毎日、テレビを点けるたび、見慣れた芸人やタレントがクイズをしたり、ゲームをしたり、ひな壇でしゃべったり、逃走したり……どの番組でも、どの企画でも、似たような顔触れが登場している。 思えば、かつてはクイズ番組も素人参加のものが多かったのに、今は『パネルクイズ アタック25』(朝日放送)のほか、『クイズ! ヘキサゴンII』(フジテレビ系)にわずかに素人枠がある程度。クイズ番組に「タレント」「女優」などの肩書で登場する人も「誰?」「クイズは強いけど、この人、初めて見た……」なんて人が多かったりするけれど、それでも「素人参加」とは全く違う。 また、往年の『風雲!たけし城』(TBS系)などをはじめ、素人がチャレンジしているだけなのに、いや、素人だからこそ、腹がよじれるほど笑い転げた番組というのもかつては多数あったはずだ。 いったいなぜ素人参加番組がほとんどなくなってしまったのか。 ある放送作家は、素