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生物と歴史に関するlaislanopiraのブックマーク (409)

  • 全ての生命の最終共通祖先「LUCA」は42億年前に誕生し、ウイルスと戦っていた可能性 | カラパイア

    この画像を大きなサイズで見る 私たち人類を含むすべての生命は、一つの共通祖先から進化してきたと考えられている。それは「最終共通祖先(LUCA)」と呼ばれる生物だ。 英国の研究チームによると、その誕生はこれまで考えられていた以上に古く、42億年前に遡る可能性があるという。 地球誕生からほんの4億年後のことでありながら、LUCAは驚くほど複雑で、免疫系を持っており、当時からウイルスとの戦いを繰り広げていたのだそうだ。 最終共通祖先(LUCA)とは? 犬は1万5000~3万年前、ハイイロオオカミから枝分かれして誕生した。それと同様、はおよそ1万年前にリビアヤマネコから誕生した。 私たちホモ・サピエンスなら30万年前にホモ・エレクトスの系統から分岐した。さらにそのもっと前、ホモ属(ヒト属)がチンパンジーと袂をわかったのは、およそ700万~600万年前のことだ。 このようにして、生物の祖先をたどっ

    全ての生命の最終共通祖先「LUCA」は42億年前に誕生し、ウイルスと戦っていた可能性 | カラパイア
  • ダーウィンも見つけられなかった「幻の巻き毛ウマ」は実在した

    荒涼という言葉はこの場所のために作られたのかと思うような景色が広がるアルゼンチン、リオネグロ州のソムンクラ高原で、獣医のヘラルド・ロドリゲス氏は静かに草をむ一頭のウマを見つけた。乾ききったこんな陸の孤島にウマがいるだけでも奇妙なうえ、氏がそれまでに見たどのウマとも違っていた。巻き毛だったのだ。 当初ロドリゲス氏は、そのウマは病気になっているか、汗をかいているだけだと考えた。しかし、ガウチョ(南米のカウボーイ)が驚くべきことを教えてくれた。干ばつや火山の噴火などで数が減る前は、このような巻き毛のウマがよく見られたという。(参考記事:「時代を先取り?くるくる巻き毛の動物たち 4選」) このウマに夢中になったロドリゲス氏は、売ろうかと言われてイエスと即答した。のアンドレア・セデ氏も同じで、すぐにこのウマと心を通わせた。「この子と会ったときのことは一生忘れません。ずっと一緒にいたかのように、私

    ダーウィンも見つけられなかった「幻の巻き毛ウマ」は実在した
  • 「イヌは自ら進んで家畜になった」説、支持する最新研究が発表

    カナダのブリティッシュ・コロンビア州で、岩だらけの海岸に生息するオオカミ。オオカミがイヌになった経緯についてはいくつかの説があるが、新しい研究は、「人に慣れたオオカミが人間のそばで暮らすことを選んだ」という説の信頼性を高めることになった。(Photograph By Paul Nicklen, Nat Geo Image collection) 「いい子だね」。人類は何千年、何万年も前から、ありとあらゆる言語で動物たちにこう話しかけてきた。私たちは、かわいい動物を見ると目を細め、その動物を自分のものにして、自分を愛してもらおうとする。しかし、家畜化は人間の一方的な押し付けによって成立するものではなく、動物の方でも人間に順応している。(参考記事:「ネコは自ら家畜化した、遺伝子ほぼ不変、最新研究」) イヌの家畜化をめぐっては、激しい議論が交わされてきた。人間は、仲間として飼うために、古代のオオ

    「イヌは自ら進んで家畜になった」説、支持する最新研究が発表
  • 鳥が恐竜の一部なら、どこからを鳥と呼べば良いのか(對比地孝亘/古脊椎動物研究者)

