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科学と芸術に関するlaislanopiraのブックマーク (303)

  • 美しいと感じるとき|高見温| On Takami

    はじめにP. S チャーチランドという哲学者が書いた『脳がつくる倫理』というは、執筆者にとってかなりの衝撃でした。 このは脳の認知研究で倫理の基盤を見ていこうというで、それまで読んできた倫理学のが「カントは~」などの引用と長い論述に支えられていたのとは全く違います。 例を挙げると、「道徳的」とされるものは、それを守るとオキシトシンが分泌されるようなもの、と語られ根拠として実験データが説明されます。 社会的行動はオキシトシンといったホルモンの、つまり私たちの生物学的あり方に基づくというところから倫理を考えるというものです。 科学は決して芸術や人文学に取って代わろうとしているわけではない。とはいえ物事の性に関する哲学的な主張、たとえば道徳的直観のようなものは脆弱であり、科学と哲学、つまり証拠が思弁に勝つべきなのである。 P.S チャーチランド『脳がつくる倫理』序より要は「哲学者なる昔

    美しいと感じるとき|高見温| On Takami
  • キュビズムアートって意味不明だけど素人でも楽しめるの?の科学

    ▼ 2024 ( 248 ) ► 08/25 - 09/01 ( 2 ) ► 08/18 - 08/25 ( 7 ) ► 08/11 - 08/18 ( 8 ) ► 08/04 - 08/11 ( 8 ) ► 07/28 - 08/04 ( 7 ) ► 07/21 - 07/28 ( 7 ) ► 07/14 - 07/21 ( 8 ) ► 07/07 - 07/14 ( 7 ) ► 06/30 - 07/07 ( 7 ) ► 06/23 - 06/30 ( 7 ) ► 06/16 - 06/23 ( 7 ) ► 06/09 - 06/16 ( 7 ) ► 06/02 - 06/09 ( 7 ) ► 05/26 - 06/02 ( 7 ) ► 05/19 - 05/26 ( 9 ) ► 05/12 - 05/19 ( 7 ) ► 05/05 - 05/12 ( 8 ) ► 04/28 - 0

    キュビズムアートって意味不明だけど素人でも楽しめるの?の科学
  • ラファエロの絵は共同制作だった可能性がAIを使った研究で明らかに

    ルネサンス期を代表するイタリアの画家・ラファエロによる著名作品「バラの聖母」をAIを用いて調査したところ、大部分はラファエロの手によるものだったものの、一部、ラファエロ以外の手が加わっていたことが明らかになりました。 Deep transfer learning for visual analysis and attribution of paintings by Raphael | Heritage Science | Full Text https://heritagesciencejournal.springeropen.com/articles/10.1186/s40494-023-01094-0 AI study shows Raphael painting was not entirely the master's work https://techxplore.com/new

    ラファエロの絵は共同制作だった可能性がAIを使った研究で明らかに
  • 藤田嗣治は蛍光発光が異なる3種の「白」を使い分けていた - 再評価につながる発見

    国立情報学研究所(NII)とポーラ美術館の両者は11月27日、藤田嗣治(レオナール・フジタ)の絵画『ベッドの上の裸婦と犬』(1921年、ポーラ美術館蔵)に、異なる発光色(蛍光)を持つ白い顔料を発見したことを発表。フジタが1920年代当時の芸術鑑賞のスタイルである紫外線が含まれる自然光の下において、複数の白色顔料の蛍光発光を用いて肌質感を再現しようとしていたことが考えられると共同で報告した。 フジタの絵画における蛍光発光(出所:共同プレスリリースPDF) 同成果は、NII、ポーラ美術館、東京藝術大学、東京大学、京都大学、三木学氏らの共同研究チームによるもの。今回の研究の内容については、12月13日よりポーラ美術館において実作品(フジタの師匠の師匠にあたるラファエル・コランの作品を除く)と共に紹介される予定だ。 フジタは、1920年代に「乳白色の肌」「乳白色の下地」と称された肌質感を再現するよ

