[はらだ・いおり]1946年、京都市生まれ。大阪外語大卒。広告代理店勤務後に独立。編集ライターなどを経て2005年に作家デビュー。主な著書に「明治維新という過ち」「官賊と幕臣たち」「大西郷という虚像」など。東京都在住。 東北は今年、戊辰戦争が勃発してから150年の節目を迎えている。各地を戦禍に巻き込んだ戦争はなぜ起きたのか。奥羽諸藩は本当に「賊軍」だったのか。東北近代の歩みにどのような影響を与えたのか。研究者らの視点を通し、改めて戊辰戦争を問い直す。(会津若松支局・跡部裕史、福島総局・大友庸一) ◎革命に大義はあったか(上)作家・原田伊織さん <「明治維新という過ち」などの著書で知られる作家の原田伊織さん(71)は、東北における戊辰戦争を「討幕戦争とは別物だった」と指摘する> ◎私怨を晴らす戦 いわゆる戊辰戦争を「討幕戦争」と位置付けるなら、会津戦争などは討幕とは無関係で性格が異なるという
社会人が仕事で培った知識やノウハウを生かして社会貢献する新しい形のボランティア「プロボノ」について考えるセミナー(県主催)が18日、仙台市青葉区の漁信基ビルであった。 中部プロボノセンター(名古屋市)の戸成司朗代表理事が講演し、「プロボノは社員の視野を広げ、社会課題に対する感度を高める。人材育成に有効だ」と企業側にとってのメリットを説明した。 トヨタ自動車系部品大手デンソーの戸野憲一新事業推進部担当課長は東日本大震災の被災地支援として、社内で続けている東北物産展の取り組みを紹介した。 続いて、東北大大学院経済学研究科の高浦康有准教授が司会を務め、両氏がパネル討論した。県内の企業やNPO関係者ら約40人が参加した。
宮城県や仙台市、JR東日本でつくる仙台・宮城観光キャンペーン推進協議会(会長・村井嘉浩知事)が制作した「伊達な旅」夏キャンペーンの観光PR動画は公開10日間で、投稿サイト「ユーチューブ」の再生回数が115万回を超えた。人気タレントの壇蜜さん(横手市出身)を起用した県の思惑が当たった格好だが、「表現が不快」との批判も相次いでいる。 動画は5日に公開された。2分37秒の動画は壇蜜さんが伊達家家臣の子孫「お蜜」に扮(ふん)し、県の観光PRキャラクター「むすび丸」と旅する物語。仙台の街並みや松島、伊達政宗騎馬像などの名所が登場する。 浴衣姿の壇蜜さんが妖艶な魅力を前面に、「ぷっくりふくらんだず・ん・だ」「肉汁トロットロ、牛のし・た」とずんだ餅や牛タンを紹介。「あっという間にイケちゃう」とコメントし、東京から新幹線で約90分の近さもアピールする。 観光キャンペーンのテーマは「涼(りょう)・宮城(ぐう
アノニマスに憧れ 偽サイト開設の高2逮捕 インターネット上で他人のIDやパスワードを盗む目的でフィッシングサイトを開設したなどとして、宮城、福井両県警の合同捜査本部は20日朝、不正アクセス禁止法違反の疑いで、千葉市、定時制高校2年の少年(16)を逮捕した。宮城県警によると、フィッシング行為での摘発は東北初。 逮捕容疑は昨年7月27日と10月16日、ツイッターのサイトに酷似したIDやパスワードの入力を求める偽サイトを開設し、無料通信アプリLINE(ライン)の仲間に登録させた疑い。 県警サイバー犯罪対策課と仙台北署などは昨年12月、少年の自宅を家宅捜索。押収したパソコンを解析し、だまし取られた可能性が高い13人分のIDとパスワードのデータを発見した。 他にもパソコンのデータをロックして復旧のために金銭を要求するウイルス「ランサム(身代金)ウエア」など、複数のコンピューターウイルスが確認されてお
電子カルテ「興味本位で見た」院内で不正閲覧 家庭内暴力(DV)が原因で大崎市民病院(大崎市)に保護入院する姉妹の電子カルテが、院内で不正閲覧されていたことが9日、分かった。委託する医療事務会社の社員ら20人以上が職務と無関係に閲覧し、一部は「興味本位で見た」と認めているという。姉妹の母親(44)は「娘の病歴や家庭の事情が、カルテの記載を介して知れ渡った」と、病院と医療事務会社を相手に訴訟を検討している。 ◎入院姉妹の母、訴訟検討 母親の代理人弁護士によると、母親はことし2月まで、医療事務会社の社員として大崎市民病院で働いていた。昨年10月、夫が10代の次女に暴力を振るい、脚にけがをさせたため、診察した医師の判断で20代の長女と共に同病院に保護入院させた。 姉妹に付き添うため母親が医療事務会社の上司に「次女が階段から落ちてけがをした」と休暇を申請したところ、「あなたの家庭内の事情は全部分
実在しない親族死亡と忌引12回 懲戒免職 仙台市は26日、有給の特別休暇を不正取得したとして、宮城野区公園課の係長(60)を懲戒免職処分とし、上司の公園課長を口頭厳重注意とした。 人事課によると、係長は2008年5月から13年9月にかけて12回、いとこや叔父、実在しない親族が死亡したと偽り、計16日間の忌引を取得した。 ことし1月、叔父の忌引を申請したが、10年11月の申請と同姓同名だったことが分かり、発覚した。その後、調査に虚偽の説明資料を提出するなど不誠実な態度をとったため、停職よりも重い懲戒免職にした。16日間は欠勤扱いし、約50万円の返還を求める。係長は31日で定年退職する予定だった。退職金は半額になる。 市は今後、再発防止のため、手続きの際に葬儀があったことを証明する文書などを添付させるという。 2015年03月27日金曜日
福島・18歳以下の36%甲状腺にしこり 他地域と比較調査 政府は27日までに、福島県以外の全国3カ所で、18歳以下の4500人を対象に甲状腺超音波検査の実施を決めた。東京電力福島第1原発事故を受け、福島県内の18歳以下の子どもを対象に行っている検査では約36%の子どもの甲状腺にしこりなどが見つかり、これらが事故による影響かどうかを見極めるためデータを集める。 内閣府原子力被災者生活支援チーム医療班は「良性のしこりは健康な人にもよく見られるものだが、疫学的な調査がこれまでにない。福島県からできるだけ遠く、放射線の影響がない場所で調べる」と話している。 同チームによると、福島県内で行っている検査と同様の方法で、来年3月まで実施。日本甲状腺学会などの専門医が担当し、疫学の専門家も加えて結果を検討する。 1986年のチェルノブイリ原発事故では、数年後から周辺の子どもたちに甲状腺がんの増加がみ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く