    鳥類が恐竜のうちティラノサウルスやヴェロキラプトルなどが属する獣脚類恐竜の一部であるという仮説が受け入れられるようになってから久しい。化石種と現生種において共通の系統学的な情報源である骨格形態に基づくと、現時点で鳥類の起源に関する仮説として説が科学的に妥当な唯一のものであると言えるほどである。 特に獣脚類の一部であるコエルロサウルス類の中での鳥類の進化については連続的に形態が変化したことがわかっており、これは骨格だけでなく、鱗から繊維状の原羽毛を経て完全な羽毛にまでの進化的変化についても同様である。 このような詳細がわかってくると、それではどこから鳥類と呼べば良いのか? という疑問が湧いてくる。実際にこれは私自身が講演などをするとかなりの頻度で質問されることなので、ここで考えてみたい。 分類とはあくまで人間の考え 鳥類(Aves)というのは分類群の名前であり、伝統的な分類体系においては「

    鳥が恐竜の一部なら、どこからを鳥と呼べば良いのか(對比地孝亘/古脊椎動物研究者)
  • サーベルタイガーのミイラを発見、ついに本当の姿が明らかに

    2020年、マンモスの牙の発掘作業をしていた作業員が、シベリアの永久凍土の中で約3万2000年前のサーベルタイガーの子どものミイラを発見した。(PHOTOGRAPH BY Alexey V. Lopatin) さまざまな復元図や博物館の模型のほか、映画『アイス・エイジ』シリーズにも登場するが、サーベルタイガー(剣歯虎)が実際にどんな姿をしていたのか、古生物学者はおよそ200年ものあいだ疑問に思ってきた。見つかるのは骨の化石と足跡だけで、長い牙を持つこの肉動物の当の容姿はずっと謎だった。だが、シベリアの永久凍土で3万2000年前の子どものミイラが見つかり、ついに外見を披露した。論文は11月14日付けの学術誌「Scientific Reports」に掲載された。 「素晴らしい標に大興奮しています」と、カナダ自然博物館の古生物学者であるアシュリー・レイノルズ氏は喜ぶ。なお氏は、今回の研究に

    サーベルタイガーのミイラを発見、ついに本当の姿が明らかに
  • じつは「マンモスが滅びて、森が繁栄した」…同じことが「白亜紀」に起こっていても「少しも不思議ではない」という、納得の理由(更科 功)

    樹木をなぎ倒す巨大な動物たちゾウのように巨大な動物は、しばしば樹木をなぎ倒す。 それは今に始まったことではない。数十万年~数万年前のシベリアではマンモスが樹木をなぎ倒していたし、中生代の恐竜も樹木をなぎ倒していたに違いない。そして、そういう巨大な動物の行動は、生態系や生物の進化に大きな影響を与えてきたのである。 地球で最大勢力になった被子植物地球上のすべての生物を、その体に含まれる炭素量で比較した場合、全体の8割程度は植物が占めていると推定されている。つまり、重さで考えれば、地球上の生物の中で、植物が圧倒的に多いということだ。 そんな植物のなかで、現在もっとも繁栄しているのが被子植物である。イチョウやマツやスギは裸子植物だが、それ以外の平たい葉を持っていたり花が咲いたりする植物は、たいてい被子植物である。雑木林(ぞうきばやし)の代表的な樹木であるクヌギやコナラをはじめ、サクラやバラ、リンゴ

    じつは「マンモスが滅びて、森が繁栄した」…同じことが「白亜紀」に起こっていても「少しも不思議ではない」という、納得の理由(更科 功)
  • 鴆鳥-実在から伝説へ

    真柳誠「鴆鳥-実在から伝説へ」、山田慶兒編『物のイメージ-草と博物学への招待』151-185頁、朝日新聞社、1994年4月 1 毒と薬 ふつう薬といえば命を救うもの、毒といえば命を危うくさせるもの、と思われがちである。しかし、物としての薬と毒を一線で分かつことは、ときに不可能にひとしい。抗生物質の多くは病原を攻撃すると同時に、生体にも何らかの毒性を示すのである。使い方が不適切なら薬物も毒性を示し、逆に、うまく使えば薬用に可能な毒物も少なくない。いまでこそ毒物学や毒性学が薬理学から分科しているが、薬と毒は来ひとつの物の両面として、古くから考えられていた。 薬学を英語pharmacyというが、これは前五世紀の医人、ヒポクラテスの時代からのギリシア語に由来する。同じ語幹のギリシア語で、pharmakonは薬物ないし毒物。pharmaekiaは魔術師ないし薬剤師。pharmakeusは毒殺者

