誰もが“許容される街”歌舞伎町に、15歳から通い続ける女子大生ライター・佐々木チワワ。今、この瞬間の“いいね!”を求めるがあまり、自らを傷つける彼ら彼女らの理由は一体何なのか。そんな若者たちを「ぴえん世代」とカテゴライズした、短期集中連載もひとまず最終回! 「リストカットしている投稿に“いいね!”が大量にきて、私も生きていいんだと思った……」 歌舞伎町の路上で、手首の傷痕を触りながらマユミ(仮名・19歳)はそう呟いた。 歌舞伎町を中心にして生きる、20歳前後の若者たちの“病みカルチャー”を紹介した当連載も今回でひとまず最終回を迎える。私がこの連載で定義づけした「ぴえん世代」は、SNSにおける“数字”に毎日を囚われすぎているように感じている。 例えば一回目でぴえん系女子がリストカット、薬物やアルコール類の大量摂取によるオーバードーズなどの“病み要素”までもファッション化していることに触れたが