筆者は大阪市内に住む51歳の男性で、2021年の4月4日に新型コロナウイルス感染症を発症し、その後12日間の療養生活を送った。 経験から見えてきたのは、たどりつけない検査、遅い支援など、闘病以外のところで患者に負担を強いる日本のコロナ対策の姿だ。 今回は、感染者として認知されるまでの経緯をレポートする。発症から保健所の通知まで、筆者の場合は9日間かかった。なぜそんなに遅れたのか。 コロナ疑い例として生活 始まりは風邪だった。4月4日から風邪をひいたのだ。 筆者は団塊ジュニア世代に沢山いる非正規労働者のひとりで、大学の非常勤講師と高齢者・障がい者の介護、就職活動のための小論文の添削という、4つの仕事を職業にしている。 この時期は大学の学期始まりの準備と論文添削の繁忙期にあたり、1週間ほど介護を休んで家で仕事をしていたのだが、机に向かっているときに倦怠感、のどの痛みと空咳がでてきたのだ。筆者の
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