    藤田嗣治は蛍光発光が異なる3種の「白」を使い分けていた - 再評価につながる発見
  • 科博など国立文化施設に20億円、設備更新を支援 文科省補正予算:朝日新聞デジタル

    光熱費や資材費の高騰が国立文化施設の運営を圧迫していることを受け、文部科学省は10日、国立科学博物館(科博)など四つの独立行政法人(独法)に、施設整備費として計20億円を支援すると発表した。2023年度補正予算案に計上した。 支援の対象となるのは科博のほか、東京国立博物館(東博)などを所管する国立文化財機構▽東京国立近代美術館などを所管する国立美術館▽国立劇場などを所管する日芸術文化振興会。 科博に対しては、茨城県つくば市に建設中の新収蔵庫に収納棚を整備する費用として7億8千万円、電気設備の制御を行う中央監視室の設備更新に5千万円の計8億3千万円を計上。東博に対しては、平成館の空調工事費として2億7千万円を充てる。 文化庁企画調整課によると、老朽化した設備を消費電力の少ない省エネ設備に更新し、光熱費を抑制することがねらいという。同庁の今井裕一文化戦略官は「恒常的にかかる光熱費については、

    科博など国立文化施設に20億円、設備更新を支援 文科省補正予算:朝日新聞デジタル
  • ジョン・マエダ「テクノロジーの時代を誰よりも理解しているのは芸術家だ」 | AIが賢いわけではない

    ジョン・マエダはニューヨーク近代美術館(MoMA)に作品が展示されているコンピュータ・アーティストだ。そして、『シンプリシティの法則』や『機械の言葉を話す方法』(未邦訳) などのベストセラー作家でもある。マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボの教授を務めた経歴があり、マイクロソフトのデザイン&AI統括責任者も務めている。 1966年、シアトルに生まれた「ジョン・マエダ」とは一体、何者なのか。スペイン「エル・ムンド」紙が、さまざまな顔を持つ世界的デザイナーの素顔を探った。 「ヒューマニスト・テクノロジスト」とは ──数学者、芸術家、プログラマー、作家、企業幹部……。あなた自身にとって、ジョン・マエダとは何者なのでしょうか? 何者か? 私には、88歳と89歳の年老いた両親がいます。人生の終わりがどんなものか、それがどんなに辛いものかを理解するため、できるだけたくさんの時間を彼らと過ごそ

    ジョン・マエダ「テクノロジーの時代を誰よりも理解しているのは芸術家だ」 | AIが賢いわけではない
  • 科学とSFの相互発展の歴史を、小説、映画、ドラマなど多方面から描き出す──『サイエンス・フィクション大全 映画、文学、芸術で描かれたSFの世界』 - 基本読書

    サイエンス・フィクション大全 映画、文学、芸術で描かれたSFの世界 グラフィック社AmazonSF、サイエンス・フィクションとはサイエンスとついているように基的には科学をテーマ・取り扱ったフィクションのことを指す(科学を扱わなくてもSFに分類されるが、今回は細かいことはどうでもいい)が、科学を扱う以上その内容は現実の科学の発展に影響を受ける。たとえば、火星や月が明確に観測される以前は人々の空走の中ではそこに生命が満ちているフィクションがよく描かれていたが、鮮明な画像、観測結果が出回るにつれて火星や月に生物がいる物語は描かれなくなっていった。 一方で、SFは影響を受けるばかりではなく、現実の科学にも影響を与えてきた。多くのロボット学者は昔はアトム、今はドラえもんに影響を受けてその道を志し、琥珀の中の蚊が吸った血から恐竜の復元が試みられた物語『ジュラシック・パーク』の大ヒット後は、多くの学者

    科学とSFの相互発展の歴史を、小説、映画、ドラマなど多方面から描き出す──『サイエンス・フィクション大全 映画、文学、芸術で描かれたSFの世界』 - 基本読書
  • 理研、国宝「油滴天目茶碗」の発色の仕組みを説明することに成功