  • じつは、この地球の「全生物の起源」は、1つとは限らない…系統樹から浮かび上がった「とうてい科学では明らかにできない」世界(更科 功)

    地球の全生物の共通祖先「ルカ」地球のすべての生物は、ただ一つの共通の起源を持つと考えられている。この、共通の起源となった生物集団をルカと呼ぶことがある。これはLast Universal Common Ancestorの頭文字を繋げたもの(LUCA)で、「全生物の共通祖先」などと訳される。 ルカは「地球における最初の生物」ではないちなみに、「全生物の最終共通祖先」のように「最終」をつける意味は、ルカを一つの生物集団に特定するためだ。なぜなら、ルカは、地球における最初の生物というわけではないからだ。おそらく、ルカより古い時代に生きていて、ルカに至る系統と分岐した後で、絶滅してしまった生物もたくさんいたはずだ。 そう考えると、じつは、ルカの祖先ならすべて「全生物の共通祖先」になってしまう。それでは不便なので、時代的に最後の共通祖先だけをルカと呼ぶために「最終」がついているのである(図「ルカは最

    じつは、この地球の「全生物の起源」は、1つとは限らない…系統樹から浮かび上がった「とうてい科学では明らかにできない」世界(更科 功)
  • 洞窟で発見された謎の種子が発芽して木に成長 聖書記載の「秘薬」採れる絶滅種か(Forbes JAPAN) - Yahoo!ニュース

    「シェバ」と同じカンラン科コンミフォラ属の木、ミルラノキ(モツヤクジュ)。(Shutterstock.com) エルサレム近郊の洞窟で発掘調査中に出土していた大昔の謎の種子が、発芽して木に成長した。正体は、聖書に記されている薬用樹脂を分泌する絶滅した樹木の可能性があるという。イスラエルなどの国際的な研究チームがこのほど、科学誌「コミュニケーションズ・バイオロジー」に研究成果を発表した。 この種子は1980年代後半にユダヤ砂漠の洞窟で発見され、放射性炭素年代測定からおよそ1000年前のものと推定されている。現在のイスラエル、パレスチナ、ヨルダンを含む南レバントにかつて自生していた樹木のものとみられ、一帯で見つかったのは初めてだ。 2センチほどのこの種子は検査でまだ生育可能と判明したため、研究チームは植えて注意深く世話をしてきた。発芽には5週間ほどかかった。14年後の現在、木は成熟期に達してい

    洞窟で発見された謎の種子が発芽して木に成長 聖書記載の「秘薬」採れる絶滅種か(Forbes JAPAN) - Yahoo!ニュース
  • 地球の気温は過去5億年でどのように変化してきたのか?絶えず揺れ動いていた

    人類は現在、急激な気候変動の中を生きている。それは海面を上昇させ、生態系を変え、森林火災を増加させたりと、我々の世界を大きく変えようとしている。 気候変動が世界をどのように変貌させるのか?それを知るには地球の過去を知るのが一番だ。 スミソニアン国立自然史博物館とイギリス、ブリストル大学の研究チームは、多種多様なデータに基づき過去4億8500万年にわたる気候の変動を分析した。 その結果、地球の気温は絶えず揺れ動いていることが明らかとなった。背景にあるのは二酸化炭素で、それに応じて生物は進化・繁栄し、そして絶滅してきたのだ。 過去の地球の気温の変化を調べる方法 過去の気温を知る手がかりはいくつもある。 例えば、南極や北極の氷に閉じ込められた空気の化学組成を調べれば、その時代の気候を推測することができる。 古い地層や化石に含まれる酸素同位体も、その時代に地球が暖かかったのか、それとも寒かったのか

    地球の気温は過去5億年でどのように変化してきたのか?絶えず揺れ動いていた
  • 世界の壮大なドラゴン伝説6選、最古、最大、最強の竜は?

