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ブックマーク / caprice.blog63.fc2.com (14)

  • きまぐれな日々 「経済極右」に屈した菅首相が「消費税増税検討」を明言

    ついに菅直人首相が消費税増税に言及した。自民党が参院選の公約に盛り込んだ「消費税10%」を参考にして、今年度中に、逆進性の対策を含む消費税率改革案をまとめる方針を表明したのである。朝日新聞の論説室は、昨夜は勝利の美酒に酔ったに違いない。今朝の紙面には、「『消費税タブー』を超えて」と題する、勝ち誇った社説が掲載されている。朝日新聞の「完全勝利」だ。日経、読売、毎日、産経など主要新聞社はみな同じ立場の主張をしているが、もっとも過激に議論を引っ張ったのが朝日新聞である。 菅直人首相に近い経済学者として、神野直彦、金子勝、小野善康氏らが挙げられるが、いずれも現在の経済学の主流には属さない。神野氏は著書で「私の思想は、異端である」と書き、財務官僚は「小野氏の学説は少数派」だと菅首相に言い、金子氏に至っては「経済学界のアルカイダ」を自称する。財政の大きな役割の一つとして、所得の再分配があるが、再分配を

  • きまぐれな日々 「金持ち天国」の日本 ─ 「やせ我慢根性」から脱却せよ

    税制の議論で、朝日新聞と大手テレビ局が先頭に立って推進した消費税増税の大キャンペーンが奏功し、与党・民主党と野党第一党・自民党がともに「消費税増税」を打ち出すことになった。これで、参院選の帰趨を決めるという地方の一人区では、税制問題は争点から外された。なぜそういえるかというと、地方の一人区では、大部分の県で民主党と自民党の一騎打ちの構図になっており、どちらの候補も消費税増税を主張することになるからだ。これではどちらが勝とうが意味がない。保守二大政党制とは、国民から選択肢を奪う制度である。 小沢一郎も菅直人も、1990年代の「政治改革」を引っ張った人たちであることを思い出す必要がある。ネット内を含む世間では、「反小沢」対「親小沢」だなどと未だに言っているが、「政治改革」の立役者も、かつて「福祉目的税」の名目で消費税率を倍以上に引き上げようとしたのも、2007年に自民党との「大連立」を企てたの

  • きまぐれな日々 参院選、ワタミが当選。自民党に投票した有権者の罪は重い

    最初から自民党の圧勝が予想されていたクソ面白くもない参院選の投開票が昨日(21日)行われ、当然のごとく自民党が圧勝した。しかし獲得議席は65議席で、選挙戦序盤でマスコミが予想していた「70議席前後」には及ばなかった。選挙区では最初から劣勢が予想されていた沖縄の他は岩手でしか取りこぼしはなく、47議席を獲得したが、比例区が18議席と、前回(2010年)より6議席増やしたものの、当初予想されていた「20議席を上回る」結果とはならなかった。但し、比例区の自民党の得票率は34.7%で、昨年末の衆院選における比例ブロックの得票率27.6%よりは増えている。 野党では、予想通り民主党が17議席(選挙区7、比例区10)の惨敗。比例区では公明党と同じ獲得議席だが、得票率で公明に負け、第3党に転落した。なお公明党の選挙区当選は1人で、獲得議席数は11。 私が今回の参院選で主要な標的にしていた日維新の会は、

  • きまぐれな日々 東電原発事故や白血病を「娯楽」として消費する人々の醜態

    「TPP」と「橋下徹」が話題をさらった11月が終わり、師走の12月となったが、今年の大きな出来事というと東日大震災とそれに伴う東電原発事故に尽きるだろう。しかし震災と原発事故の議論は先月はTPPと橋下の陰に隠れた形となった。 このあとは消費税増税が政治の焦点になって、TPPも橋下も人々の関心の外に去るのではないかと私は思っているが、それ以上に気になることがある。それは、東電原発事故が他ならぬ「反原発派」の間で「娯楽」として「消費」されるようになってきていることだ。 具体的に言えば、急性白血病に関する話だ。誰それが急性白血病で亡くなった、その人は東電原発事故後に福島入りしていた、などという話がネットで広まる。しかし、東電原発事故が起きてから9か月も経たない現在、不運にして白血病で亡くなられた方が罹患した原因が東電原発事故であることなど断じてあり得ないのだ。それらは「根も葉もないデマ」である

