岐阜県警は13日、豪雨による浸水被害を受けた同県関市の災害廃棄物の臨時集積場でダイナマイト10本が見つかったと発表した。集積場ではボランティア16人が作業していたが、一時立ち入り禁止とし、火薬業者が回収したという。 同県警関署によると、同日午後2時ごろ関市下之保のグラウンドで、被災地から出た廃棄物を仕分けていたボランティアの男性(40)が、木箱に入ったダイナマイト10本と、雷管がついた導線4本を発見した。報告を受けた市が午後2時15分に同署に通報した。 ダイナマイトは長さ約20センチ、直径約3センチ。水分を含んでおり、雷管とは別々になっていたため爆発の危険はなかったという。署は安全が確認された午後5時15分ごろまでグラウンドの立ち入りを禁止した。 ダイナマイトを紛失した場合、消防署に届け出る必要があるが、関市を管轄する中濃消防組合に今のところ紛失の届け出はないという。(松浦祥子)
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