太陽光発電協会(JPEA)によると,2009年度第1四半期(2009年4月~6月)の国内太陽電池メーカーの出荷量は発電力換算で,対前年度同期比9.9%増,対前期比16.5%増の284.632MWだった(図1)。世界的な需要後退で2008年度第4四半期に大幅に落ち込んだが,わずか1四半期でV字回復した。ただし,多くの国内太陽電池メーカーは2008年後半に発注したガラス基板などの部品在庫を2009年度第1四半期中に完全には処理できておらず,部品メーカーへの発注再開には時間がかかっている。 薄膜シリコン型が全体の約12%に タイプ別に見ると,多結晶シリコン型が最も多く,全体の52.5%を占める149.384MWだった。単結晶シリコン型は97.711MW,薄膜シリコン型は33.568MWだった。薄膜シリコン型は,シリコンの使用量が少ないことでコストが抑えられると注目を集めてきた。日本メーカーの出荷