陸上の男子100メートルで日本選手初の9秒台が期待される大学生の桐生祥秀選手が、関東学生新人大会の100メートルで10秒19のタイムで優勝しましたが、オリンピックの参加標準記録には届きませんでした。 桐生選手は22日、復帰2戦目として、埼玉県上尾市で開かれている関東学生新人大会の男子100メートルに出場し、国際陸上競技連盟が設定した来年のリオデジャネイロオリンピックの参加標準記録となる10秒16を目指しました。 桐生選手は、予選では向かい風1.9メートルのなか、思うようにタイムが伸びず10秒45で決勝に進みました。 決勝も向かい風0.5メートルの条件のなか、桐生選手は中盤から加速し、10秒19の大会新記録で優勝しましたが、参加標準記録には届きませんでした。 桐生選手は「向かい風のなかでしたがスタートも遅れ、納得のいかないレースでした。中盤は加速できているので、向かい風でも10秒0台、追い風