつけることである。では、学力はどのように身に着けることが出来るのか。 例えば、ものすごく質のよい勉強が可能な人間の勉強時間が0時間だったら学力は一切つかないだろう。逆に、ものすごくたくさん量をこなせる人間の勉強の質が0だったらそれはまた学力はつかない。これらを考えて、「量×質=学力」という仮定の下この問題を考えたいと思う。 量×質=学力 この式は量と質の積であるので、量が一定下においては質が高ければ学