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インドと本に関するlaislanopiraのブックマーク (9)

  • 世界中で研究“オオカミに育てられた子”の実記は嘘だった…(その1)|オオカミ少女に気をつけろ!|泉美木蘭

    今回は、連載タイトルになっている「オオカミ少女」のお話。 みなさんは、こんな物語を聞いたことがないだろうか? 《インドの森のなかで、赤ん坊の頃から狼に育てられていた姉妹が発見された。姉妹は言葉を話すことができず、四つ足で歩き、地面に置いた皿をなめるようにしてミルクを飲んだ》 私がはじめて聞いたのは30年ほど前。教科書に掲載されている話だ。さまざまな研究分野でも「基のキ」のように採用されている“実話”なのだが……。 *** 社会学者である父の書棚には、「切腹論」「生き神信仰」「日のシャーマニズム」「パニックの心理」など、怪しげで手垢のついた古ぼけた書物がたくさん並んでいた。難しくて子供の私にはほとんどわからなかったが、普通の平穏な生活からは見えない、知ってはいけない世界が莫大に広がっているように思えて、好奇心を煽られ、見たくて見たくてしょうがなかった。 切腹のは、真一文字と十文字とでは

    世界中で研究“オオカミに育てられた子”の実記は嘘だった…(その1)|オオカミ少女に気をつけろ!|泉美木蘭
  • 『いつまでも美しく』 - HONZ

    装丁の写真に写る少女は輝く大きな瞳と、笑った口元からのぞく白い歯がとても魅力的だ。その瞳、その笑顔はまだ、自らが何者かになれるという確信と希望に満ちているように感じられる。自らの立ち位置とその存在の小ささを現実という絶望から叩きつけられたことのない、幼き者だけが持つことの許される独特な輝きに満たされている。だが、彼女が顔を出している建物は、さびたトタンと棒切れを打ち付けただけの窓が存在する粗末な小屋だ。 このノンフィクション作品はインド、ムンバイの空港近くにあるアンナワディというスラムに生きる、フセイン家とワギカー家の人々を中心にして、グローバル経済の中で広がる格差、チャンスの不平等、貧困、そして、政治、行政機構の腐敗という問題を私たちに見せてくれる。それも著者のキャサリン・ブーという存在をまったく感じさせることなく、小説でも読むような感覚で。 訳者の説明によると、このような手法は「イマ-

    『いつまでも美しく』 - HONZ
  • 『世界を動かす消費者たち』 10兆ドルの新市場 - HONZ

    書は、中国とインドに出現しつつある巨大な消費者層についてのだ。個人的には「消費者」という単語に「働く人」の対極のような印象を持っていたが、今回改めて、夕飯の買出しに来た人は働いていないのか、などと考えていたら怪しくなった。「消費」という響きが私に与える楽しさ、これはいったい何だろう?「消費」を自己表現と考えれば、時には「生産」で発揮できない人の意思だと思えば、書で描かれているのはインドや中国の一般の人たちが大事に思っている何かであり、遊びであり、ある種の夢である。 書はボストン・コンサルティング・グループの消費者研究関連のリーダー4名によるものだ。2名はインド・中国を母国とし、現地で活動している。原題が“The $10 Trillion Prize”であるように、中国とインドの消費者が商品・サービスの購入に費やす金額は、2020年までに現在の3倍になり、年間10兆ドル規模に達する

    『世界を動かす消費者たち』 10兆ドルの新市場 - HONZ
  • 『ビルマ・ハイウェイ-中国とインドをつなぐ十字路』タンミンウー著、秋元由紀訳(白水社) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋ウェブストアで購入 こんなが、東南アジア各国・地域の人、あるいは東南アジア出身の人によってもっとたくさん書かれれば、東南アジアのことがもっとよく理解してもらえるのに、とまず思った。つぎに、こんなを書いてみたいとも思ったが、外国人研究者には書けないと思い直した。むしろ、外国人研究者だからこそ書けるものを考えるべきだと思った。 まず、現在のビルマのことがわかると思って、書を開いて不思議に思った。目次の後に、4葉(4頁)の地図があった。それぞれのタイトルが、「紀元前1世紀の中国、ビルマ、インド」「紀元前1世紀のビルマと近隣国」「17世紀のビルマと近隣国」「2011年のビルマと近隣国」だった。いったい、なんのだ?、と思った。 書は、プロローグ、3部、エピローグからなる。第1部「裏口から入るアジア」では、ビルマの現状を、歴史文化を踏まえて語っている。第2部「未開の南西部」では中

    『ビルマ・ハイウェイ-中国とインドをつなぐ十字路』タンミンウー著、秋元由紀訳(白水社) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
  • 『インダス文明の謎』 大河文明ではないインダス - HONZ

    世界四大文明といえば? 義務教育時代の記憶を掘り起こせば、センター試験で地理を選択した理系の私でも、エジプト文明、メソポタミア文明、黄河文明、そしてインダス文明の名を辛うじてあげられる。この“四大”文明というくくり方には様々な異論もあるようだが(2009年出版の『もういちど読む山川世界史』にも「四大文明」という表現はみられない)、大河に支えられて発達した初期文明としてこれらを認識している方は多いはずだ。 それでは、インダス文明について何か具体的にイメージできるものはあるだろうか。モヘンジョダロ、ハラッパー遺跡以外になにも思いつかなくても無理はない。下の数字はGoogle検索によるヒット件数(2013年11月10日現在)だが、インダス文明は四大文明の中で最低の数字を示す、日人にとって最もマイナーな存在といえるからだ。 エジプト文明:1,930,000 黄河文明:512,000 メソポタミア