    理化学研究所(理研)は10月11日、オープンデータの画像を用いた解析により、国宝「油滴天目(ゆてきてんもく)茶碗」の青紫色の光彩である「曜変(ようへん)」の発色を、油滴(油の滴に似た斑点)の反射と、釉薬(ゆうやく/うわぐすり)の2次元回折格子構造によって説明できることを発表した。 同成果は、理研 光量子工学研究センター 先端光学素子開発チームの海老塚昇研究員、理研 開拓研究部 石橋極微デバイス工学研究室の岡隆之専任研究員(研究当時)の共同研究チームによるもの。詳細は、日光学会誌「光学」2023年9月号に掲載された。 天目茶碗とは日での呼び名で、元は茶葉の産地だった中国浙江省の天目山一帯の寺院で使われていた、黒色鉄釉をかけて焼かれた陶器製の茶碗のことをいう。鎌倉時代に、禅寺天目山で修行をしていた日人僧侶が帰国の際に持ち帰ったことから、そのように呼ばれるようになったといわれている。油

    理研、国宝「油滴天目茶碗」の発色の仕組みを説明することに成功
  • 国宝油滴天目茶碗の曜変(光彩)の秘密を探る

    理化学研究所(理研)光量子工学研究センター 先端光学素子開発チームの海老塚 昇 研究員と開拓研究部 石橋極微デバイス工学研究室の岡 隆之 専任研究員(研究当時)の研究チームは、国宝油滴天目(ゆてきてんもく)茶碗[1]の青紫色の光彩、いわゆる曜変(ようへん)の発色を油滴(油の滴に似た斑点)の反射と釉薬(ゆうやく、うわぐすり)の2次元回折格子[2]構造によって説明しました。 研究成果は油滴天目茶碗や曜変天目(ようへんてんもく)茶碗の鑑賞のために最適な照明を提案できる上、釉薬の配合や焼成(焼き締め、焼結)方法を解明する糸口になると期待されます。 曜変とは漆黒の釉薬が厚くかかった建盞(けんさん。中国の宋時代の10~13世紀に建窯(けんよう。中国福建省にあった名窯)において焼成された、鉄質黒釉(こくゆう)の天目茶碗)の内面に大小さまざまな斑点が浮かび、その周りが暈(かさ)のように青く輝き、その

    国宝油滴天目茶碗の曜変(光彩)の秘密を探る
  • 気象現象と身体の変化に魅せられたアーティスト、笹本晃。気鋭の気象科学者が、その思考を紐解く|ARTnews JAPAN

    気象現象と身体の変化に魅せられたアーティスト、笹本晃。気鋭の気象科学者が、その思考を紐解く|ARTnews JAPAN
  • ナチス・ドイツが略奪したポーランドの聖母子画を巡るミステリー 80年後に東京で見つかった絵には「違う部分」、科学調査が謎を解いた | 47NEWS

    2021年秋、東京都江東区の「毎日オークション」に、女性が幼子を抱きかかえる「聖母子」の絵画が運び込まれた。所有者から競りにかけてほしいとの依頼を受けたためだ。サイズは106・7センチ×89・8センチ、保存状態は良好。翌年1月下旬のオークションにかけられることが決まり、事前周知のためホームページに写真が掲載された。 すると、ポーランドの文化・国家遺産省からこんなメールが届いた。 「その絵は第2次世界大戦中、ポーランドがナチス・ドイツに奪われた『略奪美術品』の疑いがある」 毎日オークションの小野山良明副部長は驚いた。「こんなことが起こるとは思いもせず、当にそんな部署があるのか大使館に問い合わせました」

    ナチス・ドイツが略奪したポーランドの聖母子画を巡るミステリー 80年後に東京で見つかった絵には「違う部分」、科学調査が謎を解いた | 47NEWS
  • 美術品泥棒を計画している振りをすると絵画の記憶力が上がる - ナゾロジー

