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ブックマーク / globalhead.hatenadiary.com (10)

  • 英米SF賞史上最多7冠受賞作『叛逆航路』は新たなるフェミニズムSFの潮流なのか? - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    ■叛逆航路 / アン・レッキー ■英米SF賞史上最多7冠受賞作 ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞、アーサー・C・クラーク賞、英国SF協会賞、英国幻想文学大賞、キッチーズ賞の7冠獲得 二千年にわたり宇宙戦艦のAIだったブレクは、自らの人格を四千人の人体に転写した生体兵器〈属躰〉を操り、諸惑星の侵略に携わってきた。だが最後の任務中、陰謀により艦も大切な人も失う。ただ一人の属躰となって生き延びたブレクは復讐を誓い、極寒の辺境惑星に降り立つ……デビュー長編にしてヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞など『ニューロマンサー』を超える英米7冠、格宇宙SFのニュー・スタンダード登場! この『叛逆航路』、まずなんといっても《英米SF賞史上最多7冠受賞!》って所で「おお!」ってなりますよね。「『ニューロマンサー』『ねじまき少女』を超える受賞数!」なんて言われちゃうとさらに「おお!おお!」ってなっちゃいま

    英米SF賞史上最多7冠受賞作『叛逆航路』は新たなるフェミニズムSFの潮流なのか? - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ
  • 2014年・オレ的映画ベストテン - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    さてさて、年末恒例の「映画ベストテン」となりましたが、…ええと、今年オレ、あんまり劇場で映画観てません。春頃から殆ど、インド映画漬けになっていて、ハリウッド話題作とか全然観る暇がなかったんですよ。暇がなかった以上に、ハリウッド映画に興味が失せた、というのもあるんですけどね。さらに、たまさか観たハリウッド話題作がどれもこれもうんざりさせられるような作品ばっかりだった、というのもありますね。 なんて言うんですかね、もうホント、「殺してばっかり」とか「壊してばっかり」とか、どうでもよくなってしまいましてね。もうオレもいい歳なんで、生かすこと・生み出すこと・幸福であること、そういったことのほうに価値を感じるんですよ。もう「観ていて何も考えなくていい作品」に耐えられなくなってしまったんです。まあなにしろ年寄りの言ってることなので、若い方はどんどん殺してばっかりとか壊してばっかりとか超人ヒーローの映画

    2014年・オレ的映画ベストテン - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ
  • フランス・コミック界伝説のSF大作、『アンカル』を読むべし。 - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ

    ■L'INCAL アンカル / アレハンドロ・ホドロフスキー、メビウス R級ライセンスを持つさえない私立探偵ジョン・ディフールは、ひょんなことから宇宙の命運をつかさどると言われる謎の生命体“アンカル”を手に入れる。アンカルをめぐり、政府、ゲリラ組織、宇宙征服をたくらむ異星人など、さまざまな思惑が交錯し、ジョンは図らずも光と闇をめぐる壮大な宇宙抗争に巻き込まれていく。はたしてジョン・ディフールの運命は?カルト映画の巨匠ホドロフスキー原作!フランス発、衝撃のスペースオペラ・コミックがついに登場。 メビウスといえばフランス・コミック(バンドデシネとかBDとか言われますな)の大御所中の大御所であり、大友克洋をはじめとする日のコミック界に多大なる影響を与えたアーティストである。また、映画「エイリアン」のコスチューム・デザイン、「フィフィス・エレメント」のコンセプト・デザインも手掛けた優れたデザイナ

    フランス・コミック界伝説のSF大作、『アンカル』を読むべし。 - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ
  • オレとインド映画〜あるいは如何にしてオレはハリウッド作品を観るのを止めインド映画に傾倒したのか - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    いつからだろう、映画を観ていても、あまり面白くなくなってきたのだ。新作の話題を聞いても、わくわくしたりもしない。劇場には行くし、レンタルで借りても観るけれども、どうしても観たい、というものではなくて、「一応話題作だったからチェックしておこう」程度の、確認作業じみたものになってきたのだ。そして観始めても、最初の10分ぐらいで退屈している。つまらないなあ、と思い始めている。 思うに、一部のハリウッド映画の、なにもかも説明されている、こちらの想像力の余地の無い物語運びに飽きている、というのがあるかもしれない。それと同時に、欧米白人ならではの、個人主義に裏打ちされた人間関係のキツさ、キリスト教史観にがんじがらめになった世界観にうんざりしてきている、というのもあるかもしれない。そしてさらに、アメリカ固有の、ドメスティックな問題を扱ったテーマが、なんだかもうどうでもよくなってきた、というのもあるかもし

    オレとインド映画〜あるいは如何にしてオレはハリウッド作品を観るのを止めインド映画に傾倒したのか - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ
  • オレ的SF映画ベストテン! - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    というわけで前回の勿体ぶった前置きに続き、やっとワッシュさん提供:「SF映画ベストテン!」に行ってみたいと思います。 1位:地球に落ちてきた男 『地球に落ちてきた男』は、滅亡に瀕した故郷の惑星を救うために、たった一人で地球に訪れた異星人の孤独と漂泊の物語だ。この映画は、「自分の居場所はここではなく、どこか他の場所にあるのかもしれない」ということ、そして「でもだからといって、そこにはもう帰れないのかもしれない、自分は、場違いな場所で生き続けるしかないのかもしれない」というテーマを描いていた。「愛してくれている人は当は君の事なんて何も理解してなくて、そして、当に愛していた人達は、もうとっくに死んでしまっているのかもしれない。」、そして、「つまり、君は一人ぼっちで、孤独で、理解不能な有象無象の中で、一人で生きなくちゃならない」という《孤独》についての物語であり、「音楽を作ってみた。死んでしま

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  • 『テルマエ・ロマエ』が完結した。 - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ

    『テルマエ・ロマエ』、遂に完結しましたねえ。「風呂を通して描かれる現代日と古代ローマの文化比較論」みないな言われ方をしていた作、確かにそういった部分もあったにせよ、ホントはそういうメンド臭い話じゃなくて、「作者のダンナであるイタリア人を純日文化に置いて弄ってみたら面白かった」ってことじゃないかと思うんですが、作者であるヤマザキマリさんの自由な知性と想像力が結果的にとても含蓄ある切り口を見せた、ということなんではないでしょうか。さらに、かつての世界の覇者であったローマ人が日文化を、それも高度なテクノロジーそのものや胡散臭いジャポネスクみたいなものではなく、当たり前過ぎるぐらい日常的なお風呂という文化を称賛する様が、日人としてくすぐられるものもあったということなんじゃないかな。 でも、最初は現代日と古代ローマを行き来していちいちびっくりして見せる主人公ルシウスの様子が大変面白か

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  • 2012年・オレ的映画【裏】ベストテン! - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ

    というわけで昨日の『2012年・オレ的映画ベストテン!』に引き続き『2012年・オレ的映画【裏】ベストテン!』をお送りします。 なんで今回わざわざ【裏】なんて別枠を作ったのかというと、こういったベストテンだとどうもブロックバスター映画ばかりが並びがちになり、地味な良作やインディペンデント映画がなかなか入れ難くなってしまうからなんですね。いや、別に入れてもいいんですが、爆炎とCGの踊る派手なアクション映画と、暗く内省的で文学的な映画を一緒くたに並べるのがどうも自分的にはチグハグに感じてしまい、そういった理由で今回2つに分けてみたんですね。つまりこの【裏】ベストテンは"暗く内省的で文学的な映画"が割と多く並んでいるという訳なんです。ある意味より私的なダークサイドに触れたランキングということができるでしょう。では能書きはこのぐらいにしていってみましょう。 1位:アナザー・プラネット アナザー プ

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  • もう"消耗品"なんて呼ばせねえッ!~映画『エクスペンダブルズ2』 - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ

    ■エクスペンダブルズ2 (監督:サイモン・ウェスト 2012年アメリカ映画) あの"消耗品軍団"がさらに男臭く汗臭くパワーアップして帰ってきた!?という主演シルベスター・スタローン他数多くのアクション・スター皆々様が勢揃いで登場するアクション映画続編です。 お話は今回満を持して登場のジャン=クロード・ヴァン・ダム扮する悪の武装組織とお馴染み"消耗品軍団"の皆々様が、アルバニアの地下深く隠された旧ソ連の廃棄プルトニウムを巡って血飛沫切り株弾丸砲弾乱れ飛ぶ地獄の戦闘を繰り広げるというもの。まあ要するに、ズドドドドドド!ウギャーウギャー!ドッカンドッカン!なわけですよ。 なにしろオープニングから飛ばしまくりブチキレまくりのアクションに次ぐアクションであります。前作クライマックスの大規模破壊行為を髣髴させる壊せ!殺せ!みんな火の海だああ!と言わんばかりのド派手な戦闘が映画開始後すぐ始まっちゃいます

    もう"消耗品"なんて呼ばせねえッ!~映画『エクスペンダブルズ2』 - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ
  • ジョン・カーペンター久々の新作映画『ザ・ウォード 監禁病棟』を観てきた - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ

    ■ザ・ウォード 監禁病棟 (監督:ジョン・カーペンター 2011年アメリカ映画) ジョン・カーペンター、なんでも10年ぶりの新作だという。前作は2002年の『ゴースト・オブ・マーズ』だというから、そうか、あれからもう10年も撮ってなかったのかと改めて思った。 ジョン・カーペンターは好きな監督だ。なんと言っても『遊星からの物体X』だ。『ニューヨーク1997』だ。そして『ゼイリブ』だ。好きな作品を全部挙げて行ったら切りが無い。 そんなカーペンターの新作が日で公開されるというならこれは観に行くしかない。オレは公開初日初回を観る為に銀座シネパトスに一番乗り、1時間前から並んで待っていたのだ。 物語は女子ばかりの監禁病棟で起こる怪異を描いたものだ。病棟に現れる謎の殺人者によって患者が一人また一人と屠られて行くのだ。 しかしこれだけではよくあるスラッシャー・ホラーだ。 設定にしろありがちだ。女子ばか

    ジョン・カーペンター久々の新作映画『ザ・ウォード 監禁病棟』を観てきた - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ
  • 映画『トイストーリー3』は『アダルト・トイストーリー3 TENGAの復讐!』では決して無かったッ!? - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    laislanopira
    laislanopira 2010/07/23
    なぜ17歳がおもちゃをまだ持っていたのか、という背景
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