    新約聖書の黙示録に登場する7つの頭を持った竜。19世紀のフレスコ画。(PHOTOGRAPH BY NPL - DEA PICTURE LIBRARY/W. BUSS, BRIDGEMAN IMAGES) 竜は、地球上のほぼすべての文化に存在し、昔から様々な大陸の民話、文学、芸術に登場してきた。鋭い爪に硬い鱗、尖った歯といった恐ろしい特徴をあわせ持つ竜は、人間の最も原始的な恐怖心から生まれ、現実世界で直面する危険について互いに警告するために用いられたと、研究者たちは考えている。 しかし現代になっても、竜はなぜこれほどまでに人々の想像力をかきたててやまないのだろうか。その秘密を解くカギとなりそうな6つの壮大な神話を紹介しよう。 ングウィ――世界最古の竜伝説 ヘビのような神ングウィは、様々な神話に影響を与えた。この16世紀の絵画に描かれているミズガルズの大蛇ヨルムンガンド伝説(北欧神話)もその一

    世界の壮大なドラゴン伝説6選、最古、最大、最強の竜は?
  • とある集落で「捕獲したタヌキは檻ごと川に沈める」と聞いて衝撃を受けた→昔は害獣の処理としてよく聞いたという証言が次々に寄せられる

    太郎丸 @taromar_u 西日のとある集落で、檻で捕獲したタヌキは檻ごと川に沈めるという話を聞いて戦慄したことがあるのだが、そういう話って実は珍しくないのだろうか。その話をしてくれた移住者の方は「田舎に住んでいると耳を疑うようなことが沢山あるよ」と言っていたが。 2024-08-03 08:48:09 太郎丸 @taromar_u 返信くれた皆様ありがとうございました。平成のベッドタウン育ちの私はそういう現場を見たことがなかったのですが、合理的な駆除として別に珍しくはないようですね。戦慄という言葉は言い過ぎだったけどもその川は私も幼少期からよく遊んだ川でもあるので、その話を聞いた時はちょっとした衝撃でした。 2024-08-03 10:07:14 アオトウ @aotoudai @taromar_u 私の周囲で聞くのは、檻(箱罠)で捕獲した獣のとどめの刺し方は大抵槍ですね。小さい獣は溺

    とある集落で「捕獲したタヌキは檻ごと川に沈める」と聞いて衝撃を受けた→昔は害獣の処理としてよく聞いたという証言が次々に寄せられる
  • 哺乳類の歴史をたどることで、われわれ(人間)の本質へと迫る傑作ノンフィクション──『哺乳類の興隆史──恐竜の陰を出て、新たな覇者になるまで』 - 基本読書

    哺乳類の興隆史――恐竜の陰を出て、新たな覇者になるまで みすず書房Amazonこの『哺乳類の興隆史』は、その名の通り哺乳類の歴史を追った一冊である。今地球上では、クジラや犬ややカンガルーや人間など、数多くの哺乳類が地上で、海で、繁栄している。その数なんと6000種類以上だ。昆虫などと比べれば少ないが、それでもけっこうな数とはいえる。しかし、歴史を振り返ればより多様な──現代の地球環境からすれば想像もつかないような──哺乳類たちが存在していた。 毛むくじゃらの巨大なゾウもいたし、バカでかい枝角を持ったシカも、車ほどの大きさのアルマジロもいた。短い後肢と長い前肢でウマとゴリラをかけ合わせたような体だったカリコテリウム類もいたし、大型化する前のミニチュアプードルほどの大きさのゾウがいた時代もあった。哺乳類は現代のものよりも小型だった時代も大型だった時代もある。それは、周辺の環境や競合の存在によ

    哺乳類の歴史をたどることで、われわれ(人間)の本質へと迫る傑作ノンフィクション──『哺乳類の興隆史──恐竜の陰を出て、新たな覇者になるまで』 - 基本読書
  • 【ガチ不老】信長より前から生きてるニシオンデンザメ(512歳)は老化していなかった - ナゾロジー

