デザイン会社「グッドパッチ」の同僚として知り合い、約1年の交際を経て2017年に結婚したのが、徐福健安と高野葉子夫妻だ。 高野は「グッドパッチ」の広報として、徐福は今年6月に独立起業した会社の代表として、仕事を続けている。女性が家事をこなしながら仕事をしたり、夫婦のどちらかだけが犠牲を払ったりする、従来の共働き夫婦の固定観念を覆したかった、という。 そんなふたりにとっての「いい夫婦」とはどのようなものだろうか。ふたりの会話からは、いまの時代ならではの新しい夫婦の在り方が浮き彫りになった。 付き合い初めに「価値観の擦り合わせをした」 ──まずは、おふたりの出会いのきっかけから教えて下さい。 高野:もともと、彼は会社の同僚でした。私が広報で、彼はUXデザイナー。初めはあまり接点がなかったけれど、あるプロジェクトを彼が担当していて、私がPRを担当することになったんです。それをきっかけに話すように