バーレーンの首都マナマ中心部の真珠広場近くで、軍装甲車に抗議の姿勢を示すデモ参加者ら=2011年2月18日、AP 【カイロ鵜塚健】中東と北アフリカ諸国での民主化要求デモは18日も拡大を続け、政権側の弾圧による死者数も増え続けている。リビアでは16日のデモ初日以来の死者が70人に達した模様だ。同国は外国メディアの取材が極めて難しく、実際の死者数はもっと多い可能性が高い。また、バーレーンでも18日夕に治安部隊がデモ隊に向けて発砲し、少なくとも4人が死亡した。同国ではハマド国王が野党勢力との対話を始めようとしているが、デモ収束につながるかは不透明だ。イエメンでも同日、5人が死亡した。 中東の衛星放送アルジャジーラによると、リビア東部ベンガジで18日、反政府デモに対し治安当局が発砲して多数の死者が出た。 同国では最高指導者カダフィ大佐の退陣を求めるデモが16日に始まり各地へ拡大、17日までに少なく
アラブの春(アラブのはる、英語: Arab Spring)とは、2010年から2012年にかけてアラブ世界において発生した、前例にない大規模反政府デモを主とした騒乱の総称である。2010年12月18日に始まったチュニジアのジャスミン革命から、アラブ世界に波及した。また、現政権に対する抗議・デモ活動はその他の地域にも広がりを見せており、アラブの春の事象の一部に含む場合がある。各国におけるデモは2013年に入っても続いた。なお、“Arab Spring”という言葉自体は2005年前後から一部で使用されていたものである[27][28][29][30]。 しかし、ほとんどの国で混乱や内戦が泥沼に陥り、強権的な軍政権に戻ったり、ISILのような過激派組織が台頭したりするなど、いわゆる「アラブの冬」として挫折を見せている[31][32]。 中東地域は、世界の原油・天然ガスの産出・埋蔵量の多くを持ち、ア
エジプト情勢(中東への影響) 2011年02月12日 13:45 エジプト中東関連 先ほどエジプトの今後に関して取りあえずの考えをまとめてみました。甚だ杜撰ですが、その都度考えをまとめて置くのも大事でしょう。 と言うことであのアラブ諸国、中東への波及問題、影響について、取りあえず考えられるところを自分なりにまとめてみました。請うご批判。コメント期待しています。 先ず第1に、エジプトの影響は避けられないでしょうね。アラブ世界、中東におけるエジプトの地位、影響力は(彼ら自身が思っているほど、と言うか昔ほどではないと思うが。何しろ今では中東中に大学はあるし、情報はむしろal jazeerah やロンドン発行の新聞の方が影響力もある。カイロ大学と「アラブの声」時代のアラブ民族主義のように中東全体を鼓舞するイデオロギーもない)はチュニジアとは比較にならないと思います。 そのエジプトで3週間前には難攻
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(英エコノミスト誌 2010年7月17日号) 良かれ悪しかれ、エジプトとサウジアラビアに間もなく変化が訪れる。 アラブ世界で最も重要な2つの国の運命は、どちらも年老いた独裁者の手中にある。82歳になる元空軍司令官、ホスニ・ムバラク大統領は、1981年からエジプトを統治しているが、病状が深刻であることは広く伝えられている。 サウジアラビアのアブドラ国王も即位こそ5年前だが、それ以前からアラブ世界で最も豊かなこの国の実権を握っており、今や86歳の高齢だ。2人の独裁者は遠からずこの世を去り、その時、両国には変化がもたらされる。 もしかしたら、2人は思い通りに後継者に権力を継承できるかもしれない。ムバラク大統領は息子ガマール氏の世襲のために下地を固めてきた。アブドラ国王は、今も健在の兄弟18人のうち、スルタン皇太子を継承者に指名している。スルタン皇太子は以前から健康問題を抱えているが、同族の代わり
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