    『インダス文明の謎』 大河文明ではないインダス - HONZ
    laislanopira
    laislanopira 2013/11/12
    四大河文明というくくり自体が東アジアローカルの概念だけど、インダスの場合はモンスーンの恵みを利用しており大河文明ですらなく中央集権もなかった可能性。アメリカ大陸の文明を見れば大河の前提すら不要
  • インド人もアマゾンも顧客も嬉しい!眠っている本を有効活用する新しい仕組み「awaken by amazon」が凄い : 小太郎ぶろぐ

    デジタルエージェンシーAKQAが主催する「Future Lions」というコンテストにて、今年出題されたのは「5年前には実現できなかった方法で消費者とブランドを結びつけよ」というテーマ。 このコンテストに挑戦し、見事5作品の中に選ばれたのが、慶応、早稲田、東工大の連合による日人チームのアイデア「awaken by amazon」。アマゾンの利用客は手持ちの電子書籍化して整理できるし、インド人はより多くのにより多くの人々が触れられるし、アマゾンはインド人の識字率アップに貢献できてイメージも上がる。 アマゾンの無駄に大きな梱包箱も再利用できるし、これはホントにいいアイデアだね。 【関連】 カンヌライオンズ2013速報8 学生さんも頑張るカンヌ Future Lions受賞作発表 【画像】広大すぎてワクワクするAmazon倉庫の写真7枚 【画像】その発想はなかった!なるほど便利な生活の知

    インド人もアマゾンも顧客も嬉しい!眠っている本を有効活用する新しい仕組み「awaken by amazon」が凄い : 小太郎ぶろぐ
  • 『ヴァスコ・ダ・ガマの「聖戦」』 - 海を渡った十字軍 - HONZ

    同じような時期に、同じようなレベルの偉業を達成したケースであっても、時の流れはいずれかの人物に軍配を上げる。「微積分」の神は、ライプニッツではなくニュートンを祝福し、「電話」の女神はイライシャ・グレイではなくグラハム・ベルに微笑みかけた。 近代の幕開けとなった大航海時代にも、幾人かの英雄たちが存在する。その中で誰しも真っ先に頭に思い浮かべるのは、コロンブスの名前であることだろう。1492年にアメリカ大陸を発見したコロンブスによる功績の大きさは、教科書の記述を見るだけで明らかだ。 だが、それから遅れること数年、1498年にポルトガルの航海者としてインドに到達したヴァスコ・ダ・ガマこそが、その後の世界を一変させた人物であり、後世に与えた影響の大きさは計り知れないのだと著者は主張する。 書は、そのヴァスコ・ダ・ガマの航海を、4世紀にわたってキリストの名のもとに剣を振り回した十字軍の直接の後継と

    『ヴァスコ・ダ・ガマの「聖戦」』 - 海を渡った十字軍 - HONZ
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    このドメインは お名前.com から取得されました。 お名前.com は GMOインターネットグループ(株) が運営する国内シェアNo.1のドメイン登録サービスです。 ※表示価格は、全て税込です。 ※サービス品質維持のため、一時的に対象となる料金へ一定割合の「サービス維持調整費」を加算させていただきます。 ※1 「国内シェア」は、ICANN(インターネットのドメイン名などの資源を管理する非営利団体)の公表数値をもとに集計。gTLDが集計の対象。 日のドメイン登録業者(レジストラ)(「ICANNがレジストラとして認定した企業」一覧(InterNIC提供)内に「Japan」の記載があるもの)を対象。 レジストラ「GMO Internet Group, Inc. d/b/a Onamae.com」のシェア値を集計。 2023年5月時点の調査。

    laislanopira
    laislanopira 2013/03/30
    ブータンはブータン人の国であって独立を危うくするネパール人は国民ではない、という政治情勢
  • インド攻略の鍵は高度成長期にあり - 『飛雄馬、インドの星になれ!』 - HONZ

    星飛雄馬がインド人になる。しかも、野球の世界で「巨人の星」を目指すのではなく、舞台をクリケットに移し「インドの英雄」を目指す そんなニュースが報道されたのは、今から一年くらい前のことだろうか。 そして年も押し迫った、昨年末の12月23日。TVアニメシリーズ・インド版『巨人の星』は、『スーラジ ザ・ライジングスター』というタイトルで放映をスタートした。だが驚くべきことに、一年前に報道された時には、インドにおける放映について何もかもが白紙に近い状態であったのだという。 書は、インド版『巨人の星』誕生の仕掛け人が、構想から第一話放映実現までのプロセスを綴った一冊である。著者は講談社で『フライデー』『週刊現代』『クーリエ・ジャポン』などの編集に携わった人物。休暇でインドを訪れ、かつて学生時代に貧乏旅行をした時の「インドで新しいことをやりたい」という思いが蘇ってきたところから話は始まる。 彼の目に

    インド攻略の鍵は高度成長期にあり - 『飛雄馬、インドの星になれ!』 - HONZ
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