1月23日深夜から24日未明にかけ、Twitterでも、Facebookでも、僕のつないでいるSNSタイムラインが騒がしくなっていた。 騒がしいと言っても、コロナ感染者数の話題でも、東京五輪でもない。それまで聞いたこともなかったClubhouseというサービスだ。 あまりに頻繁に登場するものだから「何?それ?」と書いてみたら「昔、Gmailが始まった時、真っ先にアカウントをもらったから」という、実に20年以上も前の縁を覚えていた律儀な友人から招待状が届いた。 意識高い系という誤解 招待状が届く頃には、僕の耳にもClubhouseとはなんぞやという情報が入り始めていたけれど、中でも印象的だったのは”声のSNS”という言葉と、”招待された少数のインターネット老人や意識高い系が集うイケすかない奴らの集まり”という評判だった。 ところが、実際に使ってみると、その印象はガラリと変わった。 Club
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