    「人間50年〜」と謡ったのは織田信長ですが、私たちは今や人生100年時代に突入しようとしています。 これは動物界でもトップクラスの長さになりますが、それでも私たちがまったく敵わない動物がいます。 「ニシオンデンザメ」です。 彼らの寿命は平均でも250年、最長だと512歳の個体が見つかっています。 512歳だと生まれは1500年の初めになりますから、1534年生まれの信長より年上なわけです。 「どうしてニシオンデンザメはそんなに長生きできるのか?」これは生物学者にとっての大きな謎でした。 しかし2024年7月、英マンチェスター大学(UoM)がその長寿の秘密の一端をついに解明したと報告。 それによると、ニシオンデンザメは代謝が年齢でほぼ変化しておらず真に不老の状態にあったようです。 この研究は2024年7月2日から5日にかけてプラハで開催された生物学会『Society of Experimen

    【ガチ不老】信長より前から生きてるニシオンデンザメ(512歳)は老化していなかった - ナゾロジー
  • “20億年前”地球最古の微生物? 生命の起源に迫る重要な発見か | NHK

    アフリカの地下に広がる20億年前の地層から、生きているとみられる微生物を採取することに東京大学の研究チームが成功しました。 「まるで“玉手箱”を開けるような感覚に近い」(専門家) これまでに見つかった最も古い生きた微生物は、およそ1億年前のものです。 今後の解析などで20億年前の生物と確定すれば、科学界最大の謎の1つともいわれる地球の生命の起源や進化に迫る重要な発見になる可能性があります。 目次 鈴木准教授「天と地がひっくり返る発見」 20億年前の地層とは?

    “20億年前”地球最古の微生物? 生命の起源に迫る重要な発見か | NHK
  • 恐竜が絶滅しなければワインは普及しなかったかもしれない。恐竜とブドウの意外な関係が明らかに | カラパイア

    この画像を大きなサイズで見る 太古のブドウの種子を追跡した研究によれば、ブドウが世界に広まったのは恐竜の絶滅がきっかけだったと考えられるそうだ。 ワインも恐竜も大好きな人には少々複雑な思いがする研究結果は、『Nature Plants』(2024年7月1日付)に掲載された。 この研究では南米各地で発見された6000万~1900万年前の太古のブドウのタネの化石を追跡し、それがどのように広まったのか調査した。 それによると、ブドウが世界各地で繁殖できたのは、恐竜が絶滅し、森の姿がそれまでとは違ったものに変化したことがきっかけだった可能性が高いそうだ。 恐竜絶滅と同時に広がったブドウ 柔らかい組織は滅多に化石にならないため、太古の果物についての研究は、硬いタネの化石に基づくものだ。 ブドウもまた然り。これまでで世界最古のブドウのタネの化石は、インドで発見された6600万年前のものだ。それを利用し

    恐竜が絶滅しなければワインは普及しなかったかもしれない。恐竜とブドウの意外な関係が明らかに | カラパイア
  • 古代ローマの遺跡の下、当時からすむ「巨大」なカニが急速に減少

    イタリアの固有種で唯一の大型淡水ガニ「ポタモン・フルビアティレ(Potamon fluviatile)」は、「かつて生息していた古代の群れの生き残り」だ。彼らはローマ帝国の興亡を目にしてきたかもしれない。トラヤヌスの広場で撮影。(PHOTOGRAPH BY EMANUELE BIGGI) 2005年、ローマの中心部にあるフォロ・トライアーノ(トラヤヌスの広場)で発掘を進めていた考古学者らが、古代の下水道を掘り当てた。その内部からは、大理石でできた紀元4世紀のコンスタンティヌスの胸像のほか、イタリアの固有種としては唯一の大型淡水ガニである「ポタモン・フルビアティレ(Potamon fluviatile)」の群れが見つかった。研究者らは、この群れの起源は非常に古く、ローマが単なる渓谷の湿地帯に過ぎなかった時代にまでさかのぼると推測している。 古代ローマ帝国の興亡を目にしてきたかもしれない彼らだ

