【那珂川】町は世界的な建築家隈研吾(くまけんご)さんが設計し、2000年に開館した町馬頭広重美術館の初めての大規模改修に取り組む。同館は町の代表的な建築物の一つで、観光資源としても親しまれる一方、建物の特徴である八溝杉材のルーバーの傷みなどが著しい。町はふるさと納税の仕組みを利用して資金集めを進めており、「来年の町合併20年と開館25周年に合わせて、オープン当時の輝きを取り戻したい」として協力を呼びかけている。 (残り:約 648文字)
【那珂川】町は世界的な建築家隈研吾(くまけんご)さんが設計し、2000年に開館した町馬頭広重美術館の初めての大規模改修に取り組む。同館は町の代表的な建築物の一つで、観光資源としても親しまれる一方、建物の特徴である八溝杉材のルーバーの傷みなどが著しい。町はふるさと納税の仕組みを利用して資金集めを進めており、「来年の町合併20年と開館25周年に合わせて、オープン当時の輝きを取り戻したい」として協力を呼びかけている。 (残り:約 648文字)
私有地への立ち入りなどが目立つため、簡易な侵入防止柵が設置された道路=21日午前7時40分、宇都宮市竹下町 次世代型路面電車(LRT)宇都宮芳賀ライトレール線の沿線で、写真愛好家などによる迷惑行為が相次いでいる。男体山と列車の往来を一望できる宇都宮市内の住宅地では路上駐車や私有地への立ち入りが目立ち、同市中心部では軌道への侵入などの危険な行為が後を絶たない。住民や運行会社の宇都宮ライトレールは「ルールを守って撮影してほしい」と訴えている。 宇都宮市竹下町の住宅地。付近の高架軌道をLRTが行き交い、軌道の奥には男体山がそびえる。雄大な風景と列車を同時に撮影できるため、昨夏の開業前から交流サイト(SNS)で注目され、空気が澄み始める昨年10月から路上駐車が目立つようになった。 周辺に駐車場はなく、地元住民によると、平日でも撮影を目当てにした人の車が歩道などに4、5台止まり、民家敷地へ駐車するケ
外国人富裕層をターゲットに、栃木県が昨年10月に売り出した1人400万円の奥日光ツアーの申し込みが、販売期限の今年1月末までに1件もなかったことが24日までに、県への取材で分かった。都内と奥日光をヘリコプターで往復する2泊3日のプランで、価格を290万円に引き下げ、販売期間も延長したが成約に至らなかった。要因について県は発売前の周知不足やプランの設定を挙げている。 ツアーは当初、奥日光の紅葉を満喫してもらおうと企画された。ヘリコプターで成田空港などから奥日光へ直行し、高級ホテル「ザ・リッツ・カールトン日光」に滞在。世界遺産「日光の社寺」やガイド付きの自然巡り、旧イタリア大使館別荘でのディナーなどが組み込まれていた。 国の観光再始動事業に採択され、県は本年度一般会計補正予算に事業費1500万円を計上。全額国庫負担で、昨年10月に販売を開始した。当初の販売期限だった12月上旬までに、県は9回の
県警の女性警察官が2023年11月、宇都宮市内で乗用車を運転し前を走る車に追突して相手にけがをさせ、現場から立ち去ったとして、宇都宮地検が自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反の罪で女性警察官を起訴していたことが6日、捜査関係者への取材で分かった。県警は昨年12月、戒告の懲戒処分とし、警察官は退職した。 (残り:約 311文字)
次世代型路面電車(LRT)の宇都宮芳賀ライトレール線を運行する宇都宮ライトレールは19日、宇都宮駅東口停留場を出発する下り線について、朝の混雑状況を5段階評価で公表した。最も混雑する段階を示す評価が多かったのは、午前7時2分発だった。同社は「時差通勤や混雑回避の参考として活用してほしい」としている。 10月2〜13日のうち平日の9日間について、午前6時36分発から同8時4分発までの計12本について調べた。5段階評価は、混んでいる順に「混雑しています」「やや混雑しています」「つり革の多くが埋まっています」「座席が埋まりつり革につかまる方もいらっしゃいます」「座席に空きがございます」と続く。 「混雑しています」と評価されたのは計4本で、うち午前7時2分発は3日、同7時18分発は1日が該当した。「やや混雑しています」が多かったのは、午前7時36分発で9日中8日を占めた。 5段階評価は、宇都宮ライ
次世代型路面電車(LRT)の宇都宮芳賀ライトレール線の愛称について、宇都宮市は14日の市議会建設常任委員会で「ライトライン」に統一する考えを明らかにした。芳賀町などと協議し、早期に統一使用したい考え。熊本和夫(くまもとかずお)市議が質問した。 LRTの呼称を巡っては、運行会社の「宇都宮ライトレール」、路線名の「宇都宮芳賀ライトレール線」、車両の愛称である「ライトライン」などが混在している。このほか「芳賀・宇都宮LRT」といった呼び方もある。 熊本市議は、「呼び名がばらばら」「新しい乗り物の名前が不確かでは利用者が戸惑う」などと掲載した経済誌のインターネット記事を取り上げ「指摘を真摯(しんし)に受け止め、対応が必要だ」と尋ねた。 ライトラインについて市LRT整備課協働広報室の安保雅仁(あんぼまさひと)室長は、2021年に住民アンケートを経て決定したと説明。「『ライトライン』は愛着、親しみを持
1日午前11時50分ごろ、宇都宮市清原工業団地、次世代型路面電車(LRT)の宇都宮芳賀ライトレール上り線の軌道内で、隣の道路から右折しようとした同市、無職男性(68)の乗用車と、後方から直進して来たLRTの車両が接触した。乗客約70人と男性にけがはなかった。8月26日の開業以来、LRTが関係した交通事故は初めて。 宇都宮東署などによると、男性の乗用車は直進中、現場近くの清原市民センター前停留場に設置された駐車場を利用しようと誤って右折し、軌道内に進入。背後から来たLRTに気付かず、乗用車の右前部分がLRTの先頭車両の左側部分と接触した。 LRTは先頭車両と中間車両の左側部分を擦過し、乗用車は右前部分を損傷した。現場は片側1車線の直線道路で、右折禁止の場所だった。同署は原因を調べている。事故の影響でJR宇都宮駅方面行きの上り線は約50分後に運転を再開した。 運転男性は取材に対し、「LRTに乗
昭和レトロな自動販売機などが並ぶ栃木県那珂川町三輪の「なかよし自動販売機コーナー」の自販機や遊具の一部が壊された器物損壊事件で、行為に及んだと打ち明ける若者数人が現場に現れ、同コーナーの経営者男性(46)に謝罪していたことが23日、分かった。 男性によると、21日夜にアルバイトの女性従業員2人が商品補充のため同コーナーを訪れたところ、10代後半〜20代前半とみられる男性4人と女性1人が「経営者に謝りたい」と願い出たという。 男性が現場を訪れると、5人は「その場のノリで楽しくて、やってしまった。被害を弁償したい」などと話し、謝罪。5人はその後、男性からの通報で駆け付けた那珂川署員に同署への同行を求められたという。 関係者によると、5人とは別の若者数人も事件後、保護者に連れられて同署を訪れ、事件への関与について申し出ているという。 同コーナーに設置している防犯カメラなどの映像には、事件が起きた
5日に割れていることが分かった那須町湯本の国指定名勝「殺生石」について、周辺一帯を管理する環境省日光国立公園那須管理官事務所は7日、現地を訪れ岩の断面などを確認した。下野新聞社の取材に、担当者は「現時点で復元の予定はない」。ただ、一部には復元を望む声もあることから、関係者と協議した上で対応を決めるとしている。 割れた正確な日時や詳しい原因は分かっていないが、状況を確認した同事務所の北原理子(きたはらりこ)さんは「周辺の状況から、自然に割れた可能性が高い」との見方を示した。 一方、割れた石をどうするかについては、「人の手を入れずに保全することが原則。安全面に問題がなければ、そのままの状態でということになる」との見解。雪解けまでは本格的な調査なども行わないという。 地元関係者の反応はさまざまだ。町観光商工課の担当者は「できるだけ元の形に戻してほしいが、ハードルは高い」とみる。殺生石に至る木道の
「九尾の狐(きつね)伝説」で知られる栃木県那須町湯本の国指定名勝「殺生石」で、イノシシ8頭の死骸が見つかっていたことが9日分かった。群れで行動するうちに付近に迷い込み、硫化水素などの有毒な火山ガスを吸ったとみられる。殺生石周辺でタヌキといった動物の死骸が発見されることはあるが、関係者は「これだけまとまった動物の死骸は聞いたことがない」と驚いている。 殺生石園地を管理する環境省日光国立公園那須管理官事務所によると、7日午前10時20分ごろ、業務のために殺生石を訪れた同事務所職員が死骸を発見。8頭のうち成獣は3頭で一回り小さな幼獣が5頭。いずれも園地内で特に硫化水素や亜硫酸ガスの発生が多いとされる殺生石の右奥付近に横たわっていた。 同事務所は県などに相談し、豚熱感染によるものではないと判断。翌8日午前9時半から同事務所と那須町などの職員計8人で死骸の回収作業を行った。死骸は8日のうちに焼却処分
自民党県連副会長の板橋一好(いたばしかずよし)県議(81)=小山市・野木町選挙区、13期=が、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体である世界平和連合栃木県連合会の代表を務めていることが2日、分かった。岸田文雄(きしだふみお)首相(自民党総裁)は8月31日、党と旧統一教会との関係を断つと表明したが、板橋氏は下野新聞社の取材に「辞める理由がない」として代表を継続する考えを明らかにした。 板橋氏によると、同連合会の代表は政界引退した自民系の元県議から7、8年前に引き継いだという。自身の選挙の際に、教団側から運動員の派遣を受け街頭演説やポスティングなどを手伝ってもらっていた。小山市内の教団関連施設を年に数回訪れ、県政報告も行っていたという。 板橋氏は教団との関係を絶つと表明した岸田首相の方針を「統一教会を利用した安倍派たたきだ」と批判。党本部から指示があっても教団との関係を継続する意向を示
栃木県下野市の石川信夫(いしかわのぶお)市議(65)=2期=が6月の同市議会一般質問で、LGBTなど性的少数者に関して「できたら静かに隠して生きていただきたい。その方が美しいし、社会に混乱が起きないと思う」などと発言していたことが2日までに分かった。 石川氏は質問で、性的少数者を含むカップルの関係を公的に証明する県のパートナーシップ宣誓制度の導入に反対の意思を示した上で「制度を設けて社会に認めさせることがいいのか大変疑問に思っている。後世に憂いを残す」などと主張した。 下野新聞社の取材に対し、石川氏は「苦しんでいる人がいっぱいいるのは知っている。それでも公的に認める必要はない。問題点に気が付いてほしくてあえて言っている」と話した。 発言を巡っては他の議員から取り消しを求める動議は提出されておらず、会議録に記載されている。 一方、ジェンダー研究に取り組む茨城大の清山玲(せいやまれい)教授は「
若者を中心に根強い人気があったファッションビル「宇都宮パルコ」(栃木県宇都宮市馬場通り3丁目)の閉店から、今月末で3年になる。新型コロナウイルス禍による経済停滞の影響もあり、後継テナント選びはホテルや看護学校などが浮かんでは消えた。建物をどう活用するかは決まっておらず、「県都の顔」とも言うべき宇都宮二荒山神社の目の前で、再起を目指す大型施設は正念場を迎えている。 同ビルの土地建物所有権は、菓子製造販売の老舗「枡金(ますきん)」を運営する斎藤商事(宇都宮市曲師町)、同神社、パルコ(東京都)の3者で8割強を占める。このうちパルコの保有割合は約14%。撤退後も家賃相当額を支払っていたが、25年契約が満了した3月11日で終了した。 固定資産税やメンテナンスなど維持管理費は年間数千万円とされる。3月以降は土地建物所有者で構成する「共有者協議会」がこれまでの積立金で賄っているが、あと1年半ほどで底を尽
日本維新の会北関東ブロック長の石井章(いしいあきら)参院議員(65)=比例代表、1期=は15日、参院選栃木選挙区(改選数1)に立候補を予定する同党新人の事務所開きのあいさつで、「女性5人が出るが年齢は1番若く、顔で選んでくれれば1番を取るのは決まっている」と、候補予定者の容姿を取り上げる発言をした。石井氏は後に発言を撤回した。 同選挙区には女性5人を含む6人が立候補を予定。同党新人の選対本部長を務める石井氏は、選挙戦の構図に言及した上で発言を行った。 下野新聞社の取材に石井氏は「(新人の)若さを前面に出す意図での発言だった。自民現職を除く他の候補者の顔は知らず、誹謗(ひぼう)中傷するつもりは全くない」などと釈明した。 容姿を巡る政治家の発言としては、静岡県の川勝平太(かわかつへいた)知事が昨年6月、女子学生の容姿と知性を結び付けるような発言をして問題となり、後に撤回した。 「参院選」の記事
通勤時間帯のJR日光線鹿沼駅などで、宇都宮行き上り電車の一部が「満員電車」となるほど混雑し、乗客から不満の声が上がっている。3月のダイヤ改正で、車両編成や運行本数が減った影響とみられる。乗客は「何とか対応してほしい」などと訴え、会員制交流サイト(SNS)でも投稿が相次いでいる。一方、JR東日本側は「全く乗れないほど混んではいない」と認識を説明。同駅などに社員を派遣しスムーズな乗車を促す対応を取っている。 15日朝、JR鹿沼駅。日光線の宇都宮方面行きホームは、午前7時15分発の電車を待つ学生服やスーツ姿の利用客でごった返した。列車が到着すると、利用客が押し合いながら次々と乗り込み、全3両がいっぱいとなって駅を出発した。 JR東日本大宮支社によると、3月12日付のダイヤ改正で、日光線の車両編成が4両から3両に減少した。また鹿沼駅では午前7時台に3本あった宇都宮行きの本数が2本に減った。 通勤で
新型コロナウイルスの感染予防策として、宇都宮市塙田1丁目の県立図書館では返却された本の消毒作業が行われている。 同館は緊急事態宣言を受け4月8日から臨時休館。12日に再開し、一部サービスを縮小して運営している。本は職員が手作業で1冊ずつ消毒。無水エタノールで表面を拭き取った後、24時間保管してから利用者が閲覧できる棚に戻しているという。 19日も職員2人が消毒作業を行った。返却された書籍や辞典などの表紙と背表紙を、無水エタノールを含ませたキッチンペーパーで丁寧に拭いた。同館の永島康治(ながしまやすはる)調査相談課長(55)は「皆さんが安心して利用できるよう、滞在時間は最小限に、家で読書を楽しんでほしい」と呼び掛けている。
「もう来ないで下さい」。県内屈指の鉄道写真撮影スポットを有する真岡鉄道は12日までに、踏み荒らされた菜の花の写真とともに、鉄道ファンに向けた異例とも言える警告メッセージを公式フェイスブックに投稿した。 花見シーズン中の撮影マナーの悪さが例年以上に目立ったためで、今後は県警と連携して対応策を検討する方針。投稿に対しては「悲しい」「情けない」といったコメントが寄せられ、ネット上で大きな反響を呼んでいる。 真岡市熊倉町の北真岡駅から同市東郷の観光施設「真岡りす村ふれあいの里」付近までの約800メートルの沿線は、桜並木と菜の花畑の間をSLが走り抜ける国内有数の眺望を誇る。同社が投稿した写真はそこで撮影された。 「綺麗(きれい)に咲いている菜の花を踏みにじって何も感じないのでしょうか?」「正直、線路のそばで撮影されている方はほとんどが真岡鉄道の敷地に侵入しております。今後は地元警察に協力頂いて対応せ
【下野】国分寺中2年5組が20日、クラス33人全員で「年間給食完食」を達成した。全員で助け合いながら残飯をなくし、食の大切さを学んだ。古口紀夫市教育長は「素晴らしい、聞いた事がない。クラスのまとまりがある証でしょう」と話している。 担任の小村敬俊教諭(32)は前任の小山・城南中時代に、食の大切さを訴え、給食を熱心に指導している先輩に感動したという。その時に「体調が悪く食欲がない子の分は、他の生徒が補って残飯を出さない『クラス完食』」を目標としたという。 2年生のクラスだったが、190日の給食のうち、完食は159日止まり。「風邪で欠席者が多く出る冬場が難しい」という。しかし、国分寺中に転任となった2011年に担任の「2年2組」で達成、昨年度も「3年3組」で達成した。 小村教諭は「食べなさい。お前のせいで記録が駄目になる、では続かない。苦手な食べ物でも半分は食べよう。残りは食べてもらおうという
麻生太郎副総理兼財務相は21日、宇都宮市のホテルで開かれた自民党県連の政経フォーラムで「学校で一番いじめられてるやつはといえば、けんかは弱い、勉強できない、しかも貧しい。3つそろったら丸腰。いじめの対象になります」などと発言した。深刻化するいじめ問題を受け、政府が対策に乗り出す中、いじめそのものに対する認識の在り方が問われそうだ。 発言は、同フォーラムのパーティーで麻生副総理が来賓あいさつした内容。集団的自衛権について説明する際のたとえ話の中で、勉強ができないことなど3つの条件がそろうといじめられる、と述べた。 さらに「しかし、勉強ができない、けんかが弱い、だけど金持ち。これが一番やられる。分かりますね」とも続けた。 いじめ問題については、昨年9月のいじめ防止対策推進法の施行を受け、文部科学省が今年3月、いじめのうち児童生徒が生命身体に大きな被害を受ける「重大事態」について、件数や学校側の
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