    微妙な動機付けの違いによって、学習や記憶の認知能力が変わる可能性があるかもしれません。 アメリカのデューク大学のアリッサ・シンクレア氏(Alyssa Sinclair)らの研究チームは、動機付けと学習・記憶力の関係性を明らかにしました。 彼らの研究によると絵画を観察する際、自分が強盗を計画中の泥棒だと思うと、絵の詳細や価格の記憶が長期的に強化され、自分が現在強盗をしている最中の泥棒だと思うと、価値の高い絵画の情報を素早く記憶できるというのです。 研究チームは、「戦略的なモードの選択により、特定の状況に合わせて利益を最大化できるかもしれない」と述べています。 たとえば、ワクチン接種の推進や気候変動の対策に取り組む際には、「緊急性」を強調する代わりに、関係者の「好奇心」を刺激すると、課題の重要性を長期間にわたって記憶に留めることができるかもしれません。 研究の詳細は、学術誌『米国科学アカデミー

    美術品泥棒を計画している振りをすると絵画の記憶力が上がる - ナゾロジー
  • 日本科学未来館で『これからの音楽がどうなるか』予想されてたが、あまりのオチに頭がめちゃくちゃになった

    森 @mori_de_kurasu 日科学未来館に行ってきたんだけど、音楽の過去現在未来みたいな展示物で「AIが作曲した音源に人が手を加えて発表するようになり、クリエイターもコンテンツも増えるが楽曲を他人に聞いてもらうことは難しくなる。音楽AIと自分とで作った曲をAIに聴いてもらうものになる」と言っていて、らった 森 @mori_de_kurasu 「もはや人間が作るのか機械が作るのか、人間が聴くのか機械が聴くのかすらも些細な違いにすぎず、そこに何らかの感動があればよくなる」と締めくくっていて頭がめちゃくちゃになりながら帰ってきた リンク 日科学未来館 (Miraikan) 日科学未来館 (Miraikan) 日科学未来館-Miraikan-の公式サイト。最新テクノロジーから日々の素朴な疑問、地球環境、宇宙の探求、生命の不思議まで、さまざまなスケールで現在進行形の科学技術を体験

    日本科学未来館で『これからの音楽がどうなるか』予想されてたが、あまりのオチに頭がめちゃくちゃになった
  • マーティン・J・S・ラドウィック『太古の光景』(菅谷暁・訳) - logical cypher scape2

    サブタイトルは先史世界の初期絵画表現。原著タイトルは”Scenes from Deep Ttime: Early Pictorial Representation of the Prehistoric World” 19世紀のパレオアートについての科学史 「恐竜図鑑―失われた世界の想像/創造」展 - logical cypher scape2の副読として読み始めたのだが、行く前に読んでおくべきだった*1。少なくとも、恐竜図鑑展の第1章についての理解度は爆上がりするし、「パレオアートって一体何だ」というモヤモヤ感もある程度は解消する。 このの存在自体は、以前から知ってはいたのだが、邦訳があることを認識していなかった*2。実は原著は電子で買っていたのだが、そのまま積んでいた。英語で読める気がしないので邦訳があってよかった*3。 聖書の挿絵についての伝統を伏線としながら、過去の伝統から何を

    マーティン・J・S・ラドウィック『太古の光景』(菅谷暁・訳) - logical cypher scape2
  • フェルメール「真珠の耳飾りの少女」 よみがえった360年前の姿:朝日新聞デジタル

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    フェルメール「真珠の耳飾りの少女」 よみがえった360年前の姿:朝日新聞デジタル
  • 美術史研究は物的証拠から歴史を眺める「科捜研の女」~美術史ってなに?インタビュー

    こんにちは、編集部 石川です。 毎月1回、当サイトのライターに専門分野や得意分野の話を聞いています。今回は、大学院生で美術史を研究している唐沢むぎこさん。 美術史って何なの?何が面白いの?基からきいてみました。 美術史は美術を通して歴史を見る 石川:すごい根的な話なんですけど、美術史って最終的にはなにが知りたいんですか? 唐沢:私は最初、単に「美術見たいな」っていう動機で入ったんですよ。でも入ってから教えてもらったことがあって…… 石川:はい。 唐沢:この時代にこの国でこのスタイルが流行った、みたいな現象をたくさん見ていくと、まず美術の中の流れが見えてきます。 石川:点が線に。 唐沢:その時点でひとつの美術史ではあるんですけど、そこからさらに「美術から見る歴史」を考えることができるんです。美術って単独であるわけじゃなくて、政治と関係があったり、文化とか経済と関係があったりするわけですよ