    古代ローマの遺跡の下、当時からすむ「巨大」なカニが急速に減少
  • 『死の貝――日本住血吸虫症との闘い』奇病撲滅に挑んだ人々の生きた証と、罪なき貝の悲劇 - HONZ

    死の貝:日住血吸虫症との闘い (新潮文庫 こ 28-2) 作者: 小林 照幸 出版社: 新潮社; 文庫版 発売日: 2024/4/24 天正10年(1582年)、甲斐の名門戦国大名・武田家が織田信長の軍に攻められ、今まさに滅亡しようとしていた。追い詰められた武田勝頼に、律義にも暇乞いに来た足軽大将がいた。 最後まで殿の供をするのが武士の務めではあるが、もはや歩けない。勝頼は豊後の姿を見て、その気持ちだけで十分であるぞ、と涙を流していたわった。これが水腫脹満を記録した最古の文献と考えられている。 その足軽大将・小幡豊後守の腹部は膨れ上がっていた。「水腫脹満」とは古くから農民を中心に甲府盆地の人々を悩ませてきた、太鼓腹になってやせ細り、やがて死に至る病であった。 しかし次第に、これに似た病が日全国に点々と存在することが明らかになってくる。書はこの奇病を克服しようと原因にせまり、その原因を

    『死の貝――日本住血吸虫症との闘い』奇病撲滅に挑んだ人々の生きた証と、罪なき貝の悲劇 - HONZ
  • スキタイの子羊をめぐる冒険 - 糠床ブログ

    X(旧Twitter)でまとめきれないのでここに書く第四弾 カニ味がする羊は北海道にもいない もはや説明不要の大ヒットファンタジー漫画であるダンジョン飯 第2クールもはじまり、遂にイヅツミが加わる そんなイヅツミが舌鼓を打ったのがバロメッツ、野菜なのか動物なのか分からないが味はカニという不思議な生物 ゲームにあんまり出てこない(ぷよぷよには居た)し、なんでカニの味なのか 知りたくないだろうか? ※バロメッツが植物みたいに生えてくる羊みたいな伝説上の生物という点は既に御存知とした上で話を進めていきます 有難い事にこの生き物についての専門書が実は和訳されて存在している 博品社から出ている その名も『スキタイの子羊』 ヘンリー・リー、ベルトルト・ラウファー著 尾形希和子、武田雅哉 訳 実はこの、著者は2人いるのだが共著ではない The vegetable lamb of Tartary : a

    スキタイの子羊をめぐる冒険 - 糠床ブログ
  • 『直立二足歩行の人類史 人間を生き残らせた出来の悪い足』(文藝春秋) - 著者:ジェレミー・デシルヴァ 翻訳:赤根 洋子 - 中村 桂子による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

    「定説となっている考えを、論理的に打ち砕く破壊力を持っている」――更科功氏、驚愕!生命40億年の歴史のなかで、人類だけが直立二足歩行をして生き延びた。それはいったいなぜなのか?直立… 「定説となっている考えを、論理的に打ち砕く破壊力を持っている」 ――更科功氏、驚愕! 生命40億年の歴史のなかで、人類だけが直立二足歩行をして生き延びた。 それはいったいなぜなのか? 直立二足歩行の起源とは? 現役バリバリの古人類学者にして、「足と足首の専門家」である著者が、レジェンド人類化石や最新化石、さらには現代人の歩行や二足歩行ロボットの研究現場までを訪ね歩き、この永遠の疑問に迫る、痛快科学ノンフィクション。 チンパンジーと人類が分岐したのは約600万年前と言われる。四足で歩いていた共通祖先から人類は二足で立ちあがり、やがて道具を手にした……そうした一道のイメージで人類進化をとらえている人は多いだ

    『直立二足歩行の人類史 人間を生き残らせた出来の悪い足』(文藝春秋) - 著者:ジェレミー・デシルヴァ 翻訳:赤根 洋子 - 中村 桂子による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS