まさにサウンドアート博物館といえるような大規模なプロジェクト “Sound Art. Sound as a Medium of Art” がドイツはカールスルーエ市のZKMで開催中である。未来派からフルクサスそして池田亮司まで、ここ1世紀ほどのの音を扱った芸術を総覧する試みであるようだ。総勢90アーティストの157もの作品やアーカイブ展示+多彩な関連プログラムとしてZKM内外で約1年間展開される。 このようなひとつのジャンルの包括的な回顧を含めた展示を前にすると、ジャンルとしてのサウンドアートを少し古く感じるが、その価値は一過性のものとは決して思えない。なぜなら聴くという行為や意識、思考は、人間の本質的な根幹の1つ。音のアートとなった作品達からはいつの時代でも変わらぬメッセージを”静かに”受け取れると感じた。 音とアート/パフォーマンスに興味がある方に特にお勧めしたいと同時に、そのフィール
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