ニッケル市場に暴動の影 産地ニューカレドニアは苦境 時事通信 外経部2024年05月26日07時07分配信 【図解】ニューカレドニア 【シドニー時事】南太平洋のフランス領ニューカレドニアで続く暴動が、ニッケル市場に暗い影を落としている。世界3位の産地からの供給が停滞し、相場は急騰。もともと激しい国際競争にさらされていたニューカレドニアは、暴動に伴う混乱で一層苦境に追い込まれそうだ。 地元反対の改革「強行しない」 暴動沈静化図る―仏大統領 ニューカレドニアは、インドネシア、フィリピンに次ぐニッケルの産地で、埋蔵量は世界の25%程度に上る。ニッケルはステンレス鋼の材料となるほか、電気自動車(EV)のリチウムイオン電池などに使用されており、脱炭素化の進展で需要増が見込まれている。島内には米EV大手テスラが出資した鉱山もある。 ニューカレドニアでは、仏系移民への地方参政権拡大の動きに先住民らが反発
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