「今から行ってくるニャー!」――厨房内で調理したばかりの料理や冷えたドリンクを載せたネコ型配膳ロボット「BellaBot(ベラボット)」は元気に客が待つホールへと向かう。高低差のあるスロープを判別すると手前からゆっくりと速度を落とし、味噌汁などの汁物やビールもこぼさず客席へ。 配膳ロボットは大手の飲食店を中心に導入が進んできているが、国内最多といわれる10台のベラボットがフル活動する店が千葉県富津市にある。 配送配膳ロボットの導入をサポートするDFA Roboticsは3月14日、「漁師料理 かなや」のメディアツアーを開催した。 漁師料理 かなやは、豊富な海鮮料理と内房の海が見渡せるロケーションで人気のスポットだ。晴れた日は、富士山・大島・三浦半島が一望できるという。席数は450席と広いが、取材で訪れた平日の昼間もかなりの混雑ぶりで、ひっきりなしに料理を運んでいた。
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