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ブックマーク / j.ktamura.com (12)

  • これは水です。 | quipped

    (訳注:2008年に急逝したアメリカの作家David Foster Wallaceが2005年にKenyon大学でした卒業スピーチです。個人的には同年のStanfordでのSteve Jobsの卒業スピーチより、遥かに奥深く、かつタメになると思うのですが、あまり知られていないようですし、訳されていないので、自分でやることにしました。以下が拙訳です。) もし発汗1したい人がいるなら、どうぞお好きなようにしてくださいな。多分ぼくもします。てかする...こんにちはーおめでとーKenyon大学2005年度の卒業生のみなさん。2匹の若いサカナが泳いでおり、逆方向に泳ぐ年上のサカナに会いました。すれ違い様、年上のサカナはこう言いました。「おはよう少年たち。今日の水はどうかね。」2匹のサカナは特に気にもとめず、しばらく泳いでから、顔を見合わせて言いました。「てか水って何?」 今の話は、米国の卒業スピーチ

    これは水です。 | quipped
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    labunix 2018/09/03
  • Gunosy炎上に関して、方々に苦言を呈すの図 | quipped

    最近仕事が忙しくてウェブを放っておいたら、Gunosyが炎上していた。どうやら火元は、自称「ベンチャービジネスのインサイダー」1の人が書いたこのブログ記事らしい。 断っておくと、ぼくはGunosyのユーザーではないし、それこそ自分のブログの記事がはてブやツイッターで流行ると、Gunosyで流れているらしいという程度の関わりしかない。2ただ一連の話を一通り読んでみて思うことがいくつかあったので、まとめておこうと思う。 GunosyはもっときちんとPRをやりましょう まずはGunosyだが、炎上に対する説明として書かれた「ここ最近のGunosy関連の批判についての所感」を読むと、彼らがPRに関してずぶの素人であることがわかる。これが実に惜しい。なぜなら書いてある内容—たとえば「Gunosyが配信するコンテンツが、はてブで流行った記事が大半を占めている→Gunosyははてブの再編集にすぎない」と

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    labunix 2013/05/06
  • 走れfluentd | quipped

    fluentdというソフトウェアがある。読者の多くは聞いたこともないソフトウェアだろう。そりゃそうだ。AndroidとかiOSとかWindowsのように、消費者の目に毎日さらされるものとは違い、日夜静かにデータセンターで動いているソフトウェアだ。 このfluentdは、もともと古橋貞之くんが、自分がはじめた会社のサービスの一部で必要となり書いたものだが、この1年半ほどで瞬く間に広まり、今では日中のウェブサービスで導入されている。どのくらい広まっているのかと言うと、もし読者が今日 はてブをチェックしたり クックパッドレシピを探したり NAVERまとめを見てゲラゲラ笑ったり GREEのサービスで遊んだり ライブドアニュースで蒼井優の動向を探ったり1 したなら、どこかでfluentdの恩恵を受けているということになる。 ちなみにこの古橋くん、ゆとり世代のダメダメなピチピチな25歳の若者で、ど

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    labunix 2013/02/14
  • 猪瀬さんの英語を恥ずかしがる人が恥ずかしい件 | quipped

    先日もLGBTの件でツイッターを騒がせた猪瀬さんだが、今度はツイートする英語がヒドいということで、日向某とかいうにディスられている。確かに世界有数の巨大都市の市長なのだから、誰か英語が堪能なヤツ—それこそ、この日向キャットとか—に任せればいいのにとも思う。が、とにかく気の毒である。 猪瀬さんの英語をバカにする人たちを見ていると、つい最近までの自分自身を見ているようだ。自分が少し英語ができるからといって、そうではない人たちの間違いを指摘し、せせら笑い、そうした行動の背景にある自分の器の小ささと劣等感の大きさに気がつかないアホたちだ。 14歳で渡米したぼくは、アメリカでは移民という扱いになっている。そして、これは移民の子供なら誰しも通る道であるが、段々自分の英語力がつくにつれ、親の話す英語が拙く聞こえ、恥ずかしく感じるようになる。我が家の場合も、父親はからっきし英語ができなかったし、アメリカ

