「もしもし!もしもーし!」 電話で呼びかけた先は、南太平洋の島国トンガです。 今月15日に海底火山で大規模な噴火があり、津波の被害を受けました。通信状況が悪く、通話が何度も切れる中、世界にほとんど知られていなかったトンガの状況について、現地在住の日本人が語ってくれました。 噴火から3日がたった18日、衛星電話を通してNHKが話を聞いたのは、トンガの首都ヌクアロファにあるJICA=国際協力機構・トンガ支所の高島宏明支所長です。 (聞き手 国際部・田村銀河) 私は海岸線に近いところに家を借りていて、当時そこにいました。午後5時すぎ(日本時間の午後1時すぎ)だったと思いますが、爆発音、破裂音が複数回しました。 音は大きくて、軽い衝撃波も伴っていたと思います。そのあと噴煙が広がりました。 海岸線はふだんはリーフ(さんご礁)が広がり、波がないんですが、白波が立ち、高くなった波が押し寄せる様子が確認で