    美術史研究は物的証拠から歴史を眺める「科捜研の女」~美術史ってなに?インタビュー
    laislanopira
    laislanopira 2023/01/14
    めちゃくちゃすごい話
  • 江戸時代に雪柄が流行したのは、幕府の偉い殿様が雪の結晶の形を正確に研究したから「殿様芸を超えた芸術」

    【公式】賞美堂店 有田焼 其泉 @shobidohonten 今年最後の日曜日 有田では雪が舞っています❄️ 福珠窯さんに描いていただいている momoco bear 雪華(せっか) 江戸時代に流行した文様です。 繊細な雪の結晶とはらはらと雪が舞う様子を染付と銀彩で表現しています。 pic.twitter.com/UAYqYg2FZh

    江戸時代に雪柄が流行したのは、幕府の偉い殿様が雪の結晶の形を正確に研究したから「殿様芸を超えた芸術」
  • 材料科学から 絵画を読み解く ~ゴッホの作品を例として~

    66回日府展市民講座 2019.5.26 都美術館 材料科学から 絵画を読み解く ~ゴッホの作品を例として~ 佐藤勝昭 日府展理事 東京農工大学名誉教授(工博) 自己紹介  私は応用物理学の研究者であると同時に、洋画家 です。  光物性・材料物性の科学的視点で絵具や絵画技法 を観ると新たな発見があります。  以前の市民講座では、絵具の科学、北斎ブルーの 材料科学などをお話ししました。  今回は、ゴッホの絵画を題材として材料科学の視 点で読み解きます。 1966 京大大学院工学研究科修士修了 1966-1984 日放送協会 1984-2007 東京農工大学 2007-2018 科学技術振興機構 1970 日府展洋画部初出品 現在 日府展理事・総務部長 日府賞, 東京新聞賞, 中日賞他 1974 第1回個展、2018まで個展16回 はじめに  私のゴッホの絵との出会いは、中1の時(

  • 松岡正剛の千夜千冊

    先週、小耳に挟んだのだが、リカルド・コッキとユリア・ザゴルイチェンコが引退するらしい。いや、もう引退したのかもしれない。ショウダンス界のスターコンビだ。とびきりのダンスを見せてきた。何度、堪能させてくれたことか。とくにロシア出身のユリアのタンゴやルンバやキレッキレッの創作ダンスが逸品だった。溜息が出た。 ぼくはダンスの業界に詳しくないが、あることが気になって5年に一度という程度だけれど、できるだけトップクラスのダンスを見るようにしてきた。あることというのは、父が「日もダンスとケーキがうまくなったな」と言ったことである。昭和37年(1963)くらいのことだと憶う。何かの拍子にポツンとそう言ったのだ。 それまで中川三郎の社交ダンス、中野ブラザーズのタップダンス、あるいは日劇ダンシングチームのダンサーなどが代表していたところへ、おそらくは《ウェストサイド・ストーリー》の影響だろうと思うのだが、

  • 宝石をカガクする! 特別展「宝石」 監修者が見どころを解説

    2月19日(土)~6月19日(日)まで、東京上野の国立科学博物館で特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」が開催されます。古くから人類を魅了し続けてきたさまざまな宝石とジュエリーを一堂に集めた展覧会。宝石の誕生や美しさの科学とあわせて、主な見どころを監修者に語っていただきます(編集部)。 宝石は、地球という大きな星の小さな「かけら」から見いだされます。46億年にわたる地球の生い立ちでは、悠久の自然の創作が繰り返されています。その自然造形物に秘められた、彩り、輝き、煌めきが、古より人々の英知により磨き出され、今日まで伝承されています。宝石は、美しさの「理由(わけ)」を光にこめて語っています。その「理由」を、地学、化学、物理、産業技術などの科学の観点からひもとき、世界的な宝飾芸術コレクションを通じて文化の観点から鑑賞していただく展示構成となっています。 展では、ダイヤモンドやルビー、サファイア

    宝石をカガクする! 特別展「宝石」 監修者が見どころを解説