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    labunix 2013/01/08
  • 「尊重されたいすべてのソフトウェアエンジニアへ」を読んで | quipped

    最近fluentd界隈でご活躍の@tagomorisさんが書いた、「尊重されたいすべてのソフトウェアエンジニアへ」という記事が大人気のようだ。 大人気のものには便乗するのがquippedのやり方なので、ぼくの個人的な意見を少し書いてみたい。 結論から言ってしまえば、ぼくは@tagomorisさんの意見に同意だ。失礼を承知で言うと、彼の言っていることは至極当たり前で、 仕事の外でも頑張れ。 せっかく頑張ったんだから発信しろ。 ソフトウェアの世界では1+2の費用対効果がデカい(はず) という3点だと思う。ぼくが興味深く感じたのは、彼が努力だけではなく、ある種の自己PRを促していることだ。これは大人になってわかったことだが、「実力さえあれば誰かが見いだしてくれる」なんてのは傲慢はなはだしく、黙っていては誰にも気づかれずに終わる場合がほとんどだ。ソフトウェアに限ったことではないけれど、日人は相対

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    labunix 2012/06/08
  • これはPHPです。 | quipped

    自分で訳した"This is Water"のパロディをここに。真面目なことばっかりでも人生つまらないし、自分で自分をちゃかすくらいの方が、気楽にやれるものだ。非常にギークな内容になっているので、読者層を狭めてしまうことになるが、一部の人たちは楽しんでくれるのではないだろうか。パロディと言っても、家ほど密度の濃い話を、えんえんと書けるわけではないので、あまり多くを期待しないように。 こんにちはーおめでとうーSQLの脆弱バグでデータを全て失った皆さん。ある時、二人の新米エンジニアが、老獪なオッサンエンジニアとすれ違いました。オッサンは言います。「やあ若者たち。今日もコードレビューに追われてるのかね。」新米エンジニアたちは、数メートル歩いてから、顔を見合わせて言いました。「てかコードレビューって何?」 この話は寓話でもなんでもありません。コードレビューは大事だという話だけです。どんなにユニット

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    labunix 2012/02/06
  • 数学的に東大秋入学が労力の無駄であることを証明する | quipped

    最近、東大の秋入学への移行が物議を醸している。就活はどうするんだとか、ギャップ期間はどうするんだとか、いろいろと意見が飛び交っている。こういうこんがらがった議論を解決するには、数学を使うのがよい。 数学といっても数字が出てくるわけではないので、定量的議論が苦手な人も心配しないでほしい。実のところ筆者もそう得意ではない。 数学的証明によく出てくるアプローチとして、場合分けをして、各ケースを証明することで、もとの問題を証明するというものがある。ここでは、このアプローチを「場合分け法」としよう。カンタンな(数学的な)例をあげる。「どんな数でも自乗するとゼロ以上になる」ということを証明したい場合、もとの数が 0より小さい(例:−3) 0(例:コードギアス) 0より大きい(例:南場智子さんの総資産) の3つのケースが考えられる。要は、どんな数も上の3つのケースのどれかということだ。すると 0より小さ

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    labunix 2012/01/25
  • ウェブ業界で起業したいならMarcoを目指そう | quipped

    Marco Armentという人をご存知だろうか? Instapaperという「ブックマークして後で読む」アプリの作者として知られており、アメリカで大人気のブログサービスTumblrの共同創業者でもある。彼は2010年にTumblrを離れ、今はInstapaper一にしぼって仕事をしている。主な収入源は$4.99のiOS用Instapaperアプリで1、アプリのダウンロード数が常時ランクインしていることを考えると、十分生活できるだけの額だろう。 今日のお話は至極単純なもので、ウェブ業界で起業したい人たちは、Mark ZuckerbergでもSteve JobsでもなくてMarco Armentをお手にするべきだという話だ。ここですでに納得なら、残りを読む必要はない。 ぼくがMarcoをお手とするべきだというには、3つの理由がある。 Marcoがウェブプロダクト制作に関して平均的に能力

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    labunix 2012/01/09
  • エンジニアの面接でアルゴリズムを組ませる理由 | quipped

    @shibataismさんが、日経Bizアカデミーに「日エンジニアはシリコンバレーで通用するのか?」という記事を書いている。 「僕は文系だけど、エンジニアとして一流だ」と自己主張する人がいますが、採用側から見て実際にそうであることは稀です。シリコンバレーの企業では、採用面接の際に「 ○○アルゴリズムを書いてみてください」といったように、具体的かつ実践的な課題が出されます。こうした面接で、文系の人は(そもそも大学できちんと勉強したことがないので)適切な回答をするのが難しい場合が多いのです。 とあるのだが、アメリカの大学で数学を勉強し、プログラミングは独習したソフトウェアエンジニアとして1、少し補足してみたいと思う。 「文系」だからといって諦める必要はない これはまあその人の経験によるのだろうけど、文系出身のエンジニアだからといって諦める必要はない。[平林さん](https://falla

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    labunix 2011/11/30
  • DevOpsというオシゴト | quipped

    DevOpsというオシゴトをご存知だろうか? DevOpsというのはDevelopmentとOperationsのかばん語で、この数年話題になっているフレーズである。伝統的に、ソフトウェアの世界は、大きくわけてDevelopmentとOperationsの2つに分かれていた。Developmentに属するのは、いわゆるプログラマーやソフトウェアエンジニアと呼ばれる人たちで、ガンガンコードを書いてアプリケーションを作る人たちのことだ。Operationsは、プログラマーたちが書いたソフトウェアを管理したり、開発環境を整えたり、サーバーを監視したりするのが主な役割で、インフラエンジニアやシステム管理者と呼ばれる人たちがこちらに属する。 今までDevelopmentとOperationsは、きっぱりと分離されていた。それもそのはず、必要とされるスキルも経験も大きく違う。例えばウェブの世界でいえば

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    labunix 2011/10/27
  • Role Model - quipped

    ぼくは今でもほとんど毎日、辞書で英単語の意味を調べる。 知り合いにこのことを打ち明けるとみんな驚くのだが、ブログ・雑誌・などを読んでいて意味がわからない単語が出てくるので仕方がない。知ったかぶりするよりは調べてしまったほうが気分もいい。昔と違い、今はスマートフォンでもノートブックでも手軽に辞書が引けるので、大した労力もかからないし。 ちなみにぼくはアメリカ移住してほぼ12年になる。この時点で読者の反応は目に見えている。「お前相当バカなんだろう」 確かにぼくはバカかもしれない。でも正直、日でバイリンガルとされている知識人たちの英語は、大方笑ってしまうほど稚拙だ。エリート然しているにも関わらず、概して使う単語は(日の)中学生レベルのもので、文法もお粗末だ。たまに、「二日前にEconomist誌で仕入れてきた」感じの難しい形容詞なんかも使ってみるが、板についていないので、発音も用途も不自

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    labunix 2011/10/05
  • HP:ウンコ取締役会の罪状

    Hewlett-Packard社の過去10年あまりは、失望につぐ失望の時代と言っていい。つい先週もLéo Apotheker氏がCEOの地位を追われ、eBayのCEOを務めたMeg Whitman氏にバトンタッチとなった。テックの世界でも、この交代劇は話題となり、ジャーナリストが皆こぞって記事を書いたのだが、その中でもこの記事は、この10年のドタバタ劇をうまく風刺しているので、ここに一部翻訳することにした1。ぼくの翻訳が信じられなかったら、原文を読んでみるとよいだろう。 1999年、Carly Fiorina氏をCEOに迎えいれる。彼女はLucent社のセールスのお偉いさんで、HPのようなテックの巨人の舵取りをする資格など、これっぽちもない。テックの世界で他に全く人材がいなかったんだろうか。このクソ人事は、取締役会が後継者探しを怠ったことに起因する。 2002年、散々内輪もめしたあとにCo

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    labunix 2011/09/27
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