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ブックマーク / www.iwate-np.co.jp (17)

  • 空調下に原因者か 盛岡の「ヌッフ」クラスター分析 | 岩手日報 IWATE NIPPO

    盛岡市大通の飲店「ヌッフ・デュ・パプ(ヌッフ)」で発生した新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)について、盛岡市保健所は21日、専門家と行った分析結果をまとめた。空調による店内の空気の流れによって、感染していた来店客のウイルスが拡散したと推察。繁華街で感染が拡大し、持ち込まれた可能性も指摘している。 防衛医科大学校防衛医学研究センターの加来(かく)浩器教授と、東北大大学院医学系研究科の神垣(かみがき)太郎助教の支援を受け、3日間かけて店舗の検証やデータ分析を行った。 同店では7日の来店客から感染者が相次いだ。分析では空調から空気が下りてくる場所近くにウイルスを排出していた人(原因者)の席があり、そこから店全体に広がったとみられるとの見解を示した。感染した人たちの利用時間がほぼ重なっているほか、空調の近くほど感染確認が多く、距離が離れるほど少ないことも示した。

    空調下に原因者か 盛岡の「ヌッフ」クラスター分析 | 岩手日報 IWATE NIPPO
  • マスク〝届かぬ〟思い 国配布、ひも短く使えない人も | 岩手日報 IWATE NIPPO

    新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、政府が福祉施設などに優先配布している布マスクについて「サイズが小さすぎて男性は着けられない」と、関係者が特命取材班に情報を寄せた。政府は全国の世帯に布マスクを2枚ずつ配布する方針だが、厚生労働省は「現状ではどのタイプになるか分からない」としている。 釜石市内の障害者福祉施設には2日、厚生労働省からベトナム製の布マスク30枚が届いた。利用者に1枚ずつ配布したが、ひもが短く男性には着けられない人も。説明書には大人用と記されているが伸縮性に乏しく、「何とか着けても長時間は無理」と、諦めの声も聞かれた。 施設長の男性は「感謝しているが、できれば皆が使える物にしてほしかった」と複雑な胸中を明かす。 ◇    ◇ 身近な疑問から行政・企業の内部告発まで、あなたの依頼を岩手日報の記者が取材します。以下のいずれかの方法で、リクエスト・情報をお寄せください。 ※ いただい

    マスク〝届かぬ〟思い 国配布、ひも短く使えない人も | 岩手日報 IWATE NIPPO
  • 銀河高原ビール、西和賀での生産終了 従業員配置転換や離職へ | 岩手日報 IWATE NIPPO

    西和賀町沢内の銀河高原ビール(資金1千万円、岡秀憲社長、従業員25人)は来年3月末に同社醸造所でのビール生産を終了する方針を固めた。物流費高騰で収益が悪化し、老朽設備の更新による生産継続が困難となった。 親会社のヤッホーブルーイング(長野県軽井沢町、井出直行社長)は出向者を除く現地従業員19人に長野への配置転換を提案していくが、現実的には複数の離職者が出そうだ。

    銀河高原ビール、西和賀での生産終了 従業員配置転換や離職へ | 岩手日報 IWATE NIPPO
  • 「必死のギアをもう1段」 復興相発言に県民憤り

    復興事業費の一部地元負担を盛り込んだ東日大震災の新たな復興枠組みが固まった18日、竹下亘復興相が記者会見で「全て与えられるより、一部のリスクを負うことで人間は気になる。被災地は必死でやっているが、さらに必死のギアをもう一段上げていただきたい」と述べた発言に対し、県内では19日、「被災地が『甘え』ているから負担を求めるのか」「被災地の頑張りが分かってない」などと反発が相次いだ。 行政と連携して移動図書館を開設している釜石市の団体職員の男性(29)は「被災地の人はすごく必死にやっている」と竹下復興相の認識を一蹴。「一部負担したからギアが上がったり、リスクがあって精度が上がるということはなく、『気になる』『より良くなる』こととは直接関係ない。むしろ一部負担による現場の混乱や計画の見直しなどでさらに復興が遅れる」と懸念する。 被災地を支援する北上市のNPO法人いわて連携復興センターの鹿野順一

    laislanopira
    laislanopira 2015/06/21
    シバキ上げたら人間は良くなる説
  • 防潮堤の在り方考える 釜石で日本景観学会大会

    防潮堤の在り方について問題提起している日景観学会(会長・五十嵐敬喜元法政大教授)は15日、釜石市平田の釜石・大槌地域産業育成センターで「景観学から考える復興と防潮堤」をテーマに年度の春季大会を開いた。住民を交えた講演会やパネル討論では、景観のほか維持管理費などの問題を指摘する意見が続出。防潮堤計画について「真の民意を再確認すべきであることを各首長に求める」との釜石・大槌宣言を採択し、計画変更を求めることを決めた。 法律や工学、建築・土木分野の研究者のほか、沿岸市町村の住民ら約100人が参加。日大理工学部の神田順特任教授(建築構造安全論)が「防潮堤の費用対効果」、首都大学東京都市環境学部の山康友特任教授(建築生産)が「これからの公共事業と防潮堤」と題して講演した。 神田特任教授は釜石市唐丹町の防潮堤計画の調査を踏まえ「防潮堤を15メートルや20メートルにしてもコストが増大するだけで、

    防潮堤の在り方考える 釜石で日本景観学会大会
  • 東大、大槌で雇用研究開始 「10年で千人創出」目標

    産学官で大槌町の雇用拡大につなげる東京大(浜田純一総長)の研究プロジェクト「東京大学大槌イノベーション協創事業」が15日、始動した。林業や水産業など町の基幹産業に研究者や企業が参画し、調査研究を通じて町民に技術提供。6次産業化をはじめ小規模でも雇用の場となるような新たな産業を見いだし「10年で千人の雇用創出」を目標に掲げる。 同町上町の町役場仮庁舎に活動拠点を設置。常駐スタッフは2人で町・企業・大学の現地での調整役を担う。研究内容は▽情報技術を活用した森林資源管理システム開発▽特産品のネット流通システム開発・実用▽被災した旧役場庁舎の3D画像保存―など約30件を計画する。生産から販売までを行う地場産業の6次産業化も検討。漁業者と連携し、海産物の首都圏への独自販路開拓にも取り組む。 【写真=大槌町役場仮庁舎に設けられた東京大学大槌イノベーション協創事業の活動拠点。スタッフ2人が常駐する】

  • 土砂山積み、復興の足かせ 陸前高田は想定の2・5倍

    東日大震災のがれき処理に伴い、県沿岸部で大量の土砂が発生しているが、使い道が定まらない。陸前高田市は浸水した水田の表土撤去や、がれきの分類過程で生じた土砂が想定の2・5倍に上る見通しだ。県の処理計画では復興資材として活用する予定だが量が膨大で不純物も混じっており、実際にどれだけ使えるかは不透明。用途が定まらず、土砂が作業スペースを占有し始めた仮置き場もあり復興の足かせになっている。 陸前高田市は県内で最大規模の農地383ヘクタールが浸水し、ガラスやプラスチックなどを含んだ大量の被災土砂が発生した。県が昨年8月に策定した災害廃棄物処理詳細計画では、同市の災害廃棄物は推計92万5900トンで、うち土砂などの堆積物は19万9300トン。 しかし市によると、土砂などの堆積物は現時点で51万6千トン(県庁舎3・2杯分)に上り、仮置き場で山積みに。市市民環境課の金浜幹也環境安全係長は「処理が進まな

  • BRT切り離し鉄路復旧協議 山田線と大船渡線

    東日大震災で一部区間が不通となっているJR山田、大船渡両線について、国土交通省東北運輸局は14日、JR東日や地元自治体による復興調整会議を、それぞれ21日と24日に開くことを決めた。JR側はバス高速輸送システム(BRT)での仮復旧を検討しているが、同会議は鉄道復旧に絞り、代替交通については別の協議会を設けて議論することになりそうだ。 復興調整会議は、国交省が設置する県、沿線自治体、JRによる被災鉄道に関する意見交換・調整会議。山田、大船渡両線については昨年6月の初会合から月1回程度開く予定だったが、昨年11月の第2回以降、BRTなどが浮上したため調整が難航し開かれていない。 第3回は山田線が21日に宮古市、大船渡線が24日に一関市で開催。「鉄路復旧と代替交通の議論を分けて議論すべきだ」(地元関係者)との意見を受け、鉄路復旧に絞り議論する見通しだ。

  • 気仙沼線BRT、21日着工 9月完成見込む

    JR盛岡支社は16日、震災で被災し、気仙沼―柳津間(55・3キロ)で不通となっている気仙沼線のバス高速輸送システム(BRT)による仮復旧に向け、気仙沼市の陸前階上(りくぜんはしかみ)―最知(さいち)間(約2・1キロ)の線路をバス専用道化する工事に21日着手すると発表した。完成は9月を見込む。 被災状況や関係機関との調整など、着工に向けた条件が整ったことから同区間で工事をスタート。レールや信号などの鉄道設備を撤去し、舗装を進める。 気仙沼線のBRTは専用道を6割、一般道を4割走らせる計画。年内にも一部区間で運行開始し、そこから1年程度で全区間でのBRT運行を目指す。

    laislanopira
    laislanopira 2012/05/17
    鉄道としては復旧しないのか
  • 東北の鉄道400キロ今も不通 国支援の議論本格化

    Tweet 東日大震災の津波で駅舎や線路が流失した東北の鉄道は、計約400キロが今も不通だ。今後の津波対策でルートを変更する可能性もあり、大部分で再開のめどは立っていない。JR東日は国に復旧費用の支援を求めていく考えだが、国土交通省は自助努力が基と位置付けており、支援策をめぐる議論が格化しそうだ。 JR東の在来線では、青森県から福島県の海沿いを走る八戸、山田、大船渡、気仙沼、石巻、仙石、常磐の7路線で23駅が流失、線路など1700カ所以上が壊れた。清野智社長は、自治体の復興計画次第ではルート変更が必要との考えを示している。 このうち県内の八戸線種市―久慈間は、沿線の洋野町などが市街地を移転しないため、震災前と同じルートで復旧を決定。いち早く来年春に全線再開の見通しとなった。 ほか6路線の沿線ではまだ町づくりの議論が続く。宮城県山元町は8月、復興基方針の中で町内の常磐線を内陸側に

    laislanopira
    laislanopira 2011/09/10
    市街地移転もあって鉄道のルートは未定
  • 過去の「津波石」が出現 大船渡・三陸町

    Tweet 大船渡市三陸町吉浜の吉浜川河口付近で「津波記念」と彫られた大きな「津波石」が見つかった。地元住民によると、明治か昭和の三陸大津波で海から運ばれてきた石で、かつては津波記念碑として置かれていた。しかし、道路工事の際、埋没したという。東日大震災の津波はその道路を破壊し、崩れたのり面から一部が露出。発見した住民たちは、偶然現れた津波の歴史を伝える貴重な石の保存を求めている。 津波石を発見したのは近くに住む※木沢(はのきざわ)正雄さん(82)、柿崎門弥さん(81)、木川田平三郎さん(78)、木村正継さん(64)。木村さん以外は幼い頃、津波石の周辺でよく遊んでいたという。 6月8日、津波石のことを思い出し周辺を訪れた。石の上にあった市道は今回の津波で無残な姿に。落下した橋より少し海寄りの砂から一部が出た石を見つけた。 3人の記憶から「この石に間違いない」と判断。2時間かけて周辺を掘った

  • 魚の腐敗臭、何とかして 陸前高田の住民不安

    Tweet 陸前高田市気仙町の上長部地区で、住民が魚の腐敗臭に苦しんでいる。魚は津波で破壊された水産加工会社の冷蔵庫から流れ出たサンマやサケなど。東日大震災発生から2カ月以上過ぎた今もがれきが邪魔をし、広範囲に散乱した魚の撤去や消毒が進んでいない。大量に発生したハエが近くの避難先に入り込むなどし、衛生面に対する住民の不安が高まっている。 上長部地区は現在約100人が暮らす。地区に程近い冷蔵庫は津波で壁などが壊れ、鉄骨むき出しの無残な状態。流れ出たサンマの入った箱などが、手が届かないがれきの下や住宅1階の屋根の上などあちこちに散乱したままで、冷蔵庫から1キロ以上先まで広がっている。 気温が上昇する日中には、むせるような腐敗臭が漂う。4月末ごろから発生するようになったハエの「被害」も深刻。腐敗したサンマをひっくり返せば、わき出るようにウジがうごめく。 散乱した魚の回収作業は、ゴールデンウイー

  • 観光船はまゆり(釜石)保存を 津波の象徴も撤去方針

    Tweet 津波で流され、大槌町赤浜地区の民宿の上に乗り上げている釜石市の観光船はまゆり(重量200トン)の保存を求める声が、全国の防災専門家の間で高まっている。「津波防災で最も問題となる記憶の風化を防げる」と効果を訴えるが、市は「復旧作業の妨げになる」などとして近く撤去する方針。地元大槌町の被災者も「つらい記憶がよみがえる」などと早期撤去を求める声が根強い。 保存を求めているのは、阪神大震災などを研究した中田高・広島大名誉教授(地形学)ら約170人。民宿を補強して、はまゆりを津波の象徴として残すことで、記憶の風化による防災意識の低下を防ぐほか、世界中からの視察なども期待され、同町の復興にも役立つとしている。 日地震学会会長の平原和朗・京都大大学院理学研究科教授や東北大の今村文彦教授、県立大の中村慶久学長、斎藤徳美・放送大岩手学習センター所長らが賛同している。 だが、市は既に撤去の方針を

  • 岩手日報・被災地ニュース

    【陸前高田】気仙大工の粋、無念 吉田家住宅など流失 Tweet 陸前高田市では、江戸時代から同市を拠点に活躍する「気仙大工」が建てた由緒ある建物が数多く失われた。古い物では200年以上にわたり幾度の地震に耐え続けてきた気仙匠(たくみ)の技も、津波の前には無力だった。気仙大工は「家は地盤の強固な高台に建てるという基をあらためて思い知った」と初心に帰り、復興に取り組む。 いろりの煙でいぶされ続けた柱がポキリと折れ、むき出しになった白い木目が痛々しい。美しく刈りそろえられていたかやぶき屋根も、ばらばらになり見る影もない。 1802(享和2)年に仙台藩の気仙郡大肝入屋敷として築かれ、2006年に県有形文化財に指定された同市気仙町の吉田家住宅は、今回の津波で約150メートルも山側に流されて倒壊した。 同住宅に住んでいた吉田多嘉子さん(78)は逃げて無事だったが、建物のほか伊達政宗が吉田家に気仙郡

  • 「北限の茶」残したい 陸前高田・今泉地区

    Tweet 「北限の気仙茶」は残るか−。緑鮮やかな一番茶の収穫が初夏の風物詩となっている陸前高田市気仙町今泉地区の茶畑は、津波の被害を間一髪免れた。しかし、地区のほぼ全域が被災し、茶摘みなどの伝統行事を受け継いできた地域の絆は失われかねない状況。離れ離れになった住民が再び戻れる日が見通せない中、茶摘みを担う女性たちは「気仙復興のシンボルとなるよう6月にはまた皆で茶を摘みたい」との思いを胸に地域コミュニティーの継続を願っている。 茶畑は、同市の街並みと広田湾を見下ろす約10アール。高台にあるため津波の被害を免れ、同市米崎町の製茶工場も無事だった。茶摘みは毎年6月上旬に地域の女性十数人がかすり姿で行い、県に初夏を告げる風物詩となっている。 震災後、女性たちはほとんどが茶畑などに避難して無事だったが、坂ハシメさん(73)だけ行方が分かっていない。 同地区は江戸時代に仙台藩の気仙郡大肝入屋敷が

  • 機転きかせて避難、全校無事 大船渡小と越喜来小

    Tweet 津波襲来時、大船渡市の大船渡小(柏崎正明校長、児童268人)と越喜来小(今野義雄校長、同73人)は状況に応じた対応で、児童全員が生き延びた。事前の想定を大きく上回る津波を前にマニュアルにとらわれない学校の判断が、児童の命を救った形だ。 越喜来小は第1避難所に三陸駅、第2避難所に南区公民館を設定。通常は揺れが収まってから避難するが、今回はあまりにも揺れる時間が長すぎた。細心の注意を払いながら、揺れている間に避難を開始した。 大津希梨さん(4年)は「大きな揺れのときにしゃがみ、小さい揺れのときに急ぎ足で逃げた。揺れが止まるのを待っていたら波にのまれたかもしれない」と振り返る。 大きな揺れに泣きだす子もいたが、昨年整備した県道との連絡通路などを使って避難。校舎を破壊する津波の猛威に危険を感じ、南区公民館からさらに背後の山に登らせた。 遠藤耕生副校長は「津波到達まで30分ないと想定する

  • 大槌町議会、大差で否決 合併協設置議案

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