  • きまぐれな日々 東日本大震災と福島原発事故が日本社会も政治も一変させた

    新年度の最初の日を迎えた。 西日、というか電力の60Hz地域(中部電力以西)や北海道にお住まいの方には実感がわかないかもしれないが、東日大震災の被災地のみならず、広く東北・関東では「3・11」以前と以後で社会が変わったというのが実感だ。いうまでもなく、福島原発事故の影響が大きい。 エントリでは、原発事故に言及する前に、日政治の大枠に大きな変化が生じつつあることを指摘しておきたい。それは、「小さな政府」論の猛威が、震災とともに止まったことだ。震災の直前には、名古屋市長・河村たかしの「減税日」(その正体は「強者への逆再分配日」)が注目し、地方議会の民主党議員には、民主党を離党して「減税日」入りする人間が続出した。東日大震災の被害を受けなかった名古屋市では、震災2日後の3月13日に予定通り名古屋市議選が行われ、「減税日」が第一党となったが、同党が目指していた議席の過半数は獲得

    laislanopira
    laislanopira 2011/04/01
    国家の責任と役割が高まる?それとも民営化の流れは変わらないか
  • きまぐれな日々 橋下徹が進める「保育所の最低基準緩和」で失われる幼い命

    ブログ「Nabe Party - 再分配を重視する市民の会」に今朝公開された記事「『保育所の最低基準緩和』が招いた悲劇 これでも河村たかしの『減税日』を支持できますか?」(下記URL)は、名古屋在住のとらよしさんが書かれた記事だ。 http://nabeparty744.blog111.fc2.com/blog-entry-16.html これは、2月22日、著者のとらよしさんから当ブログにいただいた非公開コメントを「鍋ブログ」の記事として掲載したものだ。なんといっても息を呑んだのは、記事中からリンクを張られている報道番組の動画だ。「保育園の最低基準緩和:子どもをギュー詰めに詰め込む方針」と題されたこの動画(下記URL)は、河村たかしの盟友・橋下徹が旗を振って推進しようとしている保育園の面積の最低基準緩和に警鐘を鳴らした、大阪・関西テレビのローカルニュース番組(「スーパーニュースアンカー

    laislanopira
    laislanopira 2011/02/26
    新保守、新自由、自称リバタリアン
  • きまぐれな日々 「5紙共同社説」の時代の憂鬱

    年初から、全国紙の社説がどこも同じように消費税増税とTPP参加を主張し、マスコミの要望通りの年頭所感を発表した総理大臣の菅直人を翼賛していることが話題になっている。 共産党(「しんぶん赤旗」)は、「5紙共同社説」だと言ってこれを批判している。同党が引き合いに出しているのは、60年安保の時の「7紙共同宣言」だが、何も半世紀前にまで遡らなくても、主要紙がみな同じ論調をとったことは、最近にもあった。 10年前の2001年、小泉純一郎政権が発足した時のことである。当時、朝日新聞や毎日新聞は、読売新聞以上に歓呼の声をもってこの政権を迎えた。政党でも、当時、経済思想の左側から小泉政権を批判したのは共産党だけだった。社民党の土井たか子党首は「改革」という言葉を肯定的に使っていた。 社民党でさえこのていたらくだったから、民主党の鳩山由紀夫代表や自由党の小沢一郎党首が、当時自民党を経済軸上の左側から批判した

  • きまぐれな日々 公共交通網やオーケストラは滅び、陰謀論やトンデモが栄える

    前回のエントリ「共産党と国民新党の経済政策の類似性と「城内実」の問題」に、ぽむさんから下記のコメントをいただいた。 マイカーからバスへの利用転換を図る「バス利用等総合対策事業」(国交省、13億円)も廃止、路線バスの維持に取り組む自治体を支援する「地域公共交通活性化・再生総合事業」(国交省、41億円)は「自治体や民間などに移管」と判断だそうです。 どう考えても小泉改革の延長にしか見えないのですが。 2009.11.24 23:09  ぽむ 公共交通機関の衰退は、地方に住む人の多くが痛感していることだろう。私は、旅行先で路線バスを利用することが多いが、徳島県で、時刻表に記載されていたバスが路線廃止になって他の会社に変わってしまったために、バスのダイヤが変更になってあてが外れたことがあった。それでも、この時はバス路線が廃止になっていなくて幸運だった。 バス停は存在するものの、路線が廃止になっても

    laislanopira
    laislanopira 2009/11/28
    新自由主義
  • きまぐれな日々 静岡7区・城内実に投票してはならない理由

    衆議院の解散から1週間以上が経ち、早いもので衆議院選挙の投票まであと32日となった。それ以上に思い出すべきは、一昨年の参院選であって、今日7月29日で丸2年に当たる。あの参院選は、4年前の「郵政総選挙」でいったん示された民意を有権者が撤回したことを意味するものだったが、安倍、福田、麻生と続いた首相たちはどうしても解散に踏み切ることができず、任期満了ぎりぎりになってようやく麻生首相が「追い込まれ解散」をしたのである。 4年前は、解散直後に当時の首相・コイズミが「刺客作戦」を打ち出し、国民はこれに熱狂した。衆議院は月曜日の8月8日に解散されたが、最初の日曜日だった14日には、刺客を送り込まれることになった亀井静香と平沼赳夫がテレビに出演し、2人とも自民党に未練たっぷりのあたふたした反応を示していて、これを見た私は「ああ、選挙は自民党が勝つな」と観念した。亀井は気を取り直して3日後に結成された国

  • きまぐれな日々 静岡県知事選の結果に複雑な思い 手放しで喜べない

    昨日深夜には静岡県知事選の結果を喜ぶ民主党支持ブログのエントリがずいぶんたくさん立った。 とはいえ、当選した川勝平太氏が、政治思想では右翼、経済政策では新自由主義の、ネオコン・ネオリベ色の強い人物であるところから、さすがに手放しでは喜べないとするブログが多かったようだ。当ブログも同様である。 当ブログ管理人は、このところブログ運営に考えるところが増えてきている。単純化していえば、民主党寄りのメディアとして、一方の極に朝日新聞があり、もう一方の極に小沢一郎や鳩山由紀夫を絶対視するかのような民主党応援ブログや掲示板がある。後者は前者を「マスゴミ」として非難するが、前者も後者もともに民意からは離れており、現実に派遣切りに苦しみ、自殺に追い込まれている人たちの世界からは隔絶したところにいる。そして、当ブログも上記の両極をいくら批判したところで、やはりリアルの世界から隔絶したところにいることには変わ

  • きまぐれな日々 新保守主義と新自由主義が一体となった「たかじん」の番組

    結局、先週末まで10日間も西松建設献金問題のエントリを上げ続ける羽目に陥ったのだが、この事件については、以前から当ブログにしばしば罵倒のコメントをいただいている荒岡拓弥氏(注)が、3月11日付のエントリ「小沢一郎の「収賄疑惑」も「小沢神話」もすべて幻では?」へのコメントで、乞多見くん、あんた幸せ者だね。あんたより知恵も洞察力もある人達が、あんたが理解できないでりう道理を教えるためコメントをくださっている。あんたのエントリよりコメントの方が中身が濃いね。それが、このブログの価値かも知れない。謙虚に喜ぶべきだろう。 と書いている通りであって(笑)、先週の当ブログのエントリには、実に興味深いコメントが並んでいるので、是非さかのぼってご参照いただきたい。右から左まで、小沢氏支持派から強烈な批判派まで、あるいは岩手県在住で地元情報に詳しい方から、マスコミ報道を丹念に追いかけて報告される方に至るまで

    laislanopira
    laislanopira 2009/03/16
    大阪人の気晴らし番組。アメリカのAMラジオのほとんどが右翼トークショーというのと同じであろうか
  • きまぐれな日々 コイズミカイカク路線の転換を求める自民党都道府県連

    ここ数日、ブログに新しい記事を書く気分が重い日が続いている。当に重大なのはこんなことではない、こんなことを書くのは、たとえアンチであっても新自由主義の片棒担ぎに過ぎないのではないかという思いが心を重くするのである。 特にコイズミのことは、下手に書きたくない。ロシアでコイズミが給付金再議決に欠席を明言した時、またぞろ自民党のカイカク派や民主党が軽薄な反応を示すのではないかとも思った。ついこの間、コイズミが麻生太郎首相を批判した時、民主党の輿石東が「私たちの意見を代弁してくれている」と言ったと聞いた時の失望といったらなかった。 しかし、流れは急激に変化している。コイズミの造反宣言に、中川秀直ら自民党のカイカク派はどうやら同調しないらしい。コイズミチルドレンを率いる武部勤も給付金再議決に賛成すると明言した。コイズミが造反した場合、麻生首相の周辺はコイズミを処分すると言っているらしく、もし麻生が

    laislanopira
    laislanopira 2009/02/20
    新自由主義の崩壊
  • きまぐれな日々 「週刊新潮」が書く森喜朗・元谷外志雄・田母神俊雄の癒着

    「田母神論文」を最優秀賞に推した恥辱ものの審査委員の一人である産経新聞の花岡信昭が、自身のブログで、田母神を最優秀にした懸賞論文の主催者・アパの会長・元谷外志雄と田母神俊雄の関係について、最優秀賞の賞金300万円は、田母神が「小松基地友の会」の会長である元谷のF-15試乗を認めた見返りではないかと書いた「サンデー毎日」(11月23日号)と「週刊朝日」(11月21日号)の記事について、「ヨタ記事」だとか「週刊誌の劣化を示す」などと怒り狂っている。「サンデー毎日」の記事については、当ブログでも前のエントリ(11月14日付「田母神俊雄と元谷外志雄の疑惑は贈収賄事件に発展するか」)で紹介した。 朝日や毎日は産経新聞の仇敵だ。だから目を吊り上げて怒るのだろうが、もっと強烈な記事を書いているのが、右翼週刊誌の「週刊新潮」(11月20日号)だ。 そのタイトルも、"「田母神」「国会招致」では解明できなかっ

    laislanopira
    laislanopira 2008/11/19
    アパホテルに泊まると枕元にある気持ち悪い雑誌に森もと首相が出ている件
  • きまぐれな日々 田母神俊雄、渡部昇一、元谷外志雄、佐藤優らに呆れる日々

    耐震偽装企業・アパの懸賞論文に前航空幕僚長・田母神俊雄が応募して日の侵略を正当化する論文を発表して最優秀賞を獲得したあげくに更迭された問題は、周辺から信じられないような事実が次々と明るみに出て、あまりの惨状に呆れ返る毎日だ。 最初に、アパの会長・元谷外志雄は、安倍晋三の非公式後援会「安晋会」の副会長であって、アパの耐震偽装が新聞で報じられるずっと前から「週刊ポスト」の記事(2006年9月29日号)や「きっこの日記」を通じたイーホームズ社長・藤田東吾の告発によって同社のホテルの耐震偽装疑惑が伝えられ、ネットでは安倍晋三に「アパ壷三」というあだ名がついていたことを思い出しておこう。また、アパの社は石川県金沢市にあり、ここは言わずとしれた森喜朗のお膝元である。ヒューザーの耐震偽装事件が騒がれた時、なぜアパはオトガメなしで放っておかれたか、その理由はおおよそ見当がつくだろう。 そのアパが募集し

    laislanopira
    laislanopira 2008/11/19
    アインシュタインの予言、アパグループ、佐藤優
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