「レジデント初期研修用資料 医療とコミュニケーションについて」を読みました。これは、内科医である筆者が視点を医療現場に置きつつ、普遍的なコミュニケーションの技術を紹介する一冊です。 普段、ソフトウェアのプロダクトサポートを生業としている自分にとって、顧客とのコミュニケーションは避けて通れません。顧客が報告してくる問題をいち早く解決するのは当然の業務ですが、その過程におけるコミュニケーションのあり方についても常に向上させる必要があるのです。特に、サポート契約を継続してもらうことで大半の利益を得ているサブスクリプションビジネスにおいて、問題に遭遇した顧客に、満足したと思える体験を提供するのは至上命題ですが、難しいのも事実です。なぜなら、サポートエンジニアは問題を解決して当然、と思われるのが常からです。 本書で取り上げられる、内科医として患者とどうコミュニケーションすべきか、という技術は私たちの
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