はじめに 劇場アニメ「聲の形」を鑑賞。 京都アニメーション制作、山田尚子監督作品。 今までは京アニ制作の劇場アニメは、TVアニメ化されて劇場アニメとなっていたが、 本作は最初から劇場アニメとして制作されている。 全2269カット、芝居・背景・色彩の細部まで行き届いた仕上がりであり、 毎度のことながら京アニの制作力の高さに舌を巻くばかりだ。 特に本作は、聴覚障害を持つ西宮硝子の設定上、 手話でのやり取りが作品の特徴になっている。 手から指の細やかな動き、手の様々な形を見せる、 手の芝居とともにキャラの表情芝居にもリンクさせて見せるなど アニメーションでは難度が高そうであろう手話を ここまで徹底して作画したことにも頭が下がる。 花は手であり、キャラクターである さて、そんな手話シーンについて 監督の山田尚子さんは 「手は花であり、一つのキャラクターである」 (出典:映画 聲の形